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成就院・門前からの展望 午前7時50分です
門前からの展望 前方は由比ヶ浜
成就院は真言宗 京都 大覚寺派の寺院で、本尊は縁結び不動明王です。 成就院の縁起には、弘法大師さまが全国を巡り修行された折、この地において護摩行・虚空蔵求聞持寺法などを修められたと伝えられています。
その後、承久元年(1219年)に北条泰時が満願を込め高僧を招いて、本尊に不動明王をまつり普明山法立寺成就院と名付けて建立しました。 元弘3年(1333年)新田義貞の鎌倉攻めの戦火で寺は焼失し、近くの西が谷に移っていましたが、元禄期(1688〜1703年)に、再び現在地に戻り、僧祐尊によって再興され、現在に至っています。
参道からの展望 前方は由比ヶ浜
参道のあじさい
成就院では、由比ヶ浜の海岸を望むことができる参道両側に般若心経の文字数と同じ262株の紫陽花が植えられております。 除夜の鐘と同じ数の108段の階段を上がれば、美しい由比ガ浜の海岸を門前から望むことができます。
江ノ島電鉄極楽寺駅の改札口を出ると、前方に緩やかな坂があります。 鎌倉の七切り通しの一つとして、京都方面から鎌倉に入る重要な入り口である「極楽寺坂切り通し」です。 極楽寺坂切り通しを有名にしたのは新田義貞の鎌倉攻めです。 現在の極楽寺坂切り通しは、鎌倉時代ではなく大正時代にできた2度目の切り通しです。
極楽寺駅の改札口を出て、左方向に極楽寺切り通しを道なりに進んでいくと、右手に石段が見えてきます。 この石段を登り切った右手が成就院の山門です。
山門を過ぎると262株のあじさいが植えられている階段の上に出ます。 階段の上からはあじさいの咲いている参道及びその向こうに由比ガ浜の海岸線を眺めることができます。 まさに絶景です。
鎌倉のあじさいといえば「名月院」が有名ですが、最近人気の高いのが成就院のようです。 色とりどりのあじさいと海を展望できることが人気のようです。 鎌倉のあじさいの名所、明月院と成就院は、趣が全く異なり、二つを比較するのは難しいかと思います。
今年のあじさいはなかなか開花が進ます、例年6月中旬には見頃を迎えますが、今年は6月12日現在で3分咲き〜4分咲きという状況でした。 あじさいの見頃は6月末頃かと思っていたところ、6月20に「鎌倉のあじさいが見頃を迎えています」との情報がありました。
梅雨の晴れ間の6月22日に出かけることにしました。 鎌倉のあじさいは人気が高く、見頃の時期は大変な混雑となり、長谷寺や明月院は入場制限のため1時間待ち、2時間待ちの状況になります。 したがって、鎌倉のあじさい見学は朝早く行って、午前中に見終わるようにすることが肝要です。
参道下方から門前を望む
あじさいの時期は成就院、長谷寺は朝8時から、名月院は朝8時30分から開門になります。 しかし、昨年に引き続き今年も「成就院は7時には開いています」との極秘情報が得られました。
昨年は極楽寺駅7時19分着で行ったところ、すでに10人程度の方が見に来られていましたので、今年は7時成就院着を目標に行くことにしました。 7時少し前に到着しましたが、ほぼ同時に数人の方が来られました。 しかしながら、7時を過ぎても開門する気配がありません。
偽情報だったのかなと思っていたところ、あじさいのお世話をされている方が、「メディアの撮影が入っています。肖像権の問題がありますのでしばらくお待ち下さい」とのことでした。 22日は朝から快晴ですからメディアにとっては絶好の撮影日かも知れません。 それでも7時30分過ぎには開門してくれました。
参道の下側の入り口でも多くの方が待っておられたようで、開門と同時に多くの方が登ってこられました。 参道の上から人影のない写真を撮るのが狙いでしたが、これでは駄目かと諦めていましたが、下からの人が上に到達した段階で、撮影チャンスに恵まれました。 朝早く来られる皆さんの思いが一緒だったようです(笑)
参道下側の入口
アクセス 江ノ島電鉄極楽寺駅から徒歩5分 江ノ島電鉄長谷駅から徒歩10分 関連するホームページ 成就院
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