西川家別邸の西側の2部屋は、接客用として用いられ、取引先の業者や地域の有力者などが集まりました。
取引先の業者の中には外国人もいましたが、彼らをもてなすに際して、テーブルや椅子は出さなかったとのことです。
その他の各部屋は、隠居所として日常使う部屋となっており、西川家別邸は、接客用の部屋と日常使う部屋をワケタ、当時の住宅建築の主流をなした造りとなっています。
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西川家別邸廻り廊下
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西川家別邸廻り廊下
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西側の接客用空間と東側の居住空間とは、客間をぐるりと廻るように配された廻り廊下によって結ばれています。
勝手口にあたる土間から茶の間を通り、廻り廊下を通って西も客間へ至るという合理的な動線が取り入れられています。
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