散策スポット・桜2008

散策スポット目次

HOME

前ページ

次ページ

千鳥ヶ淵の桜 その1 (H20.3.29)

千鳥ヶ淵緑道


千鳥ヶ淵緑道ボート乗り場付近 壕の右側が北の丸公園



ボート一番乗りです!


千鳥ヶ淵は、江戸城の堀の中で水面の幅が最も広く、堀の両側に植えられたソメイヨシノやヤマザクラは、東京では1、2のものとして人気があります。

堀の形状が「千鳥」が羽を広げた形に似ていることから、千鳥ヶ淵という名前がついたと言われています。



かつては半蔵濠とつながっていましたが、明治33年に北の丸と番町をつなぐ道路建設のため埋め立てられて、堀が二分されたそうです。

このため千鳥ヶ淵周辺は、厳密に考えると、千鳥ヶ淵の外側(皇居の反対側)の千鳥ヶ淵緑道、千鳥ヶ淵の内側(皇居側)の北の丸公園、半蔵濠に面している千鳥ヶ淵公園の3つに区分できるようです。


ボート乗り場付近の光景



千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望


千鳥ヶ淵では千鳥ヶ淵緑道から見る桜の景観が一番素晴らしいですので、一般に千鳥ヶ淵といえば千鳥ヶ淵緑道のことです。

千鳥ヶ淵緑道には76本、対岸の北の丸公園には329本の桜が植えられていますが、このうち千鳥ヶ淵緑道から見ることができるのは260本のソメイヨシノです。



今年の東京の当初の開花予想は、昨年よりも1週間遅い状況でしたが、3月中旬になって4月並みの暖かい日が続いたため、開花予想が出るたびに開花日が繰り上がり、最終的には昨年よりも2日遅い3月22日に開花しました。


昨年に続き、今年も全国で一番早い開花宣言です。


千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望


千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望


しかも、開花後に4月中旬から5月上旬並みの暖かい日が続いたため、開花宣言から5日目の3月27日に満開宣言が出されました。

3月28日夕刻のテレビで「東京の桜は各地で見頃を迎えており、この週末は花見を楽しめます。土曜日は晴天で絶好の花見日和です。日曜日は曇り空となりそうですので、お花見は土曜日がお勧めです」と放映されています。



千鳥ヶ淵緑道からの展望 ボートはまだ係留中です!



テレビや新聞の影響力は絶大なものがあり、桜の名所は大変な混雑となりそうです。

例年、千鳥ヶ淵の桜を見る場合は、混雑の影響を少なくするために、最初に千鳥ヶ淵を訪ねて、その後他所に廻ることにしています。


千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望


昨年は9時過ぎに到着しましたが、平日でしたので比較的スムーズに見ることができました。

今年は土曜日で、しかもテレビで土曜日がお勧めと報道されていますから、9時では遅いと思い、6時30分過ぎに家を出たところ、7時45分に東京メトロ半蔵門線の九段下駅に到着しました。



千鳥ヶ淵緑道からの展望


千鳥ヶ淵緑道からの展望



いくら何でも早すぎたなあ! と思いつつ地上に出たところ、九段下駅から武道館に通じる田安門までの歩道脇はカメラの放列でした。


さすがに写真に熱心な方は、撮影ポイントを良く心得ています。

田安門の東側の牛ヶ淵は朝早くから陽が当たっており、8時前でも絶好の撮影ポイントなのです。


千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道は9時前でもこの混雑



千鳥ヶ淵緑道は9時前でもこの混雑


千鳥ヶ淵の桜の景観を一番楽しむことができる千鳥ヶ淵緑道は、九段下の入口からボート乗り場付近までは、散策路の中央に桜が植わっているため、散策路が二つに分かれています。

しかも壕側の散策路の幅が2m程度と狭いため、桜の時期は左側通行の一方通行となります。


このため、千鳥ヶ淵に垂れ下がる桜を楽しむ場合は、九段下の入口から入るのが適当です。


九段下の入口からはいると、すぐに絶景のポイントがあり、多くの方がここで記念撮影をします。

さらに、千鳥ヶ淵緑道には数々の記念撮影のポイントがあるため、人の流れがゆっくりとなります。

千鳥ヶ淵緑道は9時前でもこの混雑



千鳥ヶ淵緑道は9時前でもこの混雑



千鳥ヶ淵緑道は9時前でもこの混雑


こうした状況から、入り口付近は大変な混雑となりますし、散策路も混雑が続きます。


このため、散策路が混みすぎて危険にならないように、九段下の入口では入場規制が行われます。

人出の多くなる、土・日の午後には入場するための長い行列ができるのです。


混雑を避けるため早めに出かけましたが、8時前はさすがに早すぎました。

千鳥ヶ淵緑道の対岸である北の丸公園側の桜は朝早くは陽が当たらないのです。

このため、北の丸公園内を少し散策して、8時30分過ぎに千鳥ヶ淵緑道に入りました。

8時30分過ぎですが、さすがに人気の千鳥ヶ淵、入場制限はないものの、散策路は大勢の人で賑わっていました。


千鳥ヶ淵緑道は9時前でもこの混雑



千鳥ヶ淵緑道は朝早くからこの混雑です



千鳥ヶ淵緑道は朝早くからこの混雑です


しかし、8時30分頃に千鳥ヶ淵緑道から撮る写真は、何か物足りない感じがします。


そうです! 朝早いので千鳥ヶ淵の撮影に欠かすことのできないボートが浮かんでいないのです。

今年は朝が早かったため、千鳥ヶ淵緑道から撮った写真にはボートが写っておりません(泣)


九段下の入口から入ると、ボート乗り場は千鳥ヶ淵緑道の終わりに近い部分です。

ボート乗り場から墓苑入口までは散策路も広くなりますし、一方通行でもなくなります。

しかし、風来坊は9時20分頃にボート乗り場に到着しました。

ボート乗り場付近は、千鳥ヶ淵全体を展望できる絶景のポイントです。


千鳥ヶ淵緑道は朝早くからこの混雑です



ボート乗り場 左側はボートを待つ行列 右側は写真を撮る人達



ボートに乗るための長蛇の列


多くの人が写真を撮っていましたが、その隣にはボートに乗るための長蛇の列ができていました。

正確には測っていませんが、ボートを待つ列は200メートル以上続いています。

果たして何時間待てばボートに乗れるのかと心配してしまいます!




千鳥ヶ淵のボートは9時30分から貸し出されますが、先頭付近の人は8時頃から並んでいるとのことでした。


先頭の人が1時間30分待ちとは、さすがに千鳥ヶ淵のボートは大変な人気のようです。



田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望



田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望


墓苑入口から出て、国立劇場、千鳥ヶ淵公園、北の丸公園の桜を見た後、陽の当たっていなかった九段下入り口付近の写真を撮ろうとして、千鳥ヶ淵緑道への入口に向かったところ、「子供さんが見ています。割り込みは止めましょう」とのハンドマイクからの声が聞こえます。

最近は随分とマナーが悪くなったものだと思って入口に以降とすると目の前に行列が!



午前11時前というのに、九段下の入口には長蛇の列! 九段下駅から出て田安門に向かう三叉路まで列が続いていました。

午後になるとこの列はどこまで延びるでしょう?

風来坊、再度千鳥ヶ淵緑道に入るのは諦めて靖国神社に向かいました。


田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望



千鳥ヶ淵緑道への行列の最後尾は緑色の警察官のところです。まだ午前11時です



靖国通りから田安門方向の展望


アクセス


東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下」駅から徒歩5分

東京メトロ東西線「竹橋」駅から徒歩10分




 千鳥ヶ淵の桜その2へ


 千鳥ヶ淵の桜その3へ



        風来坊


靖国通りから千鳥ヶ淵の展望


目次  TOP 前ページ 次ページ HOME