
サファイア・プリンセスと氷川丸
(港の見える丘公園から)
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港の見える丘公園の展望台から山下公園の方向を眺めると、大桟橋に大きな客船が入港していた。
手前の氷川丸が小さく見える。
山下公園方面から上がってきたお客さんが、「11万トンはここから見ても大きいなあ!」と声を交わしている。
11万トンといえば、世界最大級の豪華客船ではないか! これは近くで見なくては。
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早速、港が見える丘公園から坂を下り、人形の家のそばを通って山下公園に出る。
山下公園の海沿いは黒山の人だかり。何かと思えばドラゴンボートレースが行われている。
6月2日は横浜開港記念日で、開港145周年を記念して5月29日〜6月2日の間、各地で「横浜開港祭」のイベントが行われている。
サファイア・プリンセスが入港している大桟橋と、氷川丸との間がドラゴンボートレースの会場となっており、黒山の人だかりは、このレースの見学者でした。
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燃料補給中のサファイア・プリンセス
(山下公園から)
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氷川丸
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豪華商船の写真を撮りながらドラゴンボートレースを眺めていると、レースの紹介をしているアナウンサーが「サファイア・プリンセスは午後3時に出港予定です。当面はアラスカクルーズで活動するようで、横浜への寄港は当面予定されていません。横浜では今日が見納めになるかもしれません」と放送しているではないか。
サファイア・プリンセスは、建造中の2002年10月、三菱重工業長崎造船所で建造中に大火災を起こしたダイアモンド・プリンセスが、改名した船です。昨年9月に進水し、今年5月引き渡しということだったから、多分処女航海だろう。
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ドラゴンボートレースどころではない。15分後に出港ではないか。大桟橋へ急ぐことにした。
山下公園から大桟橋に近づくにつれて、行列が延々と続いているではないか。あのとてつもなく広いと感じられる大桟橋が、黒山の人で埋め尽くされつつある。
サファイア・プリンセスが横付けしている桟橋付近は人、人、人の波である。写真を1枚撮ってあとは後方の高台で見ることにした。
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大桟橋係留中のサファイア・プリンセス
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間違いなく SAPPHIRE PRINCESS です
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高台に下がっても、被写体が大きすぎて、デジカメで豪華客船の全景写真を撮ることことは不可能だ。
残念だが、写真撮影はプロに任せて、芝生に寝転がりながら、サファイア・プリンセスの出港を待つことにした。
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サファイア・プリンセスの性能・要目の概要は次のとおりです。
全長290m、幅37.5m、総トン数116,000トン、巡航速度は22.1ノット(約40Km)です。
乗客定員は2674名(1室2名)ということで、客室1300を超える世界最大級の豪華客船です。
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赤と白のツートンカラーは救命ボートです
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サファイア・プリンセス
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1泊の料金はいくら? という質問がありそうですね。
クルーズ・プランが準備されており、各クルーズごとに料金が設定されております。興味がおありの方は、次をクリックして下さい。
プリンセス・クルーズ |
サファイア・プリンセスは5月27日に建造された長崎を出港し、6月13日からの初航海の出発地となるシアトルに向かう途中、給油等のため今朝6時40分に横浜港に入港したそうです。
予定よりもやや遅れて、午後3時15分過ぎに横浜大桟橋を離れ、すべるように静かに出港していきました。
観光客が乗船していなかったため、見送りテープのない出港でした。 |

静かに出港するサファイア・プリンセス
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