六義園の枝垂れ桜
六義園は5代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった川越藩主・柳沢吉保が元禄15年(1702年)に築園した和歌の趣を基調とする「回遊式築山泉水」の大名庭園です。 庭園は吉保の文学的教義により作庭され、庭園の名前は古今和歌集の序文に見える六義にちなんで命名されています。
江戸時代の大名庭園の中でも代表的なもので、明治時代に入って、三菱の創業者である岩崎彌太郎の別邸となりました。 その後、昭和13年(1938年)に岩崎家より東京市(都)に寄付され、昭和28年(1953年)に国の特別名勝に指定されています。
この時期は、六義園のシンボル、薄紅色の滝のようなしだれ桜を楽しむことができます。 このしだれ桜は、ソメイヨシノより一足先に開花し、東京に春の訪れを告げます。 毎年、ライトアップも行われており、多くの人に親しまれています。
六義園のホームページで調べたところ、『しだれ桜が25日から満開になっています。雨や風が吹くと、花が散り始めてしまう可能性が高くなってきました。見頃の時期もあとわずかです。お花見のお客様は、早めにご来園下さい。』とのお知らせが掲載されており、慌てて出かけました。
北日本や北海道は雪という北風の強い花冷えの一日でしたが、幸い枝垂れ桜は満開で出迎えてくれました。 「染井門」の案内板には「散り始め」という表示がありましたが、強い北風にもかかわらず、殆ど散っていまい状況でした。
入園料 300円 アクセス JR・地下鉄南北線「駒込駅」から徒歩7分(染井門は徒歩1分) この時期は染井門から入園できます。 都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩10分 駐車場はありません。 風来坊
ソメイヨシノも見頃に