散策スポット・桜2005

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千鳥ヶ淵05ーその2 (H17.4.9)

北の丸公園からの千鳥ヶ淵


北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む



北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む

東京メトロ九段下駅からなだらかな坂道を進み、田安門を入ったところが北の丸公園です。

北の丸公園は公園の中央に広い芝生があり、周りは樹林に囲まれており、都心とは思えない豊な緑があります。

また、園内には武道館や科学技術館などの文化施設があります。

田安門から入り武道館前を右折して池を左手に見ながら進むと右手に紅葉の林があります。この紅葉の林の裏側に出ると、千鳥ヶ淵の桜を一段高いところから眺めることができます。

千鳥ヶ淵緑道から眺めた桜の裏側から、千鳥ヶ淵の桜を眺めることになります。

高台のようになっていて、休憩のための椅子も準備されています。

桜の下での宴会はできませんが、椅子で食事は可能かと思われます。

紅葉の林の裏手にあたり、わかりにくいためかあまり混雑もしてなくて、意外と千鳥ヶ淵の穴場かもしれません。


北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む


北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む


北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む



前方のビルは展望室が一般に公開される飛鳥建設

田安門から入った一帯が北の丸公園ですが、代官山出口から東京国立近代美術館工芸館の横を通り、歩道橋を渡って首都高速都心環状線の反対側に出たところも北の丸公園です。

こちらは散策路も広く、ゆっくり桜を眺めながら散策することができます。

首都高速都心環状線越えになりますが、こちらからの千鳥ヶ淵の遠景も見事です。



北の丸公園から千鳥ヶ淵全容を望む


この北の丸公園の一番西側は、千鳥ヶ淵緑道から千鳥ヶ淵戦没者墓苑側の出口にある内堀通りの信号を左折し、次の信号を左折したところになります。

九段下側の入口から千鳥ヶ淵緑道に入った人は、戦没者墓苑側から出た後、北の丸公園を散策し、東京メトロ九段下駅あるいは竹橋駅方面に向かう人が多いようです。

また、逆コースの竹橋方面から北の丸公園を経由して千鳥ヶ淵緑道に向かう人も多いようです。


北の丸公園からの展望 前方のビルは永田町付近


北の丸公園からの展望

北の丸公園地区の、旧江戸城北の丸は、北半分が江戸時代中期から御三卿の田安家(千鳥ヶ淵側)、清水家(清水堀側)の屋敷であり、南半分は植溜用地として使われてきました。

明治維新後、近衛師団の兵営となり、近衛師団司令部が置かれました。

第2次世界大戦後は、昭和21年に東京特別都市計画で、皇居周辺大緑地の一部に決定され、昭和36年以降、東京都が整備をはじめ、昭和38年に建設省が公園として整備し、昭和44年に完成しました。

その後、厚生省が管理し、現在は、環境省が管理している国民公園です。

北の丸地区は、旧近衛連隊の跡地を森林公園として整備したもので、昭和44年4月に公開されております。


北の丸公園からの展望 向かい側も北の丸公園



北の丸公園から千鳥ヶ淵全容を望む


アクセス

東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下」駅より徒歩10分

東京メトロ東西線「竹橋」駅より徒歩10分


千鳥ヶ淵公園


千鳥ヶ淵公園の全容 左は半蔵濠



千鳥ヶ淵公園から国会議事堂を望む

千鳥ヶ淵緑道の千鳥ヶ淵戦没者墓苑入口から外に出て、内堀通りの信号を左折し、真っ直ぐ進んだところが千鳥ヶ淵公園です。

千鳥が淵公園は、英国大使館前の内堀通り沿いにあり桜やその他多くの木々で埋め尽くされた細長い公園です。

皇居前広場や北の丸公園が環境省の管理であるのに対して、ここは千代田区の管理する公園です。

北の丸公園に通じる道路によって、千鳥ヶ淵と半蔵濠に分けられたためか、半蔵濠に面していますが、名前は千鳥ヶ淵公園となっています。

この公園入口の案内板には、大正8年(1919年)に「都会の児童を交通禍から護る」という趣旨で作られたと書かれています。

大正時代に交通事故から子供を護る必要があったのか、さすがに東京は大都会だとあらためて驚いた次第です。


千鳥ヶ淵公園の散歩道 左側には席取りのシートが


千鳥ヶ淵公園の桜と半蔵濠


千鳥ヶ淵公園の桜と半蔵濠


千鳥ヶ淵公園の散歩道 右は展望台

半蔵門の警察詰め所脇の入口から入るとすぐに、3人の男性ブロンズ像が目に入ってきます。

正面には「自由の群像」と書かれており、反対側には「わが国の新聞事業先覚者20名を顕彰してここに自由の群像を建立する」旨のことが彫られています。

昭和30年11月3日、文化の日の除幕で、これらの像は「自由」「自尊」「進取」を表すのだそうです。



千鳥ヶ淵公園展望台付近の桜 左下は半蔵濠


公園の中央には見晴し台があり、半蔵濠に枝を伸ばす桜を眺めることができます。

千鳥ヶ淵緑道や北の丸公園から千鳥ヶ淵公園に足をのばす人は比較的少なく、比較的ゆっくりと散策できます。

また、細長い公園ですが、散策路は比較的広く、内堀通り側の半分は宴会を楽しむことができるようです。

土曜日ということもあってか、朝早くからビニールシートで席取が行われていました。


千鳥ヶ淵公園の散歩道


千鳥ヶ淵公園の「親善桜」

また、この公園にはソメイヨシノの他に「親善サクラ」と呼ばれている枝垂桜があります。

戦後、初代駐日英国大使のエスラー・デニング卿が、昭和32年離日に際し、日英親善のしるしとしてしだれ桜20本を寄贈し、千鳥が淵公園の英国大使館前に植樹しました。

その後、高速道路工事のため、その殆どが枯死。麹町ロータリークラブがそれを惜しみ、昭和52年にしだれ桜10本を寄贈するなど、その保存に努めています。


アクセス


東京メトロ半蔵門線半蔵門駅より徒歩5分


  千鳥ヶ淵05 その1


         風来坊


千鳥ヶ淵公園の「親善桜」

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