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横浜山手西洋館・花と器のハーモニーその1 (H23.6.9)

山手111番館


山手111番館の作品



山手111番館の作品

横浜山手西洋館では2001年から「花と器のハーモニー」が開催されており、今年で11年目を迎えます。

「花と器のハーモニー」は、フラワーアレンジとテーブルコーディネートにより西洋館を美しく装い、訪れる人に普段とは一味違った西洋館を愉しんでいただくことを目的でスタートしたとのことです。


開催に当たっては毎年テーマが設けられていますが、11回目の今年のテーマは「横濱Style 〜心に響く豊かな時間〜」です。

心がときめく豊かなライフスタイルを山手西洋館から発信したいとのことです。

厳正なコンペティションにより選ばれた様々なジャンルのアーティストの方々が、「横濱Style」を提案しています。


山手111番館の作品



山手111番館の作品


山手111番館の作品



山手111番館の作品



山手111番館の作品

今年は6月4日(土)から6月12日(日)の間、開催されました。

開催期間中は、展示アーティストたちによる様々なセミナーおよびイベントが行われました。

また、当イベントの連動企画として「横浜セントラルタウンフェスティバル・Y152記念コンサート」「花と器のハーモニーinそごう横浜店」「根岸なつかし公園旧柳下邸」「野島公園旧伊藤博文金沢別邸」などが行われます。



山手111番館の作品


山手111番館の作品


山手111番館

山手111番館のテーマは「Sensibility ・光+花+器+箔・」です。

作品のコンセプトは

「光と花と器と箔のセッション。横浜港を望む山手111番館の大開口。窓から注がれる爽やかな自然光は穏やかに人の心を包むもの。


山手111番館の作品



山手111番館の作品


山手111番館の作品



山手111番館の作品



山手111番館の作品


光により、器の質感や深みを感じ、花は生命の源である光により、豊かな色を表現する。そして、箔から乱反射される繊細な光達の煌めきは、人の心を刺激する。ストーリーのある様々な素材が重なる事で、人の心は動きます。」



湯田剛史氏、大西香次良氏の作品です。



山手111番館の作品


山手111番館は、大正15年(1926年)アメリカ人 J.. ラフィン氏の住宅として現在地に建てられました。

ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭とし、ローズガーデンを見下ろす建物は、ベーリック・ホールを設計したJ.H.モーガン氏です。


山手111番館の作品



山手111番館の作品

大正9年(1920年)に来日したモーガンは、横浜を中心に数多くの作品を残していますが、山手111番館は彼の代表作の一つと言えるものです。

赤い瓦屋根に白壁の建物は地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟作りです。

創建当時は、地階部分にガレージや使用人部屋、1階に吹き抜けのホール、厨房、食堂と居室、2階は海を見晴らす寝室と回廊、スリーピングポーチを配していました。


横浜市は、平成8年(1996年)に敷地を取得し、建物の寄贈を受けて保存、改修工事をおこない平成11年(1999年)から一般公開しています。

館内は昭和初期の洋館を体験できるよう家具などを配し、設計者モーガンに関する展示等も行っています。

ローズガーデンから入る地階部分は、喫茶スペースとして利用されています。


山手111番館品


横浜イギリス館


横浜イギリス館の作品



横浜イギリス館の作品


横浜市イギリス館


横浜市イギリス館のテーマは「温故知新〜古写真とフラワーインスタレーションによる新しい横濱スタイル〜」です。



横浜イギリス館の作品


横浜イギリス館の作品



横浜イギリス館の作品



作品のコンセプトは

「イギリスは写真発祥の地であり、ここ横浜は日本における写真術発祥の地であります。

そしてイギリス館に面するローズガーデン。バラの花はイギリスの国花であり横浜市の市花でもあります。イギリスと横浜をつなぐ「写真」と「バラ」がコンセプト。


横浜イギリス館の作品



横浜イギリス館の作品


横浜イギリス館の作品



横浜イギリス館の作品


1930年代の横濱の写真館の写場(スタジオ)を再現し、当時の写真から古き良き『横濱スタイル』を再発見するとともに、立体的なフラワーインスタレーションによって新しい『横濱スタイル』をビジュアルで表現しました。」


井波吉太郎氏の作品です。



横浜イギリス館の作品


横浜イギリス館の作品



横浜イギリス館の作品


横浜市イギリス館は、昭和12年に英国総領事公邸として現在地に建てられました。

鉄筋コンクリート2階建てで、広い敷地と建物規模は、東アジアにある領事公邸の中でも、上位に格付けされていました。


横浜イギリス館の作品



横浜イギリス館の作品

玄関脇にはめ込まれた王冠入りの銘版(ジョージY世の時代)や、正面脇の銅板(British  Consular  Residence)が、旧英国総領事公邸であった由緒を示しています。

昭和44年(1969年)に横浜市が取得し、1階ホールはコンサートに、2階集会室は会議等に利用されています。


平成2年に横浜市指定文化財に指定されました。

平成14年にリニューアルを行い資料展示室等が設けられ、一般見学できるようになりました。

建物の周りにはローズガーデンも整備され、バラの季節には特に美しい景観が楽しめます。


横浜イギリス館


山手234番館


山手234番館の作品



山手234番館の作品

山手234番館

山手234番館のテーマは「ある洋館での暮らし」です。

作品のコンセプトは

「山手234番館は外国人用アパートメントとして建設された左右対称の建物。

止まらない時間の変化と共に多様な海外での習慣や言葉、それらすべてが織り交ぜられて浮かび上がり、不思議にも思える横浜での洋館の暮らしを想像。



その一方で生きた花や植物の存在や、人が食事をとる素行は普遍的で変わらずに繰り返される風景であるはず。時間、空間、人をキーワードに表現します。」


鹿野真智子さん、遠藤寛子さんの作品です。


山手234番館の作品



山手234番館の作品


山手234番館の作品


山手234番館は、昭和2年頃に外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として、民間業者によって建設されました。

関東大震災により横浜を離れた外国人に戻ってもらうための復興事業の一つとして建てられ、設計者は、隣接する山手89−6番館(現在のえの木てい)も設計した朝香吉蔵です。



山手234番館の作品


建設当初の施設は、4つの同一形式の住宅が中央の玄関ポーチを挟んで、左右対称に向かい合い、上下に重なる構成になっていました。

また、各住戸の3LDKの間取りは、合理的かつコンパクトにまとめられ、往時の「モダン」な生活様式が伺えます。


山手234番館の作品



山手234番館の作品


平成元年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得しました。

平成9年から保全改修工事を行い、平成11年から一般公開しています。

また、洋風住宅の標準的な要素である上げ下げ窓やよろい戸、煙突などが、簡素な仕様で採用されており、震災後の洋風住宅意匠の典型といえます。



山手234番館の作品



山手234番館の作品



山手234番館の作品

1階は山手の総合案内所になっており、山手の移り変わりの資料などが展示されております。

2階は展示や会議に使用されています。横浜市認定歴史的建造物に指定されております。



アクセス


山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分

外交官の家、ブラフ18番館
:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分


入館料

花と器のハーモニーは全館無料です。


山手234番館の作品



山手234番館


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