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等覚院のつつじ
川崎市宮前区神木本町にある神木山(しぼくさん)等覚院は、寺号を長徳寺という天台宗の寺院です。 縁起(えんぎ)などの沿革についてはほとんどわかっていないようです。
参道を登り仁王門(1882年)を進むと整備された境内が広がり、正面に安政年間(1854年〜60年)に再建された本堂が建っています。 本尊は、江戸時代の地誌『新編武蔵風土記稿』では、一尺五寸(約45cm)の不動明王立像と伝えられています。
境内一面にツツジがあるため、川崎市が「つつじ寺」と名付けて、市民の憩いの広場として親しまれています。 今年は4月に入って寒い日が多かったためか、等覚院のホームページの開花情報では、3分咲き〜5分咲き程度からなかなか開花が進みません。
4月29日に根津神社のつつじを見に行ったところ、見頃を少し過ぎていましたので、等覚院のつつじもそろそろ見頃ではないかと、4月30日に訪ねました。 昨年は4月29日に訪ねて8分咲きでしたので、開花の遅い今年は少し早いのかなと思いましたが、正面のつつじはちょうど見頃を迎えていました。 正面右側の遅咲きのつつじはまだほとんどが蕾の状況でした。
等覚院は小規模な境内ですが、山の斜面を利用した見事なつつじを楽しむことができます。 山の斜面を利用していますので、仁王門付近からの正面からの景観が見事です。 等覚院のつつじはその大部分が真っ赤なつつじですから、満開時は火の海を見るような感じです。
今年はちょうど見頃でしたので、斜面全体が赤く染まっていました。 また、正面右手の斜面には随分高いところまでつつじが植えられていますが、このつつじは咲き始めの段階でした。 右の斜面はゴールデンウィーク中も楽しめそうです。
等覚院は、全国的には「つつじ」よりも「ぜんそくのお寺」として広く知れ渡っているようです。 北は北海道から、南は九州、沖縄まで多数の方がお加護を受けているそうです。 ぜんそくはむろんのこと、癌や膠原病、メニエル等難症の方がご加護を受けているそうです。
アクセスその1 駐車場は10台程度しかありませんので、バスが適当です。 東急田園都市線「梶が谷駅」から「向ヶ丘遊園」行きバス「神木不動前」下車 徒歩2分 小田急線「向ヶ丘遊園駅」から「梶が谷」行きバス「神木不動前」下車 徒歩2分 梶が谷〜向ヶ丘遊園のバスの運行本数は20分に1本程度です。
アクセスその2 JR・東急線「溝口駅」南口から市営バス溝15〜19系統で「神木本町」下車、徒歩10分。 バスの停留所から少し歩く必要がありますが、運行本数は多く、5分間隔程度で運行されています。
拝観料 無料です。 関連するホームページ 等覚院 風来坊