散策スポット・北海道東北

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岩殿山 その2 (H23.11.25)

兜岩&稚児落とし


分岐点付近からの富士山



岩殿山〜稚児落とし〜吊橋〜大月駅への散策経路



兜岩方面

今回は、岩殿山山頂から駅に戻るのではなく、兜岩、稚児落としを経由して大月駅に戻ることにしました。

今回の経路は図面の通りで、山頂から分岐点まで戻り、兜岩、天神山を経由して稚児落としに行き、吊橋を経由して大月駅に戻るコースです。


山頂から分岐点まで戻り、兜岩に向かいました。

分岐点からは、これまで歩いてきた石段の整備された道とは異なり、本格的なアップダウンの山道となります。


筑坂峠から兜岩方面への登山道



岩場経由と林内経由の分岐点

分岐点から15分ほど坂道を下がったところが、筑坂峠で登山道が十字路になっています。

ここから兜岩を目指して反対側の山を登ることになります。

山頂から30分ほど経過したところで登山道が「兜岩(岩場経由)」「兜岩(林内経由)」に分かれています。



最初の岩壁


岩場経由の方に進むと、眼前に6〜7mくらいの岩壁が立ちはだかりました。

岩壁を鎖を頼りに登ることになります。

それほど高い鎖場ではありませんが、反対側が絶壁ですから慎重に登らざるを得ません。


急傾斜のため頼りは鎖のみ



兜岩からの展望



兜岩からの展望



岩殿山

岩壁を登り切ると素晴らしい景観が広がっていました。

この場所からは富士山も眺めることができます。

また、先ほど登った岩殿山はすぐ目の前にほぼ同じ高さで聳えていました。



登山道からの富士山



登山道からの富士山


登った岩壁から富士山を眺めながら、尾根を2分ほど進むと登山道が再度「兜岩(岩場経由)」「兜岩(林内経由)」に分岐しています。

先ほど登ったのが兜岩と思っていましたが、違っていたようです。

同じ感じの案内板が出てきたので、道を間違ったのかとびっくりしました。



大きな岩壁 足場は何処?



岩壁の左手には富士山が!



岩壁手前からの富士山

岩場方向に進むと今度は大きな岩壁が現れました。

この巨大な岩壁はすぐ登るのではなくて、岩壁に沿って断崖を10mほど進んだ後、岩壁を登ることになります。

岩壁の手前は素晴らしいビューポイントで、岩壁や断崖の左手には富士山を聳えています。

また、正面や眼下には素晴らしい紅葉が広がっています。



岩壁を伝う足場は左下、幅は20cm程度です


岩壁に沿って進む断崖は10m程度ですが、足場が狭くしかも左側は絶壁ですから、右側に張られている鎖を手にしながら慎重に進まざるを得ません。

断崖を渡り終わったところから、このコース2度目の岩壁を登ることになります。

ここも鎖を掴みながら慎重に登ることになります。

高所恐怖症の人は林内経由が無難です。


兜岩はこの岩壁の上です



兜岩山頂からの富士山



岩殿山

岩壁を登り切ったところが兜岩の頂上です。

兜岩山頂には比較的広い岩場があります。

兜岩山頂からの展望も見事です。



兜岩と岩殿山



兜岩


兜岩の岩壁の反対側に登山道があります。

「兜岩(林内経由)」の登山道です。

この道を数分下ると、稚児落としと岩殿山との分岐点があり、稚児落とし方面に向かってゆるやかな坂道を5分ほど登ったところが天神山です。

天神山から振り返るとすぐ目の前に兜岩が聳え立っています。


岩殿山と大月市市街



稚児落とし



稚児落とし



稚児落とし岩場からの光景

天神山から稚児落としまでは尾根伝いの道となります。

視界があまり良くありませんが、20分ほど進むと突然眼前が開け、大きな岩壁が現れます。

稚児落としです。


大きな岩壁は前方のみでなく、手前側にもあります。

岩壁の上を歩くことはできますが、岩殿山山頂とは異なり、ここの岩壁には手すりや柵はありません。

足を滑らしたらまず助からないと思われる絶壁です。


稚児落とし岩場からの光景 僅かに富士山も



稚児落とし山頂からの光景



稚児落とし山頂からの光景



稚児落とし山頂から 右前方は岩殿山

この岩壁は、小山田氏滅亡の際、岩殿城から落ち延びてきた時に、抱いている稚児が泣き止まないため、追っ手に気付かれるのをおそれて、谷底に突き落としたことから「稚児落とし」と呼ばれるようになったとのことです。


手前の岩壁の右側を通って、分岐点を大月駅方面に進むと、反対側の岩壁の頂上に行くことができます。

頂上もスリル満点の場所ですが、ここからの展望も素晴らしいものがあります。

また、岩壁の頂上は尾根の頂で展望が開けており、尾根の北側の紅葉も楽しむことができました。


稚児落とし山頂から



稚児落とし山頂から

稚児落としの岩壁の山頂から「吊橋」までは30分です。

稚児落としから吊橋に下山する登山道も、急坂の部分が随分あり、ところどころでロープの助けを借りながら降りました。

この下山道には兜岩のような回り道はありませんでした。


吊橋から大月駅までは自動車道に沿って歩くことになります。

歩道が設けられていませんので、注意しながら歩く必要があります。

この自動車道から稚児落としの岩壁を望むことができました。

稚児落とし山頂から北側の展望



前方が稚児落としの岩壁



中央自動車道


吊橋から大月駅までの所要時間は50分ですが、30分ほど進んだところで中央自動車道の橋脚の下を通過しました。

自動車道が3本通っていて不思議に思いましたが、調べたところ1本は河口湖方面に向かう中央道でした。

4時間の散策を終えて、12時前に大月駅に無事到着、電車で次の目的地の猿橋に向かいました。



関連するホームページ


 大月市観光協会


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      風来坊


一番右が岩殿山、一番左が稚児落とし


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