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羽村市のチューリップ
羽村市では昭和58年から街路や公園等を中心に草花を植栽するなど、積極的に緑化をすすめています。 羽村市のチューリップは、この緑化運動の一環として、昭和63年に「花いっぱい運動」の配布用球根を増やすために、「羽村市花と緑の事業団」がチューリップの植裁管理を水田保有の農家数軒に有償でお願いしたのが始まりです。
最初は、3、4軒の農家にお願いして、約10アール位の面積の作付けから始められました。 作付けにあたっては、新潟県まで視察に出かけたり、農業改良普及所に指導をお願いしたりして栽培技術を習得し、現在に至っています。
水田を利用して植裁しているのは、6月〜10月は稲作で水田を使用しますが、11月〜5月は休耕田となるため、チューリップの植裁を稲作の裏作として行い、水田を有効利用として始まったものです。
当初は、球根を増やすことを目的に行っていましたが、年々口コミ等で来訪者が増えてきたため、平成6年に「TAMAらいふ21」事業で広く宣伝を行い、観賞用としたところ一躍有名となったとのことです。 現在では、関東最大級のチューリップ畑となっています。
約8ヘクタールの水田地帯、「根がらみ前水田(羽中4丁目・羽加美4丁目)」には約20種、約30万球のチューリップが咲き誇ります。 4月に開催されるチューリップまつりでは、チューリップの摘み取り、農産物・切花直売、模擬店、チューリップを上空から観賞する熱気球体験などのイベントが開催されます。
今年も4月8日から21日までの間、チューリップまつり「はむら花と水のまつり2011」が計画されていましたが、3月11日に発生した東日本大震災の影響で、中止となりました。 4月17日、昭和記念公園のチューリップを見た後、ネットの友人の車に便乗して初めて羽村市のチューリップを訪ねました。
チューリップの会場に着くと、色鮮やかなチューリップが、じゅうたんのように一面にひろがっています。 会場内には展望台が設置され、会場全体を一望できるようですが、今年はチューリップまつりの中止で展望台も設置されていないようです。
アクセス JR青梅線羽村駅から徒歩約20分 駐車場 宮の下運動公園(多摩川河川敷)が駐車場になります。 環境整備協力費として1台500円です。 風来坊