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神代植物公園の梅 (H23.3.5)


神代植物公園梅園



神代植物公園梅園

「花と緑のオアシス」がキャッチフレーズの神代植物公園では、武蔵野の面影が残る園内で、四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わうことができます。

園内には、約4500種類、10万本・株の樹木が植えられています。


園内はばら園、つつじ園、うめ園、はぎ園をはじめ、植物の種類ごとに30ブロックに分けており、景色を眺めながら植物の知識を得ることができるようになっています。

今回は、ウメ園を訪ねました。


神代植物公園梅園



一重茶青


宝合わせ



滄溟の月


道知辺



神代植物公園梅園



神代植物公園梅園

今年は2月になって雪が2回降るなど寒い日が続き、梅の開花が遅かったことから、3月5日に訪ねました。

少し早いかなと思いましたが、すでに見頃を迎えていました。


神代植物園のウメ園には、73品種210本の梅が植えられています。

1月下旬から3月下旬まで楽しむことができるとのことですが、すでに早咲きや中咲きは散り始めており、遅咲きが見頃を迎えつつありました。


神代植物公園梅園



翁梅


見驚



故郷の錦


八重海棠



神代植物公園梅園

梅はバラ科サクラ属の落葉高木です。

梅には300種以上の品種があり、野梅系、紅梅系、豊後系の3系統に分類されるようです。

梅の実を採るのは主に豊後系です。


梅は、あんずの近縁種であり、容易に交雑します。

野梅系の果実は小型であり、果実を利用する豊後系ではアンズとの交雑により大型化しています。

ただし、あんずは甘味がありますが、梅は完熟しても果肉に甘味を生じることはありません。


思いのまま



未開紅


緑萼梅



淡路


紅千鳥



思いのまま



大輪緑萼

梅の原産地は中国で、奈良時代に遣隋使か遣唐使が中国から持ち帰ったのではないかといわれています。

江戸時代以降、花見といえばサクラということになっていますが、奈良時代は「花」といえば梅をさすことが多かったようです。

万葉集では梅は百首以上が詠まれており、植物では萩に次いで多いとのことです。



茶筅梅


難波紅


梅といえば、

東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ

という,菅原道真が太宰府へ流されるときに詠んだ句が思い出されます。

こうしたことから、天神様の紋章は梅の花だそうですし、また境内には梅の木が多く植えられています。


蓮久



杏性


月の桂



薄色縮緬



白難波

アクセス

京王線「つつじが丘」から京王バス 深大寺行き「神代植物公園前」下車

京王線「調布」から小田急バス 吉祥寺または三鷹行き・京王バス 深大寺行き 「神代植物公園前」下車

JR「三鷹」・「吉祥寺」から小田急バス 調布または深大寺行き「神代植物公園前」下車

駐車場(有料)



難波紅


白加賀


休園日
毎週月曜日(月曜日が祝日にあたる時はその翌日)、年末年始(1229日〜翌年11日)

入園時間

午前9時30分〜午後4時(閉園午後5時)

入園料

500円

無料公開日
みどりの日(4月29日)、都民の日(10月1日)


唐梅



新冬至


紅鶴



思いのまま


思いのまま



世界図


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