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豊島園のあじさい (H23.6.10)


水色の丘のあじさい



水色の丘のあじさい

豊島園では5月28日(土)から6月27日(月)まで、「第9回としまえんあじさい祭り」が開催されています。

豊島園には150品種、10000株のあじさいが植えられていますが、今年が第9回目のあじさい祭りということですから、比較的新しく整備されたあじさい園のようです。


としまえんあじさい祭りには数年前に一度行きましたが、見事なあじさい園に驚いたものでした。

6月5日に豊島園を訪ねたネットの友人から「ヤマアジサイが満開です。あじさいの開花も随分進んでいます」との情報がありました。


水色の丘のあじさい



水色の丘のあじさい



水色の丘のあじさい

今年はアジサイの開花が遅く、6月9日に鎌倉に行きましたが、ヤマアジサイは見頃でしたが、あじさいはまだ咲き始めの状況でした。

豊島園はあじさいの開花が随分早いなと開花状況をチェックしたところ、6月6日現在で「山あじさいの小径、あじさいトンネル及び特別展示が見頃、その他の大部分のエリアが5分咲き」となっています。

少し早いかなと思いましたが、東京に所要のあった6月10日訪ねました。


豊島園のあじさい園は、8つのエリアに区分して整備されています。

あじさい園の入口を入ったところが、「あじさい坂」です。

ガクアジサイ、ホンアジサイ、ホワイトツリーなどの、いろいろな種類のあじさいを楽しむことができます。


あじさい坂



霧のあじさい坂



霧のあじさい坂

「あじさい坂」では「霧のあじさい坂」を楽しむことができます。

一定時間ごとに、細かなミストが吹き出されてあじさいをふんわりと包み込み、涼やかで幻想的な雰囲気が醸し出されます。

「あじさい坂」には、ミカンバガクアジサイという珍しいあじさいもありましたが、豊島園では一度も花を咲かせたことがないそうです。


「あじさい坂」を通り過ぎたところが「水色の丘」です。

あじさい園のメインともいえる広いエリアで、水色のあじさいが一面に拡がっており、日本の初夏を感じさせる光景を楽しむことができます。


あじさい坂



柏葉あじさい


ミカンバガクアジサイ



お花見テラスから



お花見テラスから

中央部分の右手の丘の上にお花見テラスがあり、水色の丘全体を眺めることができます。

また、水色の丘にはベンチも置かれており、ベンチに腰をかけてゆっくりあじさいを楽しむこともできます。

水色のアジサイの開花が進んでおり、このエリアは見頃間近の感じがしました。



水色の丘のあじさい


水色の丘のあじさい


「水色の丘」の右手斜面の上が「育種家の遊歩道」です。

世界で数々の賞を受賞している育種家の方々の技術を集めた遊歩道です。

珍しい種類のあじさいに出会うことができます。

このエリアは咲き始めの段階でした。


お花見テラスから



育種家の遊歩道から昆虫館を望む 左前方がエンドレスサマー



左先方が育種家の遊歩道

「育種家の遊歩道」の隣が、「エンドレスサマー」です。

このエリアは春から秋まで何回も花をつけるエンドレスサマーというあじさいの咲く小径です。

通常のあじさいは9月頃に翌年開花する花芽ができ、花が膨らんだ状態で冬を越し、翌年の春に伸びた枝の先端に花を咲かせます。

したがって、今年伸びた新しい枝には花は咲きません。


エンドレスサマーの場合は、前年の枝だけでなく今年伸びた枝にも花が咲くのです。

春伸びた新しい枝すべてに花が咲くので花数が非常に多く、さらに開花の期間も長いという特徴があるそうです。


このエンドレスサマーは、通常のあじさいに比べ生育が旺盛で、しかも新芽に花を咲かせますので、植えたその年に花を楽しむことができるようです。

このエリアは5分咲きでした。


エンドレスサマーのあじさい



白い小径

「エンドレスサマー」の隣が「白い小径」です。

最近人気のアメリカ原産のアナベルが植えられているエリアです。

散策路の両側にアナベルが植えられており、白い小径が掲載されています。

白色のあじさいは一部咲いていましたが、アナベルはまだ薄緑の咲き始めの状況でした。

小径の隣にある建物が、「としまえんのもり昆虫館」です。


「白い小径」を抜けたエリアが「あじさい宝石箱」です。

八丈千鳥、城ヶ崎、十二単などの個性的なあじさいが植えられています。


八丈千鳥



八丈千鳥


城ヶ崎



あじさいのトンネル



山あじさいの小径

「あじさいの宝石箱」に続くのが「山アジサイの小径」です。

雑木林に囲まれた小径に、約80種類の山アジサイが植えられています。

このエリアはヤマアジサイのほかに、四季折々の草木を楽しむこともできます。

ヤマアジサイは見頃を迎えていました。


「山あじさいの小径」の先にあるのが「あじさいトンネル」です。

「あじさいトンネル」はあじさい園の見所の一つで、珍しいツル性のあじさいで覆われた20mのトンネルです。

トンネルを抜けたところが、反対側の入口です。


あじさいのトンネル



ツル性のあじさい

あじさいの見頃には少し早いかなと思いましたが、あじさい園の8つのエリアのうち、「あじさいトンネル」「山あじさいの小径」「特別展示」は開花情報どおり見頃を迎えていました。

また、その他のエリアも随分開花が進んでおり、十分楽しむことができました。


ヤマアジサイ


モモバナヤマアジサイ



剣の舞


大虹



楊貴妃


深山八重紫



乙女の舞


九重山



土佐神楽


黒姫



美方八重



紅甘茶


阿波紫



伊予錦


伊予の十字星



くれない


大甘茶



星咲きエゾアジサイ



紅ガク


八重甘茶



清澄沢


東雲



肥後絞り


七段花



エゾアジサイ



青海


伊予小町




白鳥



伊予の薄墨


藍姫


特別展示


ダンスパーティー



レディ サチコ

豊島園では、あじさい祭りの期間中、あじさいの特別展示が行われています。

今回の特別展示では園芸あじさいの華麗な世界が紹介されています。

美しく新しい品種が生まれるまでには、多くの育種家の方々の努力と長い歴史があります。

今年のあじさい祭りでは、数々の賞を受賞している育種家の技術を集めた育成品種や、日本に古来から自生するあじさいの原種が紹介されています。



レディ ミズキ


レディ ユミ


また、特別展示の隣には「あじさい市場」が設けられており、さまざまな園芸あじさい、ヤマアジサイの鉢植えや花グッズ、バラとあじさいのプリザーブドフラワーなどの販売が行われています。

このほか、「あじさい講座」「あじさい写真教室」「あじさい園ガイドツアー」「あじさい列車の運行」「あじさいナイト」など、さまざまなイベントが企画されています。


凛花



花火 スターマイン


宵の星



水色の丘のあじさい

アクセス

西武池袋線豊島園駅下車 徒歩1分

都営大江戸線豊島園駅下車 徒歩3分

入園料

豊島園の入園料は1000円ですが、あじさい祭り期間中は50歳以上の方は500円です。


休園日

豊島園は毎週火・水曜日が休園日ですが、あじさい園とあじさい市場は、あじさい祭り期間中は休園日でも開園しています。

関連するホームページ

 豊島園


      風来坊


水色の丘のあじさい


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