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根津神社のつつじ (H23.4.29)


根津神社つつじ苑



根津神社つつじ苑

根津神社は今から1900年余の昔、日本武尊が千駄木の地に創祠したと伝えられる古社です。

文明年間には太田道灌が社殿を奉建しています。


江戸時代の宝永2年(1705年)5代将軍綱吉は世継ぎが兄綱重の子・綱豊(6代家宣)に定まった際に、氏神根津神社にその屋敷地を献納、世に天下普請と言われる大造営を行いました。

現在の権現造りの社殿、唐門、楼門、透塀などがこれで、昭和6年に国宝(現重文)に指定されています。


根津神社つつじ苑



根津神社つつじ苑



根津神社つつじ苑

つつじ苑は、境内地となる以前に、徳川綱重(5代将軍綱吉の兄)が屋敷の庭につつじを植えたことに始まるとのことです。

7000坪の神苑は、世につつじヶ岡と呼ばれる府内の名勝でした。

現在も境内には約2000坪のつつじ苑があり、約50品種、3000株のつつじが咲き競います。


つつじが見頃となる時期には「文京つつじまつり」が境内で開催され、さまざまな行事、甘酒茶屋、露店を楽しむことができます。

今年も、「第42回文京つつじまつり」が4月9日(土)〜5月5日(木)の間、根津神社で開催されています。

今年は、東日本大震災の関連でパレードや和太鼓奉納などのイベントは中止となりました。


根津神社つつじ苑



根津神社つつじ苑



根津神社つつじ苑

根津神社のつつじ苑は、つつじの種類が多く、開花時期が異なるため、早咲きから遅咲きへと花が移り変わり、比較的長い期間にわたりつつじを楽しむことができます。

逆に、つつじの開花時期が異なるため、つつじ苑全体がつつじの花に包まれるという光景を期待するのは無理があるようです。



根津神社つつじ苑


根津神社つつじ苑


根津神社のつつじの見頃は4月下旬前後と言われていますが、その年の気候によって相当変化します。

今年は4月になってから寒い日が多く、つつじの開花も遅れている感じでした。

今年は開花情報がなかなか得られませんでしたが、28日に行ったネットの友人から「すでに見頃を過ぎている花もありました」との情報がありました。


根津神社つつじ苑



根津神社つつじ苑



根津神社つつじ苑

早速29日に訪ねることにしました。

根津神社のつつじ苑はつつじまつりの時期は9時に開苑になります。

9時5分ほど前に根津神社に着いたところ、すでに50名ほどの行列ができていました。

ゴールデンウィーク前半の初日ということもありましたが、さすがに人気の根津神社です。



ゴヨウツツジ


ゴヨウツツジ


行列の先頭付近には三脚も持ったカメラマンが何人も並んでいました。

真っ先に入って人の少ない景観を撮影したいというカメラマン達です。

例年は朝一番ですと苑内は比較的空いていますが、今年は出足が速いようで開苑早々から苑内は大変な混雑でした。


カラフネ(黒ツツジ)



キレンゲツツジ


センエオオムラサキ



キレンゲツツジ

ネットの友人からの情報どおり早咲きと中咲きのつつじがすでに見頃を過ぎており、散ってしまっている株も随分見られました。

4月下旬になって急に気温が上昇したのと風の強い日が多かった影響かもしれません。

いずれにしても出遅れてしまいました。



根津神社つつじ苑


つつじ苑入苑料

根津神社境内は無料です。

つつじ苑は神苑整備事業ご寄進として200円です。

引率のある小学生は無料です。


根津神社つつじ苑



根津神社つつじ苑

アクセス

東京メトロ千代田線根津駅・千駄木駅、南北線東大前駅より徒歩5分

都営三田線白山駅より徒歩10分

関連のホームページ

 根津神社


        風来坊


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