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皇居東御苑のつつじ
皇居東御苑は、東京都千代田区の皇居の東側に付属している広さ約21ヘクタールの庭園です。 江戸城の本丸、二の丸、三の丸に該当します。 本丸は将軍の居所や政務をつかさどる御殿が建ち並び、二の丸には将軍別邸や世継の御殿がありました。
明治維新後の明治5年(1872年)に本丸、西の丸、吹上など旧江戸城内郭が皇居と定められました。昭和35年(1960年)より皇居の付属の庭園として整備され、昭和43年(1968年)から一般開放されています。 苑内は緑豊かな雑木林に日本庭園や皇室関連の施設、江戸城の遺構などが残されており、国内のみならず海外からも多くの旅行者が訪れます。
今年は例年と少し異なる場所を訪ねてみようと「東京のつつじの名所」を調べたところ、皇居東御苑が紹介されており、そして「つつじは東御苑のあちこちで見られますが、とりわけ諏訪の茶屋前の庭園には見事なつつじがあり、観光客の記念撮影スポットとなっています。また近くの雑木林などではヤマツツジを見ることができます。」と紹介されていました。
このため北桔橋門から入苑し、苑内を散策したのち、二の丸庭園に向かうことにしました。 北桔橋門から入り、天守台(江戸城天守跡)に登りましたが、つつじはチラホラと見えるのみでした。 本丸の天守台の反対側にある富士見櫓の近くに行くと綺麗につつじの咲いている場所がありました。
最後に二の丸庭園に入り諏訪の茶屋に近付くと眼前に色とりどりのつつじが拡がっていました。 観光客の記念撮影スポットといわれるだけあって、見事な光景でした。
皇居東御苑にはトウゴクミツバツツジ、ヤマツツジ、ドウダンツツジ、クルメツツジ、ヒカゲツツジが植えられています。 トウゴクミツバツツジは本丸の竹林の近くに、ヤマツツジは二の丸雑木林、ドウダンツツジバラ園の東側、クルメツツジは諏訪の茶屋の南側と果樹古品種島、ヒカゲツツジは茶畑の北側で見ることができます。
また、トウゴクミツバツツジ、ドウダンツツジは4月の上旬から中旬にかけて、ヒカゲツツジは中旬頃、ヤマツツジとクルメツツジは4月の1ヵ月間の間見られるとのことです。 皇居東御苑のツツジが全体で最も見頃になるのは4月中頃とのことですが、今年は開花の時期が遅く下旬が見頃だったようです。
開苑日
原則として月曜日と金曜日以外の各日に開苑しています。 月曜日及び金曜日が天皇誕生日以外の祝日の場合は開苑されます。 月曜日が祝日の場合は翌火曜日が閉苑となります。
富士見櫓付近のツツジ
百人番所前のツツジ
ヤマツツジ
アクセス 皇居東御苑には、大手門、平川門、北桔橋門の各門より出入りできます。 大手門:大手町駅から徒歩5分。二重橋駅から徒歩10分。 平川門、北桔橋門:竹橋駅から徒歩5分。 二の丸庭園は平川門がお薦めです。
風来坊