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池上梅園 (H23.2.25)


池上梅園



池上梅園

池上梅園は池上本門寺の西側にある、丘陵斜面等を利用した閑静な庭園です。

戦前までは北半分は日本画家伊東深水氏の自宅兼アトリエで「月白山荘」と呼ばれていましたが、戦災で焼失しました。


戦後、築地の料亭経営者の小倉氏が南半分を拡張し、別邸として使用していました。

小倉氏逝去後、ご遺族の意志により、庭園として残すことを条件に東京都に譲渡されました。


池上梅園



池上梅園



池上梅園

その後、昭和53年(1978年)に大田区に移管され、大田区の区花である梅を中心に植林が進められ、現在では約370本(白梅150本、紅梅220本)を数えるに至っています。

毎年1月上旬のロウバイから3月中旬の八重揚羽まで2ヶ月間にわたり、30種あまりの梅を楽しむことができます。



見驚


白獅子


また、園内には50本のボタンや800株のツツジなど、50種500本の樹木があり、四季を通じて花を楽しむことができます。

また、園内には茶室、和室の施設や水琴窟などがあります。


池上梅園



月の桂


花香美



池上梅園

梅は入口を入った前方にある斜面に植えられています。

斜面の右手に上に登る散策路が設けられており、見晴台からの展望を楽しむことができます。

また、斜面の右手奥には茶室や和室のあるエリアがあり、ここでは枝垂れ梅を中心に、梅を楽しむことができます。



故郷の錦


紅千鳥


聴雨庵

政治家、藤山愛一郎氏所有の茶室でしたが、昭58年に藤友倶楽部から大田区に寄贈されました。

芝白金の自宅には3棟の茶室があり、海外の来賓を招くなど民間外交の実をあげた所でもあります。


池上梅園



見晴台からの展望



見晴台から

戦時中の昭和19年には、東条内閣打倒密議が岡田啓介・米内光正・末次信正らを集めて聴雨庵の中で行われました。

聴雨庵の名前の由来は、藤山雷太翁の号を「雨田」と称したところからとも言われていますが、確証はないとのことです。



見晴台への散策路


見晴台への散策路


清月庵

この茶室は伊東深水のアトリエを設計した数寄屋建築の設計家、川尻善治氏が自宅に建てた離れ家でした。

川尻家は、大正の一時期、池上門前で温室園芸と料理屋を営み、その一角にこの離れ家を建てました。


見晴台から



唐梅


白加賀



和室棟



和室棟

その後、マンション建設が計画され、保存に尽力された大田区在住の華道・茶道家、中島恭名氏が買い取り大田区へ寄付しました。

大田区は深水・善治の両氏とゆかりの深いこの梅園に再建して「清月庵」と命名し、平成元年から茶室として公開しています。


関連のホームページ

 池上梅園


入園料

 100円

 65歳以上は無料です。


聴雨庵



鴛鴦


清月庵の入口



池上梅園

アクセス

東急池上線池上駅下車徒歩約20分

都営地下鉄浅草線西馬込駅下車徒歩10分

バス便については池上梅園のホームページに掲載されています。


       風来坊


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