散策スポット・北海道東北

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野辺山高原〜川上村 (H22.11.3)


日本鉄道最高地点の石碑



鉄道最高地点から小淵沢方面を望む

吐竜の滝から県道28号線に戻って清里方向に2キロほど進むと「清里トンネル東」の交差点です。

ここは丁字路になっており、左右に走っているのが国道141号線です。

「清里ライン」と呼称されています。


この信号を左折して清里ラインを2.5キロほど進むと長野県に入り、野辺山高原となります。

野辺山高原は八ヶ岳東麓の裾野、秩父山地の西端にある高原です。

長野県南佐久郡南牧村に属しており、主に野辺山駅周辺の地域を言います。

東隣の川上村を含むこともあります。


鉄道最高地点から佐久方面を望む



日本鉄道最高地点の石碑

野辺山高原は高原野菜とJR鉄道最高地点で有名です。

JR鉄道最高地点は「清里トンネル東」の交差点から3キロ程度、山梨県から長野県に入ってすぐの国道141号線沿いにあります。

「野辺山高原・日本鉄道最高地点・標高1375米」と書かれた石碑が置かれており、記念撮影の絶好のスポットになっています。


石碑のすぐ近くに鉄道最高地点神社があります。

JR鉄道最高地点を旅する人々の道中の安全と地域の繁栄を祈願して建立されたものです。

車輪は蒸気機関車「C56」の先頭車輪として小海線を走っていたものです。

ご神体としてレールが祀られています。


鉄道最高地点神社



鉄道最高地点神社

この神社は標高1375mに位置していることから

1357米 「ひとみなこうふく」

1375米 「ひとみなごうかく」

という縁起の良さです。

また、一対の車輪がシンボルとして祀られており、夫婦円満、縁結びの神社としても知られています



野辺山駅駅前の紅葉 前方は八ヶ岳



野辺山駅

国道141号線は長野県に入ると呼称も「清里ライン」から「佐久甲州街道」と変わります。

日本鉄道最高地点から佐久甲州甲州街道を1キロほど進んだ「野辺山」交差点を右前方に進むとJRの駅で最も標高の高いところにある、海抜1345.67mのJR小海線の野辺山駅です。

チャペルのような愛らしい駅舎は高原のムードにもマッチしています。


佐久甲州街道と野辺山駅間の道路の両側の紅葉は見事でした。

見頃を少し過ぎていましたが、見頃の時期は燃えさかるような赤色とのことです。


野辺山駅駅前の紅葉 前方は八ヶ岳



平沢峠からの八ヶ岳の展望



平沢峠からの八ヶ岳の展望

野辺山高原駅の隣にある野辺山観光案内所で野辺山高原の見所を尋ねたところ、「JR最高地点」と「しし岩」がお薦めですと紹介されました。

「しし岩」は野辺山駅から車で10分とのことで早速訪ねることにしました。


野辺山駅前から線路沿いの道路を西方に走り、踏切を渡ってそのまま真っ直ぐに国立天文台野辺山宇宙電波観測所の巨大なパラボラアンテナ群を左に見ながら進み、野辺山スキー場入り口を右折してしばらくすると平沢峠に到着します。

標高1400mの平沢峠は八ヶ岳を望む最高の展望地の一つですが、この日は生憎八ヶ岳方面のみが雲がかかっていました。


しし岩傍の見晴台



しし岩

「しし岩」は平沢峠の傍にあります。

遠目からそのかたちが獅子の横たわる姿に似ていることから「しし岩」と呼ばれています。

一説によると進軍中の武田信玄が名付けたとも言われています。

しし岩の傍らに一段高い岩があり、この岩の上からは八ヶ岳のみでなく、南アルプスを展望できます。



八ヶ岳西方



南アルプス北岳


平沢峠は飯森山の登山口で、広い駐車場があります。

飯森山は気軽に楽しめるハイキングコースで野辺山駅から徒歩2時間程度で登ることができます。

山頂からは360度のパノラマを楽しむことができ、八ヶ岳はもちろん、南アルプス、富士山、奥秩父、浅間山などを展望できるとのことです。


清里アーリーバードGC



国立天文台野辺山宇宙電波観測所

国立天文台野辺山宇宙電波観測所

ブラックホ
?ルや原始銀河など世界的にも数々の貴重な発見をしてきた観測所です。

敷地内にはさまざまな望遠鏡が立ち並び宇宙からの電波がここでキャッチされています。

見どころはわずか波長1mmの「ミリ波」を観測できる直径45mの世界最大の電波望遠鏡です。

見学は無料ですが、今回はパスしました。



昼近くになってやっと雲が少なくなりました 明野からの八ヶ岳の展望



川上村の紅葉


平沢峠から野辺山駅に戻り、野辺山駅を過ぎた交差点を右折して小海線(愛称:八ヶ岳高原線)を横切り、小海線とほぼ並行して進むと1km程で川上村に入ります。

川上村は長野県の東南端に位置し、群馬県、埼玉県、山梨県の3つの県に接しています。

村全体が1000mを超える高冷地にあり、標高1185mにある川上村役場は、日本の役場や役所の所在地としては最も高い場所にあります。

また、信濃川に至る千曲川の源流の里でもあります。


川上村の紅葉



川上村の紅葉

川上村は四方を山々が連なり秩父多磨甲斐国立公園の一角を占める風光明媚なところです。

川上村は日本有数のレタス産地であり、村内の就業者の6割が第一次産業にかかわっているとのことです。

夏場は、冷涼な気候条件から生産される高原野菜畑が一面に広がり、秋にはカラマツ林が、真っ赤に彩り、冬には広大な大地を真っ白な雪が覆い尽くすとのことです。


この時期野辺山から川上村に入ると前方左右の光景は野菜畑と紅葉で埋め尽くされています。

川上村に入って3キロほど進むと再度小海線を横切ります。

さらに2キロほど進んだ三叉路を右折して300m程進むと橋があります。

随分高い場所に架かっている橋ですが、橋に名前は不詳です。

橋の上からは素晴らしい光景を展望できます。


川上村の紅葉



106号線からの光景



106号線からの光景 前方は八ヶ岳

この橋から1km程進んだ三叉路をUターンするような角度で右折し、2キロ近く進むと長野県道106号線に合流します。

長野県道106号線は信州峠を経由して長野県と山梨県を結ぶ道路で、山梨県に入ると県道610号線となります。

106号線沿いの紅葉も見事でした。




関連のホームページ


 野辺山観光協会


 川上村


       風来坊


106号線からの光景 収穫の終わった農地と紅葉


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