散策スポット・北海道東北

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猊鼻渓(げいびけい) (H22.10.11)


猊鼻渓



猊鼻渓



舟乗り場


一関市には東北屈指の名勝といわれる渓谷が2つあります。


船上から断崖を望む猊鼻渓(げいびけい)と奇岩怪岩が連なる厳美渓(げんびけい)です。



日本百景の一つに数えられる猊鼻渓(げいびけい)は、北上川支流の砂鉄川が石灰石を浸食してできた約2kmにわたる渓谷です。


川岸には高さ100mを超える断崖絶壁がそびえ、国の名勝にも指定された幻想的な深山幽谷となっています。


舟に乗って出発 左は鏡明岩



藤岩


藤岩



毘沙門窟


猊鼻渓の名物は、船頭が棹一本で巧みに舟を操る舟下りです。

そそり立つ岩肌に響く「げいび追分」を聞きながら、春の新緑にはじまり藤、山百合、ゲイビセキショウなどの花々、鮮やかな紅葉、小鳥のさえずり、水面を跳ねる川魚など、四季折々の色彩と風情を楽しむことができます。



10月10日に一関市で開催された「第22回全国龍馬ファンの集い」に参加しました。

一ノ関まで来た折角の機会ですから、翌10月11日に「東京龍馬会」のメンバーと猊鼻渓と厳美渓の2つの渓谷を訪ねることにしました。


あめよけ岩



人の顔に似ている岩


人の顔に似ている岩



猊鼻渓



猊鼻渓


猊鼻渓に9時40分に着いたところ、3連休の最終日ということもあり舟乗り場は多くの観光客で賑わっていました。


猊鼻渓には散策路はなく、絶景を観賞するには舟に乗るしかありません。

往復1時間30分の舟下りで、乗船料は1500円です。


早速に切符を購入しましたが、最初の便は満員で乗船できませんでした。

しかし観光客が多いことからすぐに次の便が準備され、9時55分には出発できました。

船頭さんは船頭歴30数年という超ベテランの鈴木繁美さんでした。

げいび渓のパンフレットにも顔の出てくる有名人です。

さすがにベテランの船頭さんでお客さんの反応を確かめながらの案内でした。


猊鼻渓



猊鼻渓



少婦岩


猊鼻渓では岩に名前が付けられています。


上流の舟着き場の近くの右岸に少婦岩、左岸に壮夫岩がありました。

二つあわせて夫婦岩とのことです。


壮夫岩


猊鼻渓



舟で上流に進んでいくと右手に舟着き場があります。

ここで舟を降りてさらに上流を散策することになります。

舟を降りて200m程進むとげいび橋があり、その上に立つと前方に高さ124mの大猊鼻岩が聳え立っています。


猊鼻渓 上流の舟着き場



大猊鼻岩



大猊鼻岩



大猊鼻岩 右下にうん玉の穴


まさに絶景です。


岩全体を1枚の写真に撮ることができない大きさです。

大きな岩の右下部分にうん玉を投げる穴があります。

穴に入れば願い事がかなうとんことですが、真偽は「?」マークのようです。



猊鼻渓 右上が獅子ヶ鼻



獅子ヶ鼻


また、ここに猊鼻渓の名前の由来となった獅子ヶ鼻があります。


浸食された鍾乳石が獅子の鼻に似ていることから名付けられたとのことです。

猊は獅子のことです。


獅子ヶ鼻



佐藤猊巌の碑


猊鼻渓の入口に佐藤猊巌(さとうげいがん)の碑があります。

私財を投じて猊鼻渓の開拓し、辺境の地にあってほとんど知られていなかった猊鼻渓を世に紹介しました。

猊鼻渓命名100年を記念して今年の8月に建立されたものです。



猊鼻渓 舟乗り場


鉄道によるアクセス

東北新幹線・東北本線一ノ関駅から、岩手県交通バス大東営業所行き、げいび渓口下車徒歩5分

JR大船渡線猊鼻渓駅下車、徒歩5分


関連するホームページ

 猊鼻渓


      風来坊


猊鼻渓 舟乗り場付近


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