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厳美渓(げんびけい) (H22.10.11)


厳美渓



厳美渓


厳美渓は、栗駒山に源を発し、一関市内を流れる磐井川の浸食によって形成された渓谷です。

奇岩、怪岩、深淵、甌穴、瀑布など訪れる人々を魅了するダイナミックな景観が約2キロにわたって続いています。

悠久の時の流れが磨いた岩肌とエメラルドグリーンの水流、そして川岸を彩る四季が奏でる美しい景色は、国の名勝天然記念物に指定されています。



厳美渓



荒々しい流れが岩にぶつかり豪快な飛沫を上げる上流に対し、下流ではゆったりとした深淵が見られるなど、変化に富んだ景観を楽しむことができます。


厳美渓には往復45分の散策道が整備されています。

とくに天工橋からの景観は見事です。


厳美渓



厳美渓


川床の岩盤には、窪みの中で砂や小石が水流の勢いに乗って回転し、徐々に周囲や下方をえぐり取って、ドリルで穴をあけたような釜や穴を多くあります。

これが甌穴(おうけつ)と呼ばれる大変珍しいもので、地質学上でも貴重なものです。



厳美渓



厳美渓では「空飛ぶだんご」として知られる郭公だんごが名物となっています。

これは渓谷の休憩所に設けられてあり、ワイヤーロープでつないだ籠に代金を入れ合図の板を叩くと、対岸の店が注文を聞いて、だんごと茶を提供してくれるというものです。



厳美渓



厳美渓


今回は猊鼻渓、中尊寺、毛越寺、一ノ関博物館を見た後に厳美渓を訪ねましたので、すでに薄暗くなりつつあり、エメラルドグリーンの美しい水の流れをお届けできません。


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