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栗原菊園
1本の株に4000個ほどの小菊が重なり合い、大きな丸い形を作っています。 その姿がざるを伏せたように見えることから「ざる菊」と呼ばれています。 神奈川県西湘地域には、自宅で育てた「ざる菊」を一般公開しているところがあります。 11月16日に小田原周辺のざる菊を訪ねました。
最初に訪ねたのが南足柄市の矢倉沢地区です。 足柄といえば「足柄山の金太郎」が思い浮かびますが、足柄山という山は存在しません。 足柄山は、箱根外輪山東側の金時山、明神ヶ岳明星ヶ岳、矢倉岳(870m)などの総称です。 足柄山の金太郎は、この山々を自分の庭のようにして、山に住む動物たちと遊んだとのことです。
上ノ山菊園
矢倉岳は箱根外輪山の北側に位置し、麓には静脈のように川が流れ、戸数90戸程度の小さな集落があります。 この集落が矢倉沢地区です。 矢倉沢公民館にざる菊関連の案内所があるとの情報を得て、最初に公民館を訪ねました。
公民館は閉まっていましたが、公民館の前で矢倉沢地区のざる菊栽培を推進されている植田さん(ハンドルネーム:volley)にお会いすることができ、矢倉沢地区のざる菊や里山さんぽの散策コースについてお話を聞くことができました。 矢倉沢地区では、地域おこしの一つとして、矢倉岳の麓を花の郷にしようと、2年前から遊休農地を利用してざる菊の植裁が進められています。
杉山菊園
矢倉沢地区にはグループ管理している大きな菊園が7個所、そのほかに個人の家や畑の庭に7個所余りの計14個所以上の菊園があり、3年目の今年は4000株のざる菊が植裁されています。 10月30日(土)から11月7日(日)まで「第2回矢倉沢ざる菊まつり 里山さんぽ」が開催されましたが、今年はざる菊の開花が少し遅れたようで、11月16日に訪ねた頃がちょうど見頃でした。
矢倉沢地区のざる菊園は矢倉山の麓の斜面に散在しており、標高差も50mほどあります。 ざる菊まつりの開催中は矢倉沢公民館に案内所が開かれているようですが、終了後も公民館に案内図が置かれています。 この案内図には散策コースが示されており、地図を片手に里山さんぽの気分で、約1時間30分で周遊することができます。
関場菊園
矢倉沢地区では2年前からざる菊の植裁を始めたということですが、菊園には見事なざる菊が咲き誇っていました。 今年が2回目のざる菊祭りということですが、埼玉や山梨からも来訪者があったとのことで、知名度も着実に上がりつつあるようです。
アクセス バス 伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山駅」から箱根登山バス地蔵堂行き「矢倉沢」下車。 公民館までは徒歩3分です。 自家用車 東名高速道路「大井松田IC」から南足柄方面直進、「竜福寺」交差点右折後、足柄峠方面へ約7分です。
レディース菊園
北沢菊園
中河原菊園
中河原菊園と矢倉沢公民館
関連するホームページ 足柄山の麓から 南足柄市ざる菊祭り
矢倉沢地区のざる菊の開花情報については、「足柄山の麓から」に掲載されています。 公民館でお話を伺った植田さんが管理されています。 西湘地域のざる菊 その2へ 風来坊
谷津菊園