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チョウトンボ
チョウトンボは、チョウのようにひらひらと飛ぶことから、その名前が付けられたようです。 翅は青紫色でつけ根から先端部にかけて黒く、強い金属光沢を持っています。前翅は細長いですが、後翅は幅が広くなっています。 また、腹部は細くて短く、腹長は20〜25mmほどです。
チョウトンボは、チョウとトンボの中間のような恰好をしていますが、トンボ目・トンボ科に属するトンボの一種です。 また、メスには,光を受けたときの翅の色が青紫〜赤紫にかがやくものと,金色にかがやくものがあるとのことです。
国内では本州東北部から九州にかけて分布し、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。 ある程度自然度の高い環境でないと、多数の個体は見られないとのことです。 昭和記念公園では日本庭園で毎年見かけることができます。
今年は7月25日と8月8日の2回、日本庭園にチョウトンボを見に行きました。 7月25日に行った時は4頭のチョウトンボに出会うことができました。 生憎小雨が降ってきましたので、橋のそばにある四阿「昌陽」で雨宿りをしたところ、その前に咲いているハスに2頭のチョウトンボが止まっていました。
しかしながら、やや距離が遠く、風来坊のコンパクトデジカメではなかなか上手く撮ることはできません。 小さなチョウトンボをどうにか撮影することができました。
15分程度で雨が止みましたので、橋の傍の睡蓮の咲いている場所に行きました。 ここには板で造られた散策路が設けられおり、その周りにはトンボが止まることのできる花菖蒲や葦などが生えています。 したがって、撮影するチャンスのある場所です。
ハスに止まるチョウトンボ
チョウトンボは、追いかけっこをしながら飛び廻っており、なかなか止まってくれません。 やっと止まったと思っても、警戒心が強いようで、近付くとすぐ逃げてしまいます。 また、止まっているところに他の種類のトンボが飛んでくると、すぐに飛び去ってしまいます。
したがって、チョウトンボの止まりそうなところでじっと待っているのが良いようです。 今回は、幸いにも立っているすぐそばにチョウトンボが止まってくれました。 また、少し風があったため、風によってチョウトンボが回転し、異なった角度からのチョウトンボの撮影ができました。
8月8日にサギソウを撮った後に、日本庭園に立ち寄ったところ10頭あまりのチョウトンボが飛び交っていました。 昨年も8月20日に来た時に随分飛んでいましたので、昭和記念公園のチョウトンボは8月が狙い目のようです。 風来坊