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根津神社つつじ苑
「第40回文京つつじまつり」が4月10日〜5月6日の間、根津神社で開催されています。 根津神社の境内には約2000坪のつつじ苑があり、約50品種、3000株のつつじが咲き競います。 つつじ苑は、境内地となる以前に、徳川綱重(5代将軍綱吉の兄)が屋敷の庭につつじを植えたことに始まるそうです。
根津神社のつつじ苑は、つつじの種類が多く、開花時期が異なるため、早咲きから遅咲きへと花が移り変わり、比較的長い期間にわたりつつじを楽しむことができます。 逆に、つつじの開花時期が異なるため、つつじ苑全体がつつじの花に包まれるという光景を期待するのは無理があるようです。
根津神社のつつじの見頃は4月下旬前後と言われていますが、その年の気候によって相当変化します。 ネットの友人数人から「根津神社のつつじが見頃でした」との情報があり、開花情報を調べたところ、「早咲き、中咲きが見ごろ」との情報がありましたので、23日に訪ねました。
黄レンゲツツジ
カバレンゲ(レンゲツツジ)
根津神社のつつじ苑はつつじまつりの時期は9時に開苑になります。 都内のつつじ苑ということで大変人気があります。 混雑を避けるため、朝一番を目指していきましたが、電車のトラブルで9時30分に到着しました。 さすがにこの時間は空いているなと思っていたところ、10時を過ぎると急に混雑してきました。
散策路は次第に混雑しつつあります
苑内のつつじ
つつじ苑は早咲きのつつじはすでに散り始めており、中咲きのつつじが見頃、遅咲きのつつじが咲き始めという状況でした。 したがって、苑内全体につつじが咲き誇っているという感じには今年もなりませんでした。
ハナグルマ(モチツツジ)
また、苑内では、豆粒ほどの小さな花のフジツツジ、黄色のつつじ、風車のような花弁のハナグルマ、黒ツツジと呼ばれるカラフネなどの珍しいつつじを見ることができます。
つつじまつりの時期、境内には甘酒茶屋、植木市、露天が並び、土・日・祝日には野点、箏曲、和太鼓、奉納演芸等、各種行事が執り行われています。 つつじ苑では飲食はできませんが、つつじ苑の外側の境内では、食事のできる席も準備されており、多くの方が食事を楽しんでいました。
根津神社は今から1900年余の昔、日本武尊が千駄木の地に創祠したと伝えられる古社です。 文明年間には太田道灌が社殿を奉建しています。
つつじ苑からの境内の展望
江戸時代の宝永2年(1705年)5代将軍綱吉は世継ぎが兄綱重の子・綱豊(6代家宣)に定まった際に、氏神根津神社にその屋敷地を献納、世に天下普請と言われる大造営を行いました。 現在の権現造りの社殿、唐門、楼門、透塀などがこれで、昭和6年に国宝(現重文)に指定されています。
つつじ苑入苑料 根津神社境内は無料です。 つつじ苑は神苑整備事業ご寄進として200円です。 引率のある小学生は無料です。
たいこ橋からのつつじ苑の展望
9時30分頃の境内
弥生正緑館(非公開)
アクセス 東京メトロ千代田線根津駅・千駄木駅、南北線東大前駅より徒歩5分 都営三田線白山駅より徒歩10分 関連のホームページ 根津神社 風来坊