散策スポット・桜2009

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小石川後楽園の枝垂れ桜 (H21.3.30)


入口正面の枝垂れ桜



入口正面の枝垂れ桜 前方は東京ドームホテル


「公園へ行こう」という都立の公園・庭園を紹介しているホームページには、3月には「さくら花だより」というコーナーが設置されます。


このコーナーでは、都立の公園・庭園のみでなく、都内の桜の名所の開花情報が、月曜日〜金曜日は毎日17時に更新されます。



入口正面の枝垂れ桜


入口正面の枝垂れ桜



小石川後楽園は桜の本数は55本と小規模ですが、3本の素晴らしいシダレザクラがあります。

このシダレザクラはソメイヨシノよりも少し早く見頃を迎えます。


したがって、「さくら花だより」のコーナーでは、小石川後楽園はシダレザクラの開花情報が提供されます。

六義園と並んでシダレザクラが有名なためかと思われます。


入口正面の枝垂れ桜



入口正面の枝垂れ桜



入口正面の枝垂れ桜


今年の東京のソメイヨシノの開花時期は、開花予想が発表されるたびに早くなり、最終的には21日開花宣言がありました。

しかしながら、その後は寒い日が続き一向に開花が進みません。

その一方で、今年は小石川後楽園の枝垂れ桜が六義園よりも一足早く見頃を迎えたようです。



入口正面の枝垂れ桜


入口正面の枝垂れ桜



小石川後楽園の入口から真っ直ぐ進むと、正面にシダレザクラが出迎えてくれます。


そして、正面のシダレザクラから渡月橋に向かう散策路の傍に、2本のシダレザクラが咲いています。

1本が白で、1本がピンクです。


入口正面の枝垂れ桜



正面左手の枝垂れ桜



正面左手の枝垂れ桜


今年は入口の正面の枝垂れ桜が最も早く見頃を迎え、次に白の枝垂れ桜が、最後にピンクの枝垂れ桜が見頃になったようです。


ピンクのシダレザクラは遙かに見上げる高さがあり、ピンクの枝垂れが見事な光景を呈しています。

この1本を見るだけで、満足な気分に浸れます。



正面左手の枝垂れ桜


正面左手の枝垂れ桜



今年訪ねた時期は、ピンクの枝垂れ桜の見頃には少し早かったようです。

それでもピンクの見事な枝垂れ桜を楽しむことができました。

今年は、ソメイヨシノの開花が遅いため、小石川後楽園のソメイヨシノも見頃には少し早く楽しむことができませんでした。

しかし内庭には早咲きの桜が満開で出迎えてくれました。


正面左手の枝垂れ桜と東京ドーム



ピンクの枝垂れ桜



ピンクの枝垂れ桜


小石川後楽園は水戸黄門ゆかりの大名庭園です。


江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の上屋敷の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。

庭園の様式は池を中心にした回遊式築山泉水庭園になっています。



ピンクの枝垂れ桜


ピンクの枝垂れ桜



光圀は作庭に際し、明の儒者である朱舜水の意見をとり入れ、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものとなっています。


また、各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されています。


ピンクの枝垂れ桜



ピンクの枝垂れ桜と東京ドーム&東京ドームホテル



ピンクの枝垂れ桜


庭園の名前も、中国の
「岳陽楼記」の中の「天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに遅れて楽しむ」から「後楽園」と名付けられました。

小石川後楽園は小石川台地の先端にあり、神田上水の分流を引入れ築庭されました。

また、光圀の儒学思想の下に築園されており、明るく開放的な六義園と好対照をなしています。



庭園内の桜


庭園内の桜



小石川後楽園は昭和27年3月、文化財保護法によって特別史跡及び特別名勝に指定されています。


特別史跡と特別名勝の二重指定を受けているのは、都立庭園では浜離宮とここの二つだけです。

全国でも京都の鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)、醍醐寺三宝院、奈良の平城京左京三条二坊宮跡、厳島を合わせ7ヶ所だけだそうです。


庭園内の桜



内庭の桜と東京ドーム



内庭の桜


アクセス


都営地下鉄大江戸線飯田橋下車 徒歩2分

JR総武線・東京メトロ東西線・有楽町線・南北線飯田橋下車 徒歩8分

東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園下車 徒歩8分



内庭の桜


内庭の桜



入園料

300円


関連のホームページ

 小石川後楽園


        風来坊


内庭の桜



十月桜


十月桜


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