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鬼怒川の紅葉(川治ダム〜龍王峡)その1 (H21.10.31)

川治ダム


川治ダムの紅葉



川治ダムの紅葉



川治ダムの紅葉


北千住駅7時21分発の東武伊勢崎線経由の快速会津田島行きに乗車して、9時53分に川治湯本駅に到着しました。


川治湯本駅から川治ダムに歩いていけるのではと川治ダムの方に向かって進んでいったところ、途中で工事中のため立ち入り禁止となっていました。

この道は工事をしていない場合でも、ダムの下までは行けそうですが、ダムの上には登れない可能性があります。


ネットの友人と龍王峡及び川治ダムの紅葉を楽しんできました。

当初は龍王峡に行く予定でしたが、28日に龍王峡にバスツアーで行った別のネットの友人から、龍王峡の紅葉は少し早くて、川治ダムが見頃だったとの情報が入りました。

急遽予定を変更して川治ダムにも行くことにしました。



川治ダムの紅葉



川治ダムの下流の紅葉



川治ダムの下流の紅葉


やむなくUターン、川治湯本駅まで戻り、川治ダムを半ば諦めて、湯本温泉に行こうと駅から300mほど進んで広い道路に出たところに「川治湯本駅入口」のバス停がありました。

バスの時刻表を見ると1分後の10時36分に川治ダム方面行きのバスがあり、待つ間もなくバスが来ました。

運転手に聞くと川治ダムに行くとのことですかさず乗車、10分足らずで五十里ダムサイト経由で川治ダムサイトに到着しました。


鬼怒川は、栃木県と群馬県の県境の鬼怒沼を水源として、山峡を東に流下し、栃木県日光市川治温泉において男鹿川と合流して南下しながら、いくつかの支川を合流して関東平野へと入ります。

そして、茨城県の守谷市において日本で最大の流域面積を誇る利根川に合流しています。

一緒に行った友人から「鬼怒川は我孫子のすぐそばまで流れてきているよ」といわれて、一瞬「本当かな?」と思いましたが、調べてみると真実でした。


川治ダムの下流の紅葉



川治ダム八汐湖の紅葉



川治ダム八汐湖の紅葉


鬼怒川は、上流部では500m〜2500mにもおよぶ急峻な山々が連なっており、河川の勾配も大きく、降雨の影響を受けやすいといった特徴を持っています。

栃木県日光市付近で奥日光から流れてくる大谷川と合流するあたりからは、ゆったりとした流れになっています。



川治ダムの紅葉



鬼怒川上流部には、五十里、川俣、川治の3つの多目的ダムがあります。

これら3つのダムの機能としての能力、配列、位置関係、流域の地形的条件、降雨等の気象特性などを最大限に利用して、鬼怒川の高水、あるいは低水管理を行っております。

テレメータマイクロ通信回線およびコンピュータによる情報伝送、情報処理並びに演算処理等の統合的なシステムを整備して、ダム群の統合管理が行われています。


川治ダムの紅葉



川治ダムの紅葉

川俣ダムは、鬼怒川改修工事の一環として計画されたダムです。

鬼怒川の洪水量を減少させるために、昭和41年に完成した最も上流に位置するダムです。

洪水による下流河川のはんらんを防ぐための洪水調節、農業用水の供給、発電のためにつくられた、アーチ式コンクリートダムです。

ダムサイトは、瀬戸合峡と呼ばれる奥鬼怒の景勝地であり、新緑・紅葉の季節の景観は素晴らしく、多くの観光客で賑わうそうですが、今回は行くことができませんでした。



川治ダム


川治ダム



川治ダム八汐湖の紅葉



川治ダムは、利根川総合開発の一環として鬼怒川に計画されたダムです。

昭和45年に工事が始まり、昭和58年に完成した3つのダムの中で最も新しいダムです。

洪水による下流河川のはんらんを防ぐための洪水調節、農業用水や都市用水の供給を目的につくられた国内で第4位の高さを誇る、アーチ式コンクリートダムです。


川治ダム八汐湖の紅葉



川治ダム八汐湖の紅葉


川治ダムは、昭和48年に施行された水源地域対策特別措置法の適用を受けた全国で第一号のダムです。

川治ダムの諸元は次のとおりです。

ダム型式 アーチ式コンクリートダム
堤高 140m
堤頂長 320m
堤体積 650立方メートル
ダム湖 八汐湖



川治ダム八汐湖の紅葉


川治ダムでは日本初の水陸両用バス・チャレンジャー号に出会うことができました。

この水陸両用バスは、いすゞ自動車の8トントラックを元に、米国の水陸両用車メーカーであるCAMI社が改造したもので、車体の購入や改造等の費用に1億円を要したとのことです。

最大乗車人員は39人で、車体の大きさは全長が約12m、全幅が2.5mとなっており、車高が高く運転手の目線位置で高さが3mとのことです。



水陸両用バス


水陸両用バス



水陸兼用のエンジンを1台搭載しており、使用済み天ぷら油を燃料に使用して、最高速度は陸上で時速120km、水上では約8ノット(約15km)となっている。


今回は川治ダムから五十里ダムまでは歩いて移動しましたが、その途中で水陸両用車が湖に入る状況を見ることができました。


五十里ダム


五十里ダムの紅葉



五十里ダムは、鬼怒川の支川である男鹿川に、昭和31年、当時日本で最も高いダムとして完成しました。

洪水による下流河川のはんらんを防ぐための洪水調節、農業用水の供給、発電を目的としてつくられた、重力式コンクリートダムです。


五十里ダムの紅葉



五十里ダムの紅葉


五十里ダムが建設されている男鹿川は、利根川水系の主要な河川である鬼怒川の支流です。


栃木県と福島県の境を源流として南の流れ、途中で湯西川を合流し、五十里ダムを通過した後、川治温泉で鬼怒川に注いでいます。

五十里ダムは男鹿川と鬼怒川の合流点からわずか2km程度上流の地点に建設されています。



五十里ダムの紅葉



五十里ダムの紅葉



五十五里ダムの諸元は次のとおりです。


ダム型式 重量式コンクリートダム
堤高 112m
堤頂長 261.8m
堤体積 468立方メートル
ダム湖 五十里湖

五十里ダムの紅葉


五十里ダムの紅葉




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        風来坊


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