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吉野梅郷 その1 (H20.3.22)

青梅市梅の公園


あずまやA付近からの展望



あずまやA付近からの展望


吉野梅郷はJR青梅線日向和田駅から二俣尾駅までの多摩川南側に、東西4Kmに広がる地域です。

青梅市梅の公園をはじめ地元農家の梅園や吉川英治記念館、青梅着物博物館などの観光スポットが点在しています。



毎年2月下旬から3月31日まで、吉野梅郷梅まつりが行われ、紅梅・白梅合わせて2万5千本もの梅が花をつけ、ほのかな香りをあたり一面にただよわせます。

梅まつり期間中には、全国から30万人以上の観光客が訪れる関東屈指の梅の里です。


今年の梅まつりは、2月20日から3月31日まで開催されています。


あずまやA付近からの展望



あずまやBの下方からの展望



あずまやBの下方からの展望


青梅市梅の公園は、昭和47年に青梅市が整備した、山の斜面を利用した自然公園です。


約45000平方メートルの園内の、120品種、1500本の梅が植えられています。

現在では吉野梅郷を訪れる人は必ず立ち寄る「吉野梅郷のシンボル」そして「観光の中心スポット」となっています。



梅の公園内には、山の斜面を縦横無尽に散策できるように、沢山の散策路が設けられており、さまざまな角度から梅を楽しむことができます。


しかし、梅の公園では、山の斜面に植えられている梅を、高い場所から眺めるのがおすすめです。


あずまやBの下方からの展望



梅の公園 案内図



正面口の入口


梅の公園の正面入口から入って、売店の横を通って、斜面を登ると「あずまや@」に到着します。

ここから一番高い場所に設けられている「あずまやA」を経由して、反対側の斜面の頂上にある「あずまやB」まで、園内の一番高い部分を周回できる散策路が設けられています。

運動不足の人は「あずまや@」までの斜面の上りはかなりきついようです。



正面入口からあずまや@に向かう階段


階段傍の枝垂れ梅



東口から入った場合は、緩やかな上り坂を登り切った部分から、さらに左側の斜面を登ったところが「あずまやB」になります。

ここから、「あずまやA」を経由して「あずまや@」へ進むことになります。


あずまや@に向かう斜面の梅



あずまやCの上部からあずまやAを望む 前方はたいこ橋



あずまやCの上部からあずまやAを望む


あずまやは展望のスポットに設けられており、あずまや付近から梅林を見下ろすと気分爽快です。

また、一番高い部分に設けられている散策路からは、あずまや以外の部分からも、梅林をさまざまな角度から見下ろすことができます。



梅は寒い2月に咲き始めるため、もう少しで開花という時に、雪が降ったり寒い日が来ると、開花がピタリと止まり、逆に暖かい日が2〜3日続いただけで、急に開花し始めるとのことです。

このため、梅の見頃予想は、とても難しいのだそうですが、今年の吉野梅郷の見頃は、まさにそのとおりでした。


あずまやCの上部からの展望



あずまやBの下方からの展望 左斜面上部があずまや@



あずまやCの上方にある広場


吉野梅郷の梅の見頃の時期は、関東南部の梅林よりも2週間程度遅いのですが、今年は寒かったためか、なかなか咲き始めませんでした。

関東各地の梅が見頃を過ぎつつあった、3月5日の開花情報で「梅の公園全体がつぼみの状態ですが、東南斜面の早咲きの梅がほころび始めています」いう状況です。



その後も、3月10日で「今朝の雨と今日の暖かい日差しで、園内のつぼみもほころび始めています」、3月14日で「日当たりの良い東口の上では、見頃を迎えはじめました」という状況で、肝心の公園中央部の開花がなかなか進みません。


3月19日の開花情報でも、見頃は3月25日頃という予想でした。

あずまやC付近の散策路



あずまやB付近からの展望



あずまやB付近からの展望


ところが3月20日の春分の日の関東各地は5月上旬並みの陽気でした。

この陽気で吉野梅郷の梅も一気に開花が進んだようです。


3月20日に吉野梅郷に行ったネットの友人のレポートを見ると、随分と開花が進んでいます。



また、21日に吉野梅郷に写真撮影に行ったグループの掲示板では「見頃で良かったですね」という会話が交わされています。

23日は所要があるため、急遽22日に出かけることにしました。


あずまやB付近からの展望



あずまや@付近からあずまやA方向を望む 散策路は上下とも鈴なりの人



あずまやA下方の枝垂れ梅の滝


22日は快晴で4月並みの暖かさ、絶好のお出かけ日和でしかも土曜日です。

吉野梅郷は大混雑になるだろうと思い、7時2分の地下鉄に乗車して、8時45分に日向和田駅に到着しました。

朝早いにもかかわらず、立川駅から乗車した「ホリデー快速おくたま号」は、東京方面からのハイキング姿の乗客で満席でした。

しかも殆どの人が日向和田で下車です。



梅の公園は9時開園です。


風来坊が到着したのは9時少し過ぎでしたので、園内は比較的空いていました。

しかし10時を過ぎる頃から混み始め、11時頃には園内の散策路や広場は多くの人で埋め尽くされていました。


あずまや@からあずまやBを望む 一番右上



あずまやBの下方の光景



あずまやC付近の散策路


今年の吉野梅郷の梅は、寒さの影響で「早咲き」の開花が遅かったですが、3月20日前後に4月〜5月並みの暖かい日が続いたため、梅の開花が急速に進み、「早咲き」「中咲き」の梅が殆ど同時に見頃を迎えたようです。



梅の公園では日当たりの加減で、東南斜面の梅の開花が他所よりも早く、見頃の時期にずれがあります。

しかし、今年は公園中央付近の梅の開花が3月20日前後に急速に進んだため、東南斜面と中央付近の見頃の時期にあまり差がなかったようです。


玄海ツツジと梅



あずまやA付近からの展望 階段も大混雑



あずまやAの下方からの展望


風来坊が吉野梅郷に行った2日後の、3月24日現在の開花情報では、「日当たりの良い梅の公園「東口」:満開、梅の公園「正面口、中央部」:見頃、吉野梅郷中心地「中道梅園」:見頃」となっており、吉野梅郷全体が一挙に見頃、満開を迎えて状況です。



今年の3月下旬に吉野梅郷を訪れた方は、梅の公園全体が見頃の梅に埋め尽くされる光景を見ることができて、本当にラッキーだったといえるのではないでしょうか?

風来坊もラッキーに巡り会うことができて良かったです。


東南斜面の梅



東南斜面の梅



東南斜面の梅


梅の公園内ではボランティアによる、梅樹などについてのガイドが無料で行われています。

ガイドの予約は受付けていないそうですが、正面入口の内側広場から、定期的に巡回ガイドがスタートしているようです。



ガイドボランティアは、目立つ蛍光グリーンのジャンパーを着て園内の各所を巡回しているそうです。

ガイドからは梅のことに関する詳しい説明を聞くことが可能です。

気楽に声をかけて下さいとのことです。


東口からの散策路



天沢院背後の展望ポイントからの梅の公園全景



天沢院


アクセス


JR青梅線日向和田駅から徒歩15分で「青梅市梅の公園」です。


駐車場

梅の公園には駐車場はありません。個人の梅園に有料駐車場が準備されていますが、土・日は大変混雑します。



関連するホームページ

 青梅市観光協会


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        風来坊


紅白の梅と山茱萸(さんしゅゆ)


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