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湘南スターモールの竹飾り
年に一度、天の川をわたってふたつの星が出逢う・・・・・ そんなロマンチックな伝説を今に伝える平塚の七夕まつりは、湘南に夏の訪れを告げる風物詩です。 さまざまな想いが込められた数多くの豪華絢爛な竹飾りが、満天の夜空を美しく彩ります。
ロマンに出会う4日間! 今年も「第58回湘南ひらつか七夕まつり」が7月4日(金)から7日(月)まで開催されました。 梅雨前線が日本列島を上下する時期で、7月1日の天気予報では、七夕まつりの期間は曇りマークと傘マークのみと、天候が心配されました。 結果的には、最終日の7月7日は少し雨模様でしたが、その他の日は比較的天候に恵まれました。
七夕まつり初日の7月4日は、前日からの雨が早朝には雷雨となりました。 しかしながら8時過ぎには雨が上がり、天気予報では午後には日射しも出るとのこと! 梅雨時の天候は不順ですから、早速に出かけることにしました。
梅雨時でもあり、前線の移動で天候がめまぐるしく変化することから、天気の良さそうな初日に、昼も夜も観賞することにしました。 会場に到着した午後1時前には雲も随分ありましたが、何と2時頃から平塚は快晴となり、その天候が夜まで続きました。 真夏日を記録する暑さでしたが、天候に恵まれた一日でした。
会場に到着した13時頃は、比較的空いていましたが、時刻の経過とともに人出が多くなり、午後3時頃からは、会場内では左側通行の通行規制となりました。 やはり人出は昼よりも夜の方が断然多く、多くの方が夜空に輝く七夕飾りを楽しんでいました。
平塚の七夕まつりは、昭和26年に平塚商人の心意気を吹き込んだ第1回の七夕まつりが開催されてから、今年で58回目になります。 毎年300万人前後の人出があり、現在では仙台などと並ぶ日本有数の七夕まつりです。
湘南スターモールの竹飾り:姉妹都市
うなぎの川万
七夕まつりは、第55回までは開催期間は5日間でしたが、一昨年から4日間となっています。 開催期間が1日短くなったため、人出の減少が心配されたそうですが、昨年も5日間の開催に近い280万人の人出があったとのことです。 ということは、それだけ会場は混雑するということかな?
七夕まつりでは、中心街に約500本、市内全域で約3000本の竹飾りが提出され、特にメーン会場である「湘南スターモール」には絢爛豪華な約90本の飾りが提出されます。 中には10mを超える大型飾りもあります。
平田人形専門店
滝口カバン
また、湘南平塚七夕まつりに竹飾りには、活躍中のスポーツ選手や人気の動物、キャラクターなどの流行り取り入れた飾りが取り入れられるのも大きな特徴です。 今年の飾り付けは北京オリンピック関連が一番でした。 「日本頑張れ」コールがあちこちに見られました。
また、期間中は毎日のように各種パレードが行われますが、初日の7月4日は13時30分から、今年の織り姫の披露パレードがありました。 素敵な織り姫に出会うことができてラッキーでした。 写真は昼の部です。
片野屋:白雪姫
七夕まつり 七夕まつりは、中国の牽牛織女の伝説に基づいて始まり、日本へは星まつりとして伝えられました。 はじめ宮廷貴族を中心とする都の生活のうちに受け継がれ、書道の上達や恋愛の成就を祈る風習となりました。 江戸幕府はこれを年中行事に取り上げ武家の風習となり、しだいに庶民へも普及するに至り、各地域によって特色のある七夕まつりとして今日に至っています。
湘南ひらつか七夕まつりの特色 平塚の七夕まつりは、戦後商業振興策として始められたもので、活発な商業力に裏づけられた日本一といわれる竹飾りの豪華さに特色があります。 期間中は竹飾りのコンクールをはじめ、パレード等各種催物がくりひろげられ日本を代表する夏の風物詩として発展してきています。 さらに、コンテストで選ばれた湘南ひらつか織り姫が七夕まつり期間中、パレードや市中訪問など様々な行事でまつりを一層盛り上げています。
石川遼選手
湘南ひらつか七夕まつりの歩み 平塚は海軍火薬廠があったことから昭和20年7月の大空襲で壊滅的打撃を受け、全市が焼野原と化してしまいました。 しかし、復興は早く、「戦災復興五ヶ年計画」も一段落した昭和25年7月「復興まつり」が開催されました。 そしてちょうどこの時期が近隣農家の野上りの時期とも重なり非常に多くの人出を見ました。
そこで、平塚商工会議所、平塚市商店街連合会が中心となって昭和26年7月には仙台の七夕まつりを範とし、平塚商人のたくましい心意気を吹き込んだ第1回七夕まつりを行いました。 昭和27年と28年には「平塚七夕音頭」「紅谷町音頭」「平塚恋しや」が発表され七夕まつりに色をそえました。
紅谷パールロードの入口
紅谷パールロードの七夕飾り
そして、昭和32年の第7回七夕まつりからは、平塚市の主催となり、諸産業発展を願い、また平塚を広く全国に紹介する場として重要な役割を果たしており、今日では、日本を代表する七夕まつりに成長しています。
アクセス 七夕まつり会場までは、JR平塚駅から歩いて2分です。しかし、300万人前後の人出がある一大イベントです。 北口改札口は大変混雑しますので、「SUICA」をご利用でない方は、出発駅で往復乗車券を購入することをお勧めします。 また、西口改札口は比較的空いており、こちらを利用することをお勧めします。
七夕まつり開催期間中の周辺道路は、全面交通規制となります。 通行許可証がないと会場付近に近付けないようです。 駐車場は相模川河岸近くに設けられており、会場へはシャトルバスでの移動となります。 電車・バスが無難です。
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