散策スポット・北海道東北

散策スポット目次

HOME

前ページ

次ページ

湘南平塚七夕まつり その2 (H20.7.4)

湘南スターモール


七夕の伝説

77日七夕の夜、天の川を隔てて輝く、わし座の1等星アルタイル(牽牛星)彦星とこと座の1等星べガ(織女星)織姫が 一年に1度だけ逢うことを許された夜・・・・・

このお話は中国で生まれ日本に語り伝えられた伝説です。


夜空に輝く天の川のほとりに、天帝の娘で織女と呼ばれるそれは美しい天女が住んで居ました。

織女は、天を支配している父天帝の言いつけをよく守り、毎日機織りに精を出していました。

織女の織る布はそれはみごとで、五色に光り輝き、季節の移り変わりと共に色どりを変える不思議な錦です。




天帝は娘の働きぶりに感心していましたが、年頃の娘なのにお化粧一つせず、恋をする暇もない娘を不憫に思い、天の川の西に住んでいる働き者の牽牛という牛飼いの青年と結婚させることにしました。



こうして織女と牽牛の二人は、新しい生活を始めました。

しかし、結婚してからの織女は牽牛との暮しに夢中で毎日はしゃぎまわってばかり。

機織りをすっかり止めてしまったのです。

天帝も始めはこんな二人の様子を新婚だからと大目にみていましたが、いつまでもそんな有様が続くと眉をひそめざるを得ません。



天帝はすっかり腹を立ててしまい、2人の所へ出向くと、

「織女よ、はたを織ることが天職であることを忘れてしまったのか。心得違いをいつまでも放っておく訳にはいかない。再び天の川の岸辺に戻って機織りに精を出しなさい」

更に付け加えて・・・・「心を入れ替えて一生懸命仕事をするなら1年に1度、7月7日の夜に牽牛と会うことを許してやろう」と申し渡しました。




織女は牽牛と離れて暮すのがとても辛く涙にくれるばかりでしたが、父天帝に背く事もできず、牽牛に別れを告げると、うな垂れて天の川の東に帰って行きました。



それ以来、自分の行いを反省した織女は年に1度の牽牛との再会を励みに、以前のように機織りに精を出すようになりました。

牽牛も勿論思いは同じ、働いて働いて・・・・7月7日を待ちました。

こうして、牽牛と織女は互いの仕事に励みながら、指折り数えて7月7日の夜を・・・・



ところが、2人が待ち焦がれた7月7日に雨が降ると、天の川の水かさが増して、織女は向こう岸に渡ることができなくなります。

川下に上弦の月がかかっていても、つれない月の舟人は織女を渡してはくれません。

2人は天の川の東と西の岸辺にたたずみ、お互いに切ない思いを交しながら川面を眺めて涙を流すのでした。




7月7日に雨が降れば・・・・そんな2人を見かね何処からともなくかささぎの群が飛んできて、天の川で翼と翼を広げて橋となり、織女を牽牛のもとへ渡す手助けをしてくれるのだそうです。



七夕に関する和歌

古代の歌人は恋愛をモチーフとした七夕の和歌を数多く残しております。

奈良時代、平安時代、鎌倉時代を代表する歌人の和歌を紹介します。


大船に 真揖しじぬき 海原を
 漕ぎ出で渡る 月人をとこ

         柿本人麻呂

織女し 舟乗りすらし まそかがみ
 清き月夜に 雲立ちわたる

          大伴家持


虹谷パールロード



七夕は いまやわかるる 天の川
 かはぎり立ちて ちどり鳴くなり

           紀貫之

おほかたを 思えばゆかし 天の川
 けふの逢瀬は うらやまれけり

           紫式部

年ごとに 待つも過すも わびしきは
 秋のはじめの 七日なりけり

          和泉式部

七夕の 手玉もゆらに おる機を
 折りしもならふ 虫の声かな

          藤原定家





アクセス

七夕まつり会場までは、JR平塚駅から歩いて2分です。

しかし、300万人前後の人出がある一大イベントです。


北口改札口は大変混雑しますので、「SUICA」をご利用でない方は、出発駅で往復乗車券を購入することをお勧めします。

また、西口改札口は比較的空いており、こちらを利用することをお勧めします。



公園通り・大門通り


公園通りの竹飾りと露店



大門通りの飾り付け

七夕まつり開催期間中の周辺道路は、全面交通規制となります。

通行許可証がないと会場付近に近付けないようです。

駐車場は相模川河岸近くに設けられており、会場へはシャトルバスでの移動となります。

電車・バスが無難です。



公園通りの竹飾りと露店


ベイスターズのマスコットも登場



関連するホームページ

 湘南ひらつか七夕まつり



湘南平塚七夕祭りその1へ


         風来坊


子供たちの作品


目次  TOP 前ページ 次ページ HOME