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金剛證寺本堂
仁王門
朝熊岳金剛證寺は、昔より伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥の院ともいわれ「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の一節にも唄われ、参宮する人々は当寺に参詣するのが常だったそうです。 伊勢志摩スカイラインの頂上付近にあります。
鐘楼
当山は欽明天皇の頃、暁台上人によって開かれ、平安時代には弘法大師(空海)によって堂宇が建立され、密教修業の大道場として隆盛を極めました。 その後応永年間(1394〜1428年)に鎌倉建長寺開山大覚禅師の法孫である仏地禅師(東岳文いく禅師)が法燈の衰微を嘆き再興、以来禅時に改められ、現在は臨済宗南禅寺派、別格本山となっています。
開山堂
御本尊の福威智満虚空蔵大菩薩は、日本三大虚空蔵菩薩の第一位として広大無辺な福徳・智慧の功徳を有する佛様です。 御本尊は秘仏で、伊勢神宮のご遷宮の翌年に、二十年に一度のご開帳を厳修しているそうです。
本堂 慶長14年(1609年)姫路の城主池田輝政公の寄進により再建されたもので七間六間、一重寄棟造り、向拝三間、檜皮葺の堂々たる巨宇で桃山時代の精華をつくした建物です。 外部は朱漆、内部は金箔押で内陣は拝観できます。 伊勢神宮の奥の院ともいわれる如く、御本尊の福威智満虚空蔵菩薩とともに、天照大神をお祀りし神仏習合の思想を表しています。
本堂
福丑
智慧寅
連間の池
連間の池と太鼓橋 弘法大師が掘られたと伝えられるこの池には、朱塗りの太鼓橋がかけられ、この橋を境に俗界と聖地があらわされています。 関連するホームページ 朝熊岳金剛證寺
夫婦岩(2月)
二見浦は、伊勢市二見町の今一色から立石崎に至る海岸です。 伊勢湾に注ぐ五十鈴川の河口に形成された三角州状の地帯です。 立石崎の二見興玉神社内にある夫婦岩は全国的に有名です。
夫婦岩は、沖合約700mの海中に鎮まる猿田彦大神縁りの霊石と伝えられる興玉神石を拝する神聖な鳥居とし、また東の空から神々しく昇る、日の大神を拝する鳥居としての役目をしているそうです。 日の出で名高い夫婦岩ですが、実際に岩の間から日の出を見ることが出来るのは4月〜8月の間です。
6月の夏至の前後1週間は岩の中央から日の出が昇り、天気が良ければその背に霊峰富士を仰ぐことができるそうです。 また冬至の前後(11月〜2月頃)には、岩の間から満月が昇ります。 朝日とはまた別の幻想的な趣を感じることができるようです。
夫婦岩は今年2月にも訪ねましたので、一部の写真は今年2月に撮影したものです。
二見興玉神社入口
冬場は波飛沫がかかります
夫婦岩の男岩は高さ9m、女岩は高さ4mで、長さ35mの大注連縄が5本張られています。 大注連縄は太さ10センチで、1本の重さが40kgあります。
一番先が二見興玉神社
二見興玉神社境内
大注連縄張神事(おおしめなわはりしんじ) 大注連縄張神事は、夫婦岩に大注連縄を張り替える神事であり、年に3度行われています。 5月5日 午前10時 9月5日 午前10時 12月 午前10時
満願蛙
関連するホームページ 二見興玉神社 伊勢の旅その1へ 伊勢の旅その3へ 風来坊
八大龍王大神