散策スポット・桜2007

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引地川・千本桜 (H19.3.31)


五号橋上流の桜並木



福田7号橋から下流を望む


引地川は、神奈川県大和市上草柳水源地を起点として、大和市・綾瀬市・藤沢市内を流れ、相模湾を終点とする全長約21.1kmの中小河川です。

水源から新道下大橋までの4.46kmの区間を準河川として大和市が管理し、新道下大橋から河口までの区間を二級河川として神奈川県が管理しています。



中原街道と引地川とが交差するところの橋が新道下大橋です。

この新道下大橋から下流の福田8号橋付近までの約1.3kmの区間には、引地川の両岸に桜が植えられ、桜のトンネルが続いています。


これが引地川・千本桜と呼ばれている、桜の名所です


福田7号橋から上流を望む



代辻橋から上流を望む


引地川・千本桜の区域は、川の両側に散歩道があり、桜はその外側の土手に植えられています。

川幅は5m程度ですから、両岸の桜の大木の枝が川の上で交差し、桜のトンネルを形成しています。


したがって、川に沿って散策しながら、桜のトンネルを楽しむことができます。



引地川に平行して小田急江ノ島線が走っていますが、千本桜は小田急江ノ島線の桜ヶ丘駅と高座渋谷駅の間に拡がっています。

どちらの駅からも徒歩で10分程度です。


散策路の光景



六号橋から下流を望む



散策路の光景


風来坊は常泉寺に行くときに利用する高座渋谷駅で下車しました。


高座渋谷駅で下車すると、千本桜方面の案内板が要所、要所に立てられていました。

案内板にしたがって常泉寺の傍を通り、約10分で千本桜の一番下流部分の福田8号橋に到着です。



風来坊が訪ねたのは、土曜日の昼過ぎということもあり、引地川の両岸はお弁当を広げるグループ、バーベキューをするグループで埋まっていました。

しかしながら、散策路はしっかりと確保されており、桜のトンネルをゆっくりと楽しむことができました。


散策路の光景



散策路の光景


千本桜の散策路の中頃の橋の上では屋台も出て賑わっていました。


しかし、売店があるのはこの橋の上のみで、他の区域には売店は全く見あたりませんでした。

千本桜自治会がしっかりと運営しているようです。



福田8号橋付近から桜並木を望む



したがって、散策路にあるのは桜のみです!


桜以外に余計にものは何もなし!

これもまた千本桜の良いところではないでしょうか?


散策路の光景 前方は五号橋



八幡橋から下流を望む


千本桜の一番上流部分が中原街道と交差する新道下大橋です。


この上流にも桜の綺麗な個所がありますが、桜のトンネルはここで終わりです。

また、桜ヶ丘駅は新道下大橋から徒歩で約10分です。



引地川の由来


引地川の名前の由来はさまざまな説があるようですが、その一つとして、「土地が川の流れによって押し出される」という意味があると云われています。

この川がかつてよく洪水や氾濫を起こし、土地をけずるように流れていたことが想像されます。


八幡橋から上流を望む



新道下大橋から下流を望む



散策路の光景


昔から川の周辺には人が集まり田畑を耕し集落ができます。


その住民はそれぞれの地区を流れる川に名前をつけていました。

引地川でも同様に長後では「長後川」、下土棚では「土棚川」、鵠沼では「堀川」など、かつては村によって呼称が違っていたようです。


「引地川」という名前で統一されたのは、河川管理が必要となった近代になってからとのことです。



引地川の正式名称

「引地川」の読み方ですが、「ひきち」「ひきぢ」「ひきじ」と読まれています。「川」の部分は殆どが「がわ」と濁音で読まれます。

引地川には上流から河口まで約80本以上の橋が架けられていますが、橋の銘板に記されている名称も統一されていません。

上流では「ひきち」、下流では「ひきじ」と読むのが一般的なようです。


散策路の光景




散策路の光景


近年になって、神奈川県によって引地川の読み方が統一され、公的には「ひきじがわ」と読まれています。



アクセス


小田急江ノ島線桜ヶ丘駅から徒歩約10分。

小田急江ノ島線高座渋谷駅から徒歩約10分。


         風来坊


散策路の光景

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