散策スポット・桜2007

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三渓園の桜 (H19.4.1)


三渓園正門付近からの光景



藤棚付近からの光景


三渓園は、生糸貿易で財をなした横浜の実業家 原 三渓(本名:富太郎)の元邸宅です。

三渓園は、横浜市の南東部、本牧海岸に沿った山や谷などの美しい自然をそのまま生かした、ひときわ異彩を放つ庭園です。



17万5千平方メートル(約53,000坪)にも及ぶ広い庭園は、原三渓の手によって精魂込めて造られ、明治39年(1906年)に「三渓園」として一般に公開されました。

原三渓は新芸術の育成に力を注ぎ、日本美術院の才能ある多くの芸術家を援助・育成し、日本画壇に多大な影響を与えたとともに、国宝孔雀明王(くじゃくみょうおう)像の仏画をはじめとする古美術のコレクションは、かつて国内有数を誇りました。


観心橋と涵花亭



観心橋と旧燈明寺本堂


とりわけ京都や鎌倉などから寺塔、殿舎、楼閣、茶室等の古建築の逸品を集め庭園に配して一般に公開したことは、まさに希有の業績といえます。

園内には10棟の重要文化財を含む17棟の歴史的建築物が、四季折々の自然の景観の中に巧に配置されています。



旧燈明寺三重塔



第2次世界大戦では大きな被害を受けましたが、昭和28年
(1953年)原家から財団法人三渓園保勝会の手に移されたのを機に復旧工事が行われ、5年後にほぼ昔の姿を取り戻したそうです。


旧燈明寺三重塔



旧燈明寺三重塔


三渓園では、四季を通じてさまざまな花を楽しむことができますが、今年は桜を求めて4月1日に訪ねました。

桜の時期の三渓園は今回が初めてです。


三渓園では、園内の桜が一斉に咲き誇る時期に合わせて、毎年「観桜の夕べ(ライトアップ)」が開催されています。



今年の「観桜の夕べ」は3月30日から4月8日までの10日間の予定で開催されていました。

この期間は開園時間が午後9時まで延長され、美しい夜桜に加え、旧燈明寺三重塔のライトアップなどを楽しむことができます。


旧燈明寺本堂



三渓園茶屋付近の光景



観心橋と旧燈明寺三重塔


風来坊、午前9時の開園と同時に三渓園を訪問した後、東京の目黒川散策に行きましたので、残念ながらライトアップを楽しむことはできませんでした。




三渓園は外苑と内苑に大きく区分されています。


外苑は明治39年(1906年)の開園に当たり、一般に公開されたエリアです。

京都・燈明寺から移された三重塔がランドマークとして配され、四季折々の花を中心に楽しめるエリアです。



観心橋



観心橋と三渓園天満宮


内苑は昭和33年
(1958年)の公開まで、原家の私庭であったエリアです。

花を楽しむ外苑に対して、内苑では古建築で構成された瀟洒な庭のつくりが楽しめます。

なかでも江戸時代初期の紀州徳川家ゆかりの臨春閣の景観は、京都・桂離宮と対比されるものだそうです。



満開のソメイヨシノ



桜は外苑の大池周辺、旧燈明寺本堂周辺で楽しむことができます。

内苑には桜の木は数本しかありません。


藤棚と満開のソメイヨシノ



三渓園正門前

アクセス

JR根岸駅 1番のりば(市バス58・99・101・108・128系統)10分 本牧下車・徒歩10分

横浜駅東口から市バスで35分、桜木町駅から市バスで30分 バス系統多数 本牧下車徒歩10分または本牧三渓園前下車徒歩5分

駐車料金

500円



入園料
 

500円


関連のホームページ

 三渓園

         風来坊


三渓園近くの街の桜も満開です

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