散策スポット・桜2007

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千鳥ヶ淵の桜 その2 (H19.3.29)

北の丸公園


北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む・手前は首都高速道路



北の丸公園から千鳥ヶ淵全容を望む


千鳥ヶ淵緑道から桜を眺めていると、お堀の反対側の山の上を歩いている人を見かけます。

この山の上は、入口がわかりにくいためか、あまり知られていないようです。

比較的混雑していなくて、千鳥ヶ淵散策の穴場といえます。



千鳥ヶ淵緑道から千鳥ヶ淵戦没者墓苑側の出口にある墓苑入口の信号を左折し、次の千鳥ヶ淵の信号を左折して、緩やかな坂を登った左手の高台に公園があります。

この公園は、北の丸公園の一部で、一番西側の部分のようです。

少し高台になっており、首都高速道路越えになりますが千鳥ヶ淵の桜を展望できます。


東京国立近代美術館工芸館



北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む


北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む



北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む


九段下側の入口から千鳥ヶ淵緑道に入った人は、戦没者墓苑側から出た後、この高台の公園から東京国立近代美術館工芸館の横を通り、北の丸公園を散策し、東京メトロ九段下駅あるいは竹橋駅方面に向かう人が多いようです。

また、逆コースの竹橋方面から北の丸公園を経由して千鳥ヶ淵緑道に向かう人も結構います。



北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む



東京国立近代美術館工芸館の横から北の丸公園に入り、左に曲がって武道館の方向に少し進むと左手に入る狭い散策路があります。

ここのなだらかな坂を登ると千鳥ヶ淵緑道の反対側にある山の上に出ることができます。


北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む



北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む


千鳥ヶ淵緑道から眺めた桜の裏側から、千鳥ヶ淵の桜を眺めることになります。


高台のようになっていて、千鳥ヶ淵の桜を一段と高いところから眺めることになります。

桜の下での宴会は出来ませんが、休憩のための椅子も準備されています。



千代田区さくら再生計画


千鳥ヶ淵を散策していると「区の花さくら再生計画」という看板が目に入りました。

「さくら再生計画インフォメーション」には次の内容が書かれていました。


北の丸公園から千鳥ヶ淵を望む



九段下から田安門に向かう道路も大混雑



田安門付近は大混雑

『千代田区内には約3,000本のさくらがあり、お花見には多くの人出賑わいます。

しかし、これらは戦後間もなく植えられたものが多く、老齢化や環境の変化などで約半数が病虫害等にかかり、弱っています。

そこで、千代田区では平成16年3月に区民、有識者等の英知を結集して「区の花さくら再生計画」をまとめ、同年4月より計画に沿った再生作業を開始しました。



田安門付近の桜


田安門付近は大混雑


再生計画では、永続的な管理作業をもとに再生・更新作業を行うとともに、千鳥ヶ淵、靖国神社周辺、江戸城外濠土手筋を重点整備地区として、将来のあるべき姿を示しています。

また、さくらを愛でる多くの人達が活動する場としての「さくらサポーター制度」や、さくら再生の運営資金を募る「さくらファンド」を創設し、持続していきたいと考えています。


靖国通りから田安門方向を望む



北の丸公園の枝垂れ桜


北の丸公園の枝垂れ桜



田安門付近から牛ヶ渕を望む

区のさくらを守り。育て、そして後世の人々に継承していくために、皆様のご理解とご協力をお願いします。』

また、千鳥ヶ淵では「さくらサポーター制度」に基づく「さくらサポーターの募集」が行われていました。

併せて「千代田区さくら基金」への寄付の募集もありましたので、風来坊、今年も寄付のみに参加しました。



千鳥ヶ淵公園


千鳥ヶ淵公園の桜と半蔵濠



千鳥ヶ淵公園 左は半蔵濠


千鳥ヶ淵緑道の千鳥ヶ淵戦没者墓苑側の出口にある墓苑入口の信号を左折し、真っ直ぐ進んだところが千鳥ヶ淵公園です。


千鳥が淵公園は、英国大使館前の内堀通り沿いにあり桜やその他多くの木々で埋め尽くされた細長い公園です。

皇居前広場や北の丸公園が環境省の管理であるのに対して、ここは千代田区の管理する公園です。



北の丸公園に通じる道路によって、千鳥ヶ淵と半蔵濠に分けられたためか、半蔵濠に面していますが、名前は千鳥ヶ淵公園となっています。


この公園入口の案内板には、大正8年(1919年)に「都会の児童を交通禍から護る」という趣旨で作られたと書かれています。

大正時代に交通事故から子供を護る必要があったのか、さすがに東京は大都会だとあらためて驚いた次第です。


散歩道ではモデルさんが・・・・・



千鳥ヶ淵公園の桜と半蔵濠


千鳥ヶ淵公園の桜と半蔵濠



自由の群像


半蔵門の警察詰め所脇の入口から入るとすぐに、3人の男性ブロンズ像が目に入ってきます。

正面には「自由の群像」と書かれており、反対側には「わが国の新聞事業先覚者20名を顕彰してここに自由の群像を建立する」旨のことが彫られています。

昭和30年11月3日、文化の日の除幕で、これらの像は「自由」「自尊」「進取」を表すのだそうです。



千鳥ヶ淵公園の散歩道



公園の中央には見晴し台があり、半蔵濠に枝を伸ばす桜を眺めることができます。

千鳥ヶ淵緑道や北の丸公園から千鳥ヶ淵公園に足をのばす人は比較的少なく、ゆっくりと散策することができます。

また、細長い公園ですが、散策路は比較的広く、内堀通り側の半分では宴会を楽しむこともできます。


千鳥ヶ淵公園の散歩道



千鳥ヶ淵公園の散歩道


また、この公園にはソメイヨシノの他に「親善サクラ」と呼ばれている枝垂れ桜があります。


戦後、初代駐日英国大使のエスラー・デニング卿が、昭和32年離日に際し、日英親善のしるしとしてしだれ桜20本を寄贈し、千鳥が淵公園の英国大使館前に植樹したものです。

今年はまだ蕾のままでした。


アクセス(千鳥ヶ淵緑道・北の丸公園)

東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下」駅から徒歩10分

東京メトロ東西線「竹橋」駅から徒歩10分


アクセス(千鳥ヶ淵公園)

東京メトロ半蔵門線半蔵門駅から徒歩5分


満開のソメイヨシノ



内堀通り・右前方はイギリス大使館


 

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         風来坊

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