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上野東照宮冬ぼたん2006 (H18.1.15)

「ワラ囲い」の中でひっそりと咲く冬ぼたん



冬紅光



島錦


上野東照宮ぼたん苑の冬ぼたんの一般公開が、今年も1月1日から2月28日の予定で行われています。

昔、寒ぼたんは正月に縁起物の飾り花として使われていました。

しかし生育が弱く、今では「葉ボタン」がその主流となっております。



紅輝


天衣



牡丹は普通、春の4月中旬から5月中旬にかけて、豪華絢爛な花をつけますが、上野東照宮では牡丹の持つ特賞を活かし、寒中の花として「冬ぼたん」を開花させています。

雪のちらつく寒空に、東照宮金色の五重塔を背景とした雪除けの「ワラ囲い」の中でひっそりと咲くその姿は、見る人々の心をなごませてくれます。



???



百花殿


島の輝



冬ぼたんは、樹勢が弱く栽培が難しいため、着花率は2割程度と低く、一般家庭での開花は殆ど望めないようです。



八千代



上野東照宮は、寛永4年(1627年)に、家康公(東照権現)の遺言により、天海僧正と藤堂高虎が造営しました。

3代将軍家光が慶安4年
(1651年)に金色殿として大改築を行ない、これが現存する東照宮です。

東照宮の御祭神は、徳川家康公(初代)、徳川吉宗公(8代)、徳川慶喜公(15代)です。


???



八千代椿


浪花錦



紀の川


上野東照宮ぼたん苑は、昭和55年
(1980年)に日中友好を記念として開苑しています。

回遊式の日本庭園では、日本のぼたんと中国政府から友好記念として贈呈された希少な中国のぼたんを合わせて、290種、3800本が見事な花を咲かせてくれます。



御所桜


八千代



冬ぼたんについては、40品種、600本が寒さ除けの「ワラ囲い」のなかで可憐に咲きます。

東京で冬ぼたんを一般公開しているのは当苑だけだそうです。

また、ぼたん苑では50品種、2000本の芍薬や季節の花も見ることができるようです。


五重塔



八重桜


新日月



冬ぼたん



八千代



???


上野東照宮ぼたん苑の案内


開苑期間:1月1日〜2月末日(期間中無休)

開苑時間:午前9時30分〜午後4時30分(入園締切)

拝観料:大人600円、団体500円(20名以上)、高校生400円



天衣


寒紫



アクセス


JR上野駅から徒歩5分 上野動物園の隣
 
関連するホームページ

  上野東照宮


             風来坊


百花殿



紀の川



島錦


上野東照宮ぼたん苑には、冬ぼたんに関する俳句が掲げられていました。



冬牡丹 咲きし証の 紅散らす  安住 敦


振り向きし 人の襟足 冬牡丹  松崎鉄之助



???


八千代椿





夢のまた 夢の色なり 冬牡丹  鉄之介



息見ゆる まで近寄りて 冬牡丹  千葉信子


雪衣



ハイヌーン



御所桜




背き合い 相寄り籠る 寒牡丹 川村 基子


崩るるを 拒みつづけて 寒牡丹 木村静子



紅輝


島の藤





影もまた 藁がこひ出ず 寒牡丹 青木美佐子


藁囲い はみ出してゐる 冬牡丹 細井三千代


紫紅殿



百花殿



ハイヌーン




八方に 開き崩れず 寒牡丹 佐藤桂子



一ひらを 開きとどまる 寒牡丹 武田澄江



冬紅光


白重





しろがねの 心あふれて 寒牡丹 朗人



色つつみ 日ざしを包み 寒牡丹 長江いさよ


八千代


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