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江の島散策 その2 (H18.2.5)

江の島サムエル・コッキング苑&江の島展望灯台


江の島展望灯台から:片瀬東海岸



江の島展望灯台から:稲村ヶ崎


江の島サムエル・コッキング苑の名前は、この地に最初に庭園を造ったイギリスの貿易商サムエル・コッキングに由来しています。

コッキングは横浜で貿易商として成功し、明治15年(1882年)から数年かけて江の島の頂上に和洋折衷の大庭園を造営しました。



庭園の総面積は1万平方メートルを超え、園路、石垣・築山、池、花壇のほか、広さ680平方メートルもの温室も作られました。

この温室は、当時日本一の広さで、温室の中はもちろん、庭園内には熱帯・亜熱帯の植物が生い茂り、さながら南国のたたずまいを現出していたと言われます。


江の島展望灯台から:鎌倉〜逗子



江の島展望灯台から:片瀬西海岸



江の島展望灯台から:茅ヶ崎〜大磯 遠くに丹沢も


今でも苑内には当時を偲ばせるシマナンヨウスギ、クックアロウカリア、タイミンチクなどが残っています。

コッキングの造った庭園は、時代の変遷、特に関東大震災の災害などによって荒廃し、温室の昭和24年の整備時に地中に埋められました。



昭和24年からは「江の島植物園」として親しまれてきましたが、平成15年4月、江ノ島電鉄の改行100周年記念行事による展望灯台の建て替えに合わせて大々的に再整備され、「江の島サムエル・コッキング苑」として生まれ変わりました。

苑内にはさまざまな南洋植物や四季折々の草花が植えられていて、訪れる人の目を楽しませてくれます。

特に12月〜4月にかけては数多くの椿の花が見事に花開くそうです。


江の島展望灯台から:小田原方面 富士山は霞の中



江の島展望灯台からの富士山


また、この再整備に合わせて、藤沢市の姉妹・友好都市のコーナーが作られました。

なかでも中国・昆明市のコーナーにある中国伝統建築様式の四阿
(あずまや)、「騁碧亭(ていへきてい)」は、このために現地から職人に来てもらい製作したものです。

マイアミビーチ広場は、苑内からの眺めがマイアミビーチに似ていることから名付けられものです。



サムエル・コッキング苑内にある、「江の島展望灯台」は環境に配慮した、特徴的な逆円錐形となっています。

海抜101
.56mの展望フロアからは、天気の良い日には富士山を始め伊豆半島や箱根、丹沢の山々、大島、三浦半島、横浜ランドマークタワーが一望できます。

また、展望フロアの上には屋上展望台があります。



伊豆大島も霞の中です



江の島展望灯台


昆明広場の騁碧亭(ていへきてい)


この展望台には、写真でもわかるように、エレベーターを中心に螺旋階段が付いていますので、屋上展望と同じく風を感じながら絶景を楽しむことができます! 

この階段は下り専用になっています。



利用料金は

サムエル・コッキング苑

大人 200円 小学生 100円


江の島展望灯台

大人 300円 小学生 150円


マイアミビーチ広場から片瀬海岸を望む



稚児ヶ淵(ちごがふち)


稚児ヶ淵の岩場は釣り客で大賑わい 遙か彼方は伊豆半島です



稚児ヶ淵の釣り客と富士山

稚児ヶ淵(ちごがふち)

奥津宮から飲食店街に沿って進み、階段を下がったところが、稚児ヶ淵(ちごがふち)です。

稚児ヶ淵は、幅50mにわたって隆起した海蝕台地です。

大島、伊豆半島、富士山が一望でき、神奈川景勝50選の一つに選ばれています。



絶好の磯釣りのポイントになっており、この日も岩場には多くの釣り客が見られました。

富士山を眺めながらの磯釣りとはこの上ない贅沢ですね。

岩の割れ目から小さな貝やエビの泳いでいる姿も見ることができ、子供も楽しめます。

また、大きな波の時は岩場に海水が侵入してきます。


稚児ヶ淵の釣り客と富士山



稚児ヶ淵の岩場と富士山


稚児ヶ淵の岩場



稚児ヶ淵の岩場と湘南海岸


滑りやすく、フジツボもあるので、ケガをしないよう散策には注意が必要です。

風来坊、久し振りに磯の香りをかぎながら、海に浮かぶ富士山を堪能しました。

少し雲のかかった富士山でしたが!



稚児ヶ淵の岩場と三浦半島



江の島岩屋(えのしまいわや)

江の島の最奥部にある海水の浸食によってできた洞窟で、かつては弘法大師や日蓮上人が修行したという江の島信仰発祥の地です。

源頼朝が戦勝祈願した場所としても有名です。


稚児ヶ淵の岩場と三浦半島



江の島岩屋


奥行き152mの第一岩屋と112mの第二岩屋があります。


洞窟内の落石により閉鎖されていましたが、周辺施設を一新して、平成5年から内部を見学することができるようになりました。



アプローチの通路も整備されており、稚児ヶ淵の岩場におりることなく入口まで行くことができます。

今年2月は、洞窟内の落石防止工事のため、閉鎖されており、今回は岩屋の外側からの紹介のみです。


岩屋へのアプローチ通路



山ふたつ



展望台灯台からの展望 右下が山ふたつの展望台

江の島をちょうど二分する境となっていることから、俗に山ふたつといわれています。

奥津宮のある西側は、昔から全く地震を感じなかったことから地震知らずの山とも呼ばれ、岩屋に属する部分は、全体が一つの巨岩から成り立っているからだろうといわれていましたが、関東大震災の時には奥津宮の本殿は倒壊一歩手前まで揺り動かされたそうです。

南側の暗礁に砕け散る激しい波を見下ろす絶壁の頂には、潮風に吹きさらされる老松がたたずむのが見えます。



アクセス

江の島弁天橋まで

小田急片瀬江ノ島駅から徒歩5分

江ノ電江ノ島駅及び湘南モノレール湘南江の島から徒歩10分

関連のホームページ

  藤沢市観光協会

  江の島マニアック


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             風来坊


山ふたつ展望台から
正面の伊豆大島は霞んでます


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