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河津桜05 (H17.2.23)



河津浜地区の河津桜


河津浜地区の土手の上のさくら

今年の関東の春一番は、昨年より10日ほど遅い3月23日でした。

横浜で28.m、東京で23.mという強風が吹き荒れました。

また、この南風の影響で気温はぐんぐん上昇し、横浜で17
.8度、東京で19.4度と4月中旬並みの陽気となりました。

一方、北海道や東北地方は発達した低気圧の影響と寒気団の影響で猛吹雪となり、航空便200便以上が欠航するなど、交通機関にも大きな影響が出ました。


春一番の強風が吹き荒れる中、風来坊は河津桜を見に行ってきました。

インターネットの開花情報では週末が満開で、23日は七分咲きということでした。

しかしながら、風来坊、所用があって週末は関東を離れるため、止むを得ず春一番が吹くという予報の下での、河津桜見物になりました。

河津浜地区の土手の下のさくら


河津浜地区の桜


河津浜地区の桜


河津駅付近の桜並木 左上が伊豆急行の線路


横浜駅9時23分発の「踊子101号」に乗車しましたが、平日にもかかわらず、車内は満席でした。

河津桜の名前が拡がり、土・日曜日には10万人を超える観光客が集まるという一大観光地のなっているためかと思います。

また、この時期に開催されている伊豆稲取の「雛吊るし飾り祭り」も人気のようです。




菜の花ロードは大混雑です

11時31分に河津駅に到着しました。河津駅の改札口を出ると、華やかな光景が目に飛び込んでくるのですが、今年は何かしら物足りなさを感じました。

○ 花の色がピンクであるため、蕾の残る七分咲きではやや明るさが少ない
 菜の花が満開を過ぎており、黄色の花の量が少ない。

といった点が華やかさにかけると感じた原因かもしれません。


菜の花ロードの河津桜


菜の花ロード


河津桜は緋寒桜と早咲き大島桜の自然交配種といわれ、開花時期が早く2月上旬から3月上旬までの約1ヶ月間、やや大きめの淡いピンクの花を咲かせます。

新種と判明した昭和49年に「河津桜」と命名され、昭和50年に「町の木」に指定されたという比較的新しい桜です。



お花見ハイキングコースの光景


菜の花と河津桜


現在では、河津川沿いの桜並木を中心に町内全域に約8,000本以上の河津桜が植裁されています。


お花見ハイキングコースも大混雑




豊泉橋から上流を望む


浜橋からの河津浜地区を望む


春一番の強風が河津川に沿って山から海に向かって吹いており、川沿いの土手の上を歩くと、時折吹く突風に吹き飛ばされそうな感じさえする桜見物となりました。

また、強風のため桜の枝は揺れ動き、写真撮影もままならない桜見物でもありました。

しかしながら、多くの観光客で賑わっていました。


河津川の河口付近では水面に写る桜と菜の花が綺麗ですが、今回は強風のため、この光景にも出会うことができませんでした。

右の写真は、残念ながら昨年撮影したものです。


河津浜地区の光景(昨年撮影したもの)




河津桜の原木


河津桜の原木

河津川沿いの桜は七分咲きでしたが、少し早咲きの河津桜の原木はちょうど満開でした。

原木の側に「河津桜原木物語」が掲示されていました。


昭和30年頃の2月のある日、この家の主であった飯田勝美氏が、河津川沿い(豊泉橋上流の田中地区側)の冬枯れの雑草の中で芽吹いていた約1メートル位育った桜の若木を偶然見つけて庭先に植えたことが始まりでした。


約10年後の昭和41年1月下旬、やっと花が咲き始めました。

同年4月、主の勝美は花が咲くのを見届け永眠しました。


その後きれいに咲く桜を見て譲って欲しいという話もありましたが、思い出の桜のため手放さなかったそうです。

当時、この家の屋号からこの桜は「小峰桜」と呼ばれ、親しまれていました。


河津桜


河津桜


その後の調査で新種の桜とわかり昭和49年に河津で生まれた桜であることから「河津桜」と命名され昭和50年4月河津町の町の木に指定されました。

原木の大きさ

木高 約10メートル
樹幅 約10メートル
幹周 約115センチメートル
開花時期 1月下旬から3月上旬


関連するホームページ

    河津桜


昨年の河津桜の様子はここをクリックして下さい。


             風来坊


河津桜


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