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足利フラワーパークの藤05 (H17.5.4)

大藤棚



大藤(野田の長藤)(足利市の天然記念樹)



大藤(野田の長藤)


足利フラワーパークには4つの大藤棚があります。

そのうち3本は花房が150cm前後のムラサキ藤です。

この藤はいずれも、日本女性樹木医第1号の塚本こなみさん(現在の足利フラワーパーク園長)によって、1996年に足利市堀込町の早川農園から足利フラワーパークに移植されたものです。


藤は移植が比較的容易な樹種といわれていますが、それでも根元の径が60cm程度までというのがこれまでの常識のようです。

しかし塚本さんによって根元の径90cm前後の藤3本の移植に見事に成功、現在素晴らしい景観を呈しています。


大藤の全景



2本目の大藤からの展望 見学者の向こうが最初の大藤


足利フラワーパークの最大の見物である大藤(野田の長藤)は、幹回り3.6mの美しい樹体を持つ樹齢130年の長藤です。

4月下旬から5月上旬に、160cmもの長い花房を250畳の棚いっぱいにつけるそうです。

1999年10月に足利市の重要文化財天然記念樹に指定されています。


天然記念物の大藤棚の隣に、もう1個の大藤棚があります。

隣の大藤棚からは2つの大藤棚の素晴らしい景観を眺めることができます。

3本目の大藤棚は西ゲートの近くにあります。花房が170cmにもなる長藤棚です。

この長藤棚は花房の下に入って眺めることが可能です。


花房が170cmの長藤棚 藤棚が広く下からも見学可能



八重黒龍(八重の藤)




八重黒龍(足利市の天然記念樹)



八重黒龍

大藤棚の最後の1本が大変に珍しい八重の藤棚です。

この八重の藤も早川農園から移植されたものです。

八重の藤棚としては日本一だそうで、1999年10月に足利市の重要文化財天然記念物に指定されています。

濃い紫色の、長さ25cmほどの八重の総状花序で、香りが良く、花をポプリとしても使用するそうです。


八重黒龍


八重黒龍



白藤のトンネル



白藤のトンネル



白藤のトンネル

足利フラワーパークの入口からショッピングセンターを通り抜けて、フラワーステージを左手に見て真っ直ぐ進むと、白藤23本で構成された長さ80mのトンネルです。

白藤は開花時期が少し遅いようで、トンネルの中への花房の垂れ具合はもう一つという感じでしたが、素晴らしい香りに包まれているトンネルでした。



白藤の左がトンネルです


白藤の右がトンネルです



トンネルの中への垂れ具合はもう一つという感じでしたが、トンネルの外から見る白藤は見事な景観を呈していました。

この白藤の房がさらに伸びるとなるとそのような景観になることでしょう?


白藤の左側がトンネルです



庭園内の光景



クルメツツジと藤の路



クルメツツジと藤の路


足利フラワーパークのパンフレットに、「世界が息を呑んだ美しさ」「800畳敷の大藤棚・700畳敷の大藤棚・世界でも珍しい八重の大藤棚。長さ80mの白藤のトンネル・長さ80mのきばな藤のトンネル。うすべに藤・ムラサキ藤・白藤・キバナ藤。290本もの藤の楽園」と書かれていました。

大藤と白藤のトンネル程度の知識しかなかった風来坊は290本という藤のおりなす景観に圧倒されました。


今年のゴールデンウィークは大型連休のため、風来坊が足利フラワーパークを訪ねようとした5月4日は、帰省客、Uターン客で東北自動車道は上りも下りも渋滞するとの予測がでており、やむなく電車を利用することにしました。

館林のツツジを見に行った時に利用した「フラワー・エキスプレス」は5月1日で運行が終了しており、今回は渋谷から久喜まで湘南新宿ラインを利用しました。


クルメツツジと藤の路



古代蓮の池を望む 左前方は長藤棚


古代蓮の池を望む 右前方は長藤棚



クルメツツジと藤の路

久喜で東武伊勢崎に乗車したところ通勤電車並みの混雑でした。

途中の館林で若干空いたものの大部分の乗客は足利フラワーパーク行きでした。

足利市駅からは運賃200円のシャトルバスが運行されていましたが、満員電車から降りた乗客であっという間に長蛇の列です。

電車から素早く降りた風来坊は、幸いにも2台目のシャトルバスに乗車できました。足利フラワーパークまではバスで30分程度かかります。


足利フラワーパークについて驚きです。

10時少し過ぎだというのに10個の切符売り場はいずれも10メートル程度の列ができていました。

渋滞が予想されることから、車での来訪者は朝早く到着して9時の開園を待っていたのでしょう! ということで、園内はすでに混雑していました。

しかしながら、足利フラワーパークは園内が広いため、混雑の中にも比較的ゆっくり見学できました。


クルメツツジと藤の路


クルメツツジの群生地付近


クルメツツジの群生地付近



クルメツツジと藤の路

白藤のトンネルを抜けて、咲き誇る藤を眺めながら、花菖蒲の池、自然池を左手に見ながら進んだところが長藤の大棚です。

長藤の大棚から古代蓮の池を左手に見ながら進むと、「クルメツツジと藤の路」となります。

クルメツツジもちょうど見頃で、藤と見事な調和を奏でていました。

きばな藤は残念ながらまだ蕾でした。きばな藤のトンネルを抜けたところが、世界でも珍しいといわれる八重黒龍の藤棚です。

八重黒龍の藤棚を堪能して、クルメツツジを見ながら進んだところに大藤棚が2つ並んでおり、その一つが最初に紹介しました、足利市の天然記念物に指定されている大藤棚です。

足利フラワーパークでは、大藤まつり期間(4月中旬〜5月中旬)は夜間のライトアップが行われております。

幻想的な景観をかもしだしてくれるそうですが、風来坊今回は残念ながらライトアップを見ることができませんでした。


フラワーステージ付近



足利フラワーパークの藤



白藤



白藤

帰途につこうとしたところ、シャトルバス乗り場の遙か手前に「シャトルバス最後尾、待ち時間60分」と書かれた看板を係員が持っていました。

係員に尋ねたところ「表示は60分にしてもらっていますが、60分以上かかると思います」との返事。

あわてて手前のタクシー乗り場に移動しましたが、こちらも50メートル以上の列。


しかも家族連れや友人と一緒に来たという人が大出卯から、複列の50メートルです。

幸いタクシーも列をなしていましたから、15分程度で乗車できました。

フラワーパークから足利市駅までは2800円程度です。浅草から来たという3人連れの方と相乗りしましたので、700円程度で到着。ラッキーでした。


白藤とムラサキ藤


白藤


ムラサキ藤



ムラサキ藤

アクセス(電車利用)

東武伊勢崎線足利市駅から料金200円のシャトルバスがJR足利駅経由で運行されています。所要時間は約30分です。

タクシーは
2800円程度で所要時間は約20分です。

JR両毛線富田駅から徒歩10分です。


アクセス(自家用車)

自家用車の場合は東北自動車道佐野藤岡ICから15分です。

無料大型駐車場があります。

 バス40台

 普通車300台


ムラサキ藤


八重藤


八重藤



八重藤


足利市駅からタクシーを利用すると帰りは1人200円の割引券が配布されます。

シャトルバスの乗る降り場からフラワーパーク入口まで300m程度ありますが、タクシーの乗り降り場は入口のすぐ近くです。

シャトルバスは15台程度でピストン輸送しているとのことですが、午後は渋滞で運行所要時間が長くなり、帰り客は相当待たされることになりそうです。

入園料

入園料は時期及び開花状況によって異なります。風来坊の訪問した時は、最高料金の1300円でした。下記のホームページで確認して下さい。


関連するホームページ

  足利フラワーパーク


          風来坊


ムラサキ藤


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