大倉山記念館
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東急東横線の大倉山の改札口を出て、すぐ右手の少し急な坂を登っていくと約5分で大倉山公園の大倉山記念館の前にでる。
大倉山記念館は洋紙業界で活躍した実業家大倉邦彦氏が大倉精神文化研究所の本館として昭和7年に建築したもので、その容姿はギリシャの神殿をほうふつとさせ、ひときわ異彩を放つ様式意匠は迫力に満ちています。
平成3年11月1日に横浜市指定有形文化財(建造物)に指定されております。
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この、大倉山記念館の裏手に大倉山公園梅林があります。大倉山梅林は東京急行電鉄が乗客の誘致を目的として用地を買収して整備し、昭和6年梅林として公開したのが始まりです。
最盛期の昭和12年頃には白梅を中心に14種1000本を超える一大梅林があったとされていますが、第2次世界大戦中は燃料用の薪を取るために伐採されたり食糧不足のためイモ畑化するなど荒廃しました。
昭和62年の横浜市が現在の梅林の大部分を買収し、整備が進められ現在では紅梅白梅あわせて約20種150本の梅林となっています。
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大倉山公園梅林入り口
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大倉山公園梅林
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風来坊、今年は遠くに出かけることが多く近くの、2月に大倉山公園梅林を訪問することができませんでした。
本日3月6日は雨のち曇りという天気予報でしたが、早めに天気が回復するとか! 大倉山公園の観梅会は2月28日、29日ということで少し遅いとは思いつつも、急遽訪問を決意した。
「大倉山の梅はもう散っているよ!」と家内は冷たい態度。
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風来坊は、健康のための散歩を兼ね、横浜市営地下鉄「新羽駅」から歩くこととした。といっても約15分の至近距離ですが・・・
「大倉山公園梅林」に近づいても例年のような人通りがない。ということでやはり少し手遅れでした。
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大倉山公園梅林
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大倉山公園のしだれ梅(白)
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しかし、遅咲きの梅は丁度見頃ということで例年とは異なる観梅でした。
大倉山公園梅林の一番の見物のピンクのしだれ梅はすでに散っていましたが、白色のしだれ梅が花を残してくれていました。
でも、その代わりに「思いの儘」が優しく出迎えてくれました。
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「思いの儘」は淡紅色、紅色、絞り、白色と一つの幹のみでなく枝の中にも、いろいろな色の花をまさに「思いの儘」に咲き分ける梅だそうです。私もそのようになりたいと思います。
ここの「思いの儘」では淡紅色と白色の梅が、一つの幹から枝分けれして可憐に咲いていました。
同じ枝に2つの色の梅が咲いている写真は下方にあります。
風来坊 |
大倉山公園の「思いの儘」
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