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亀戸天神社の藤  (H16.4.25)



亀戸天神社の藤


下町の天神様、亀戸天神社の藤まつりを見に行ってきました。

亀戸天神社は、寛文2年(1662年)菅原道眞公の末裔、菅原大鳥居信祐公が九州の太宰府天満宮より勧請、地形をはじめ社殿や楼門、太鼓橋など境内の結構をすべて太宰府の社にならって造営したのが起源とされております。

以来、亀戸宰府天満宮とも呼ばれ信仰厚く、また、行楽の名勝地としても喧伝され、江戸庶民信仰の本源として関東天神信仰の中枢を占めております。


亀戸天神社の境内には、大宰府天満宮の一念三千の心字池に三世一念の太鼓橋をモデルとした池と橋があります。

橋は、太鼓橋(過去)―平橋(現在)―太鼓橋(未来)からなり、太鼓橋はかなりの急勾配で石段になっています。

一念三千:人の日常心(一念)は宇宙存在のすべてのあり方(三千)が含まれるとする教え。天台宗の究極的真理とされる。

三世一念:過去・現在・未来の三世一念という仏教思想。

太鼓橋の周りは人で埋まっています


太鼓橋からの光景


亀戸天神社は、創建より藤の名所として有名で、「亀戸の藤」として親しまれています。

先日のテレビで「亀戸天神の藤が見頃です」と放映されていたこともあり、短い参道を通り、真っ赤な鳥居をくぐると、太鼓橋の上は人で溢れていました。

心字池の回りに藤棚があり、その池に太鼓橋や平橋が架かっておりますが、太鼓橋から見ると境内は人で埋まっておりました。


肝心の藤の花は少し盛りを過ぎていました。

見学にきていた人の話では、亀戸天神社の藤は、三尺の藤とも呼ばれ見事なものだったそうですが、現在は花の房が昔の1/3しかないそうです。

話によると池や橋の改築により房の長さが1/3程度になったそうです。藤の花は根が広く張るといわれており、これも一種の環境破壊でしょうか? 

見事な藤だったでしょうから、残念なことです。やや期待はずれの藤見学でした。


平橋及び藤の陰の太鼓橋を望む


5歳の菅公の像

境内に菅原道眞公の5歳の時の像がありました。

菅原道真は、承和12年乙丑(845年)6月20日に代々が学者の家柄に生まれ、幼名を阿呼(あこ)といい、小さい頃から天資聡明で学問が好きであった。

台座に5歳の時に、庭前の紅梅を詠まれた和歌が刻まれています。

  美しや 紅の色なる 梅の花
   あこが顔にも つけたくぞある



アクセス

亀戸天神社はJR錦糸町駅(半蔵門線錦糸町駅も同じ)またはJR亀戸駅から徒歩約15分のところにあります。

関連するホームページ

   亀戸天神社


               風来坊


亀戸天神社の藤

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