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京都・何有莊  (H16.10.29)



何有莊本堂


京都の何有荘(かいうそう)庭園が100年ぶりに公開されました。

幸福寺何有荘は地下鉄東西線蹴上駅から南禅寺方面に向かう道の右手にあり、蹴上駅から歩いて3分程度です。


何有荘は山の傾斜を利用してつくられている回遊式庭園で、面積が6千坪もあり、これが本当にお庭?と思うほどの広大さです。


明治28年(1895年)稲畑勝太郎氏が「植治」小川治兵衛に命じて作庭させた小堀遠州流庭園です。

稲畑氏の死後、昭和28年に大宮庫吉氏が譲り受けて何有荘と命名されたそうです。


表門の左側に記帳台があり、また受付には着物姿のご婦人が座っておられましたので、一瞬お茶席かと風来坊は戸惑いました。


何有莊表門


神泉亭


表門を入り清流にかかる石橋を渡ると右手に飛泉門と名付けられた編笠門があります。

この門をくぐると右手に神泉亭があります。神泉亭の周りは紅葉が始まっていました。

神泉亭入口にかけてある額は伊藤博文の筆による貴重なものだそうですが、風来坊見落としました。

鐘楼


残月亭


神泉亭を左手に進むと前面に池が広がります。

池には岩島、沢渡石が配されています。池を右手に眺めながら池畔の古径を奥のほうに進むと、明治天皇がご使用された茶室龍吟庵があります。

その手前にある残月亭は茶室龍吟庵の待合いです。


斜面中腹から何有莊を望む


草堂


池の周りにはさまざまな苑路があり、鐘楼、連珠滝、水車を眺めながら散策できます。

また、斜面を登っていくと周りの景色が徐々に変わり、やがて山上の芝生広場へと導かれます。

その右手に草堂があります。


草堂からは京都の市街地や北山、西山の連山を望むことが出来ます。

また、京都市街地の右手前には、石川五右衛門の『絶景かな・絶景かな』で有名な、南禅寺三門が見えます。


草堂から京都市街を望む、市街の右手前は南禅寺三門


展望台



芝生広場を左手に進むと展望台があります。

展望台からは違った角度の京都市外を眺めることができます。

この展望台の裏側が哲学の道です。もちろん柵があって行くことはできませんが・・・・



展望台からの展望も『絶景かな・絶景かな』でした。


紅葉が本格化すれば文句なしでしょう!

展望台の下にトンネルの入口があります。


展望台から京都市街を望む


洞窟風のトンネル

この洞窟風のトンネルは草堂の内部並びに何有亭の外側の疎水、哲学の道へ通じています。

哲学の道からは「上の門」より何有莊に入ることが出来ます。

この洞窟は明治天皇のお成り道だったそうです。


入園料は1000円と少し高いですが、良い眺めを満喫することができました。紅葉の時期がお勧めです。


              風来坊


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