特別記念物「牛島の藤」
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特別記念物の「牛島の藤」を訪ねて、春日部市の「藤花園」に行きました。
昨年2月(平成15年2月)に田園都市線と東武伊勢崎線が東京メトロ半蔵門線を介して相互乗り入れになり、田園都市線の「中央林間」から東武伊勢崎線の「南栗橋」までの直通電車が運行されています。
このため、風来坊は「あざみ野」から「春日部」まで乗換なしで行くことができます。
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春日部で東武野田線の「柏行き」に乗り換えて、1駅目の「藤の牛島」駅で下車すれば徒歩10分で「藤花園」に到着です。
駅の名前が「藤の牛島」とは一体どうなっているのでしょうか!
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特別記念物「牛島の藤」
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特別記念物「牛島の藤」
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「牛島の藤」は昭和3年1月に文部省指定天然記念物になり、昭和30年8月22日文化財保護法により国の特別天然記念物に指定されております。
また、平成元年には新日本名木百選に選定されております。
名木百選に選ばれた藤の木は全国で「牛島の藤」のみだそうです。
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「牛島の藤」は樹齢千二百余年で山藤に似ていますがつるは右巻きで無毛です。
山藤は本州・四国・九州の山地にありますが、その最も優秀な園芸の変種で、花房の長さは最も長い物で2メートルにもなります。
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特別記念物「牛島の藤」
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根まわりは10平方メートルです
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根まわりは10平方メートルで、花色は美しい藤紫です。
樹は根本から数本に分岐しており藤棚の面積は700平方メートルです。1枚の写真にはとても収まりません。
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「藤花園」には天然記念物指定の藤を含め、同じ種類の藤が3ケ所あります。
見頃は毎年4月下旬〜5月上旬で、花時の眺めは世界一と賞賛されています。
藤の花の開花も今年は早かったようで、5月1日の訪問は遅すぎました。すでに花の色が褪せており、素晴らしい藤の花を残念ながらお届けできません。
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特別記念物の隣に咲く藤
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特別記念物の隣に咲く藤
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個人が運営している庭園であり、入園できる時期が限定されております。
今年の開園期間は、4月17日(土)〜5月9日(日)でした。
入園保存料は大人が1,000円、子供が500円とやや高いです。
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敷地2ヘクタールの藤花園には、藤の他に池の周りのアヤメ、ツツジ、さらには五百余年の老松などが庭園の風致を添えています。
藤棚の側の石楠花が見事な花を咲かせていました。
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特別記念物の隣に咲く藤
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藤花園の石楠花
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アクセス
東武野田線「藤の牛島」駅から徒歩10分です。周りに個人が運営する臨時駐車場がありますが、あまり多くありません。
関連するホームページ
牛島の藤
風来坊
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