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偕楽園梅まつり  風来坊 (H16.3.7)



白加賀



偕楽園は金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに日本3名園の一つに数えられ、江戸時代末期の天保13年(1842年)に慶喜公の父である第9代藩主徳川斉昭公により造られました。


偕楽園といえば梅が有名ですが、本園内には100品種、3000本が、その南側の田鶴鳴梅林には1000本の梅が植えられております。



品字梅


2月下旬から3月下旬にかけての「梅まつり」を皮切りに園内の桜、つつじ、秋には萩、初冬には二季桜と、季節を届けてくれるといわれております。




「偕楽園の梅を見たい」と家内に数年前から幾度となく頼まれていたこともあり、今年は実現せねばと3月7日()に訪ねることとした。じつは風来坊も偕楽園は初めてである。




上野発09:00の「特急スーパーひたち11号」に乗車、先ず驚かされたのが最初の停車駅が「偕楽園臨時駅」ということであった。千葉県の人には悪いなあと思いつつも、上野から約75分ノンストップで「偕楽園臨時駅」に到着した。



偕楽園臨時駅」は梅まつりの時期に臨時に開業される駅で、下り列車のみが停車します。上野行きの上り列車には水戸駅から乗車する必要があります。

唐梅

冬至梅


玉牡丹



このため、最初に下車するときに途中下車の形をとり、帰る際は普通列車で隣の水戸駅まで行って、Uターンすることになります。


下車する際に駅員が教えてくれます。


緋梅

「特急スーパー日立」に乗車していた人の8割が偕楽園臨時駅で下車しました。


本日の開花状況は「7分咲き」という案内が表示されていましたが、駅から見える南面は満開に近い見頃で家内は大喜びでした。


風来坊は本日も合格のようです!



今週の土・日が一番の見頃とのことで、庭園内は大勢の人で賑わっていました。

水戸の梅大使」もやさしく出迎えてくれました。


水戸の梅大使

大混雑の好文亭


特に、好文亭は入り口から出口に至るまでずっと身動きもできないほどの行列でした。


好文亭は水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により、偕楽園内に休憩所として建てられたもので、素剛優雅な外観は水戸武士の風格が漂う建築です。



好文亭という名前は梅の異名「好文木」に由来しているそうです。各部屋の襖絵も見事ですが、3階の楽寿楼からの展望はさらに見事です。




玉牡丹

南崖の白加賀



100品種、3000本といわれているように庭園内では様々な種類の梅を楽しむことができます。


でも、梅の種類で開花時期が異なるため、満開の梅の側で固い蕾のままの梅もありました。



好文亭の庭の梅(一流)は満開で素敵でした。



正岡子規が偕楽園を訪れた際に俳句を詠んだといわれる、南崖付近の加賀白梅は南面のためか満開に近い状況でした。


正岡子規の句碑

御社梅



13時頃に南崖付近から歩道橋を見ると鈴なりの人だかりでした。


歩道橋の上から見る南斜面の光景はきっと素晴らしく写真でも撮っているのではと風来坊もチャレンジすることとしました。


てっけ梅


しかしながら、近付いてみると駐車場と庭園を結ぶ長い歩道橋は、庭園に向かう人と帰る人とでぎっしりと埋まっておりました。



歩道橋の一番庭園よりからは、庭園に向けての上り坂になるため、高速道路の上り坂における自然渋滞と同じような現象が起きており、歩道橋の上はなかなか進めない状態となっておりました。


柳川しだれ

午後7時のNHKのニュースで「偕楽園はちょうど梅が見頃で、本日は14万3千人の人で賑わった」と報道されておりました。


江南所無

連久


当初の計画では、偕楽園から千波湖湖畔を水戸駅まで散策する予定でしたが、歩道橋の大混雑ぶりをみて、歩道橋を渡ることを諦め、途中下車の切符で電車で水戸駅に向かいました。


玉英





水戸駅北口で水戸黄門御一行に出会い本日の散策を終了しました。水戸光圀公(黄門さん)生誕の地はこのすぐ近くです。


満月

関連のホームページ

  水戸の梅まつり(水戸観光協会)



                 風来坊




次の写真はクリックすると、拡大してご覧いただけます。


連久


東門付近の梅

南涯付近の白加賀

白加賀

白難波

好文亭の一流

好文亭のしだれ梅

柳川しだれ

水戸駅北口

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