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ころ柿の里を訪ねて その2 (H23.11.22)

甘草屋敷


甘草屋敷のころ柿



甘草屋敷のころ柿



甘草屋敷のころ柿

次に、塩山駅北口の傍にある「甘草屋敷」を訪ねました。

甘草屋敷は休館日ですが、屋敷の外から撮影できるのです。

高野家は「甘草屋敷(かんぞうやしき)」とも呼ばれ、江戸時代の中頃、8代将軍徳川吉宗治世の享保5年(1720年)、幕府の命により薬草植物である甘草を栽培し納めていました。


広大な屋敷の中心に建てられている主屋は、甲州の東部地域に広く分布する切妻造民家を代表するものとして、昭和28年に山梨県の民家としては初めて重要文化財に指定されました。

塩山市では、平成5年に旧所有者から住宅(主屋)の寄付を受け、その後平成9年まで周辺の土地と現存する附属屋を市の所有とし、「薬草の花咲く歴史の公園」として建物と屋敷構えが一体となった歴史的景観の整備を行ってきました。


甘草屋敷



甘草屋敷



主屋

この間、平成8年9月には江戸時代後期から明治初冬にかけての屋敷構えを残しているとの理由から、新たに付属屋として巽蔵・馬屋・東門・文庫蔵・小屋の5棟が、附(つけたり)として地実棚・裏門・座敷門の3棟、さらに井戸、池、石橋、石垣を含む住宅地が重要文化財の追加指定を受け、名称も「甘草屋敷」から「旧高野家住宅」に変更されました。


2月中旬から4月中旬にかけて行われる「ひな飾りと桃の花まつり」のメイン会場となる甘草屋敷では、江戸・明治・大正・昭和時代の「ひな人形」を、祭りや行事の中で伝承されてきた品々や、甲州市らしさをイメージした「つるし飾り」と共に展示します。

ひな人形も素晴らしいとのことです。


馬屋



甘草屋敷


関連するホームページ

 甘草屋敷


入館料
 200円


山梨フルーツライン


山梨フルーツライン



山梨フルーツライン


次に、昨年訪ねた「山梨フルーツライン」の工場を訪ねました。

山梨フルーツラインは甲州市ではなくて山梨市にあります。

今年も快く見学OK、撮影OKを出して下さいました。

「山梨フルーツライン」では、ぶどう、桃、干し柿、すももなどの生産、販売を行っており、干し柿は生産量の15〜20%程度です。

生産量の一番大きいのは桃で、会社の周囲にも桃畑が広がっていました。


山梨フルーツライン



山梨フルーツライン

「山梨フルーツライン」という会社の工場だけあって、農家の生産とはスケールが全く違います。

工場の中は吊し柿で埋め尽くされております。

しかも吊し柿が高く聳え立っている感じで、そのスケールに圧倒されてしまいました。

今年は奥の工場の柿が少なかったですが、既に出荷してしまったとのことでした。

横浜にも随分出荷しているとのことでした。



平種


工場の中では渋柿の皮むきの作業から干し柿を吊すまで、さらには平干しなどの一連の作業が行われていました。

これらの作業の見学もOKということで見せてもらいました。

機械のよる渋柿の皮むきも初めて見ることができました。

残念ながら作業現場の写真がなくて紹介できません。


甲州百匁柿



甲州百匁柿

「山梨フルーツライン」では2種類の吊し柿が作られていました。

一つはこれまで見てきた甲州百匁柿です。

もう一つが「平種」です。

名前のとおり甘柿のように平たい柿です。



平干しの光景



平干しの光景


工場の外にある桃畑では平干しが行われていました。

こちらの規模も通常ではありません。

桃畑狭しとばかりに平干しが行われていました。

「山梨フルーツライン」は山梨市にあるため、甲州観光協会のころ柿の案内には掲載されていないため、あまり知られていないようです。


平干しの光景



平干しの光景



塩山に向かう途中の初狩PAからの富士山



平干しの光景


関連のホームページ

 山梨フルーツライン



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        風来坊


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