散策スポット・桜2011

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千鳥ヶ淵の桜 その1 (H23.4.11)

千鳥ヶ淵緑道


千鳥ヶ淵緑道ボート乗り場付近 堀の右側が北の丸公園



千鳥ヶ淵緑道ボート乗り場付近

千鳥ヶ淵は、江戸城の堀の中で水面の幅が最も広く、堀の両側に植えられたソメイヨシノやヤマザクラは、東京では1、2のものとして人気があります。

堀の形状が「千鳥」が羽を広げた形に似ていることから、千鳥ヶ淵という名前がついたと言われています。



千鳥ヶ淵緑道ボート乗り場 左上は見晴台


かつては半蔵濠とつながっていましたが、明治33年に北の丸と番町をつなぐ道路建設のため埋め立てられて、堀が二分されたそうです。

このため千鳥ヶ淵周辺は、厳密に考えると、千鳥ヶ淵の外側(皇居の反対側)の千鳥ヶ淵緑道、千鳥ヶ淵の内側(皇居側)の北の丸公園、半蔵濠に面している千鳥ヶ淵公園の3つに区分できるようです。


千鳥ヶ淵緑道ボート乗り場 左上は見晴台



千鳥ヶ淵緑道は花吹雪



千鳥ヶ淵緑道からの展望

千鳥ヶ淵では千鳥ヶ淵緑道から見る桜の景観が一番素晴らしいですので、一般に千鳥ヶ淵といえば千鳥ヶ淵緑道のことです。

千鳥ヶ淵緑道には76本、対岸の北の丸公園には329本の桜が植えられていますが、このうち千鳥ヶ淵緑道から見ることができるのは260本のソメイヨシノです。


今年は桜の開花が遅く、昨年よりも6日遅い3月28日に開花宣言が出ました。

随分遅い感じでしたが、近年東京の開花が早かったため、これでも平年並みとのことです。


千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望

桜は開花して満開までは1週間程度ということですが、開花直後から寒い日が続きなかなか開花が進みません。

4月2日に「お散歩写真隊」のイベントが飯田橋であったので、その前に下見を兼ねて千鳥ヶ淵に立ち寄ったところ、咲き始めの段階でそれぞれの枝に数輪咲いている状況でした。



千鳥ヶ淵緑道からの展望


千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望


この状況では千鳥ヶ淵の見頃は10日過ぎになるだろと思っていたところ、4月8日に千鳥ヶ淵が見頃との情報がありました。

4月6日から急に気温が上昇し一挙に開花が進んだようですが、とても信じられない状況でした。


千鳥ヶ淵緑道



千鳥ヶ淵緑道

4月9日は強風が吹き荒れる悪天候でしたので、4月10日からが今年の花見散策となりますが、千鳥ヶ淵は大変混雑しますので土・日は避けるのが無難と思い、4月10日(日)は上野恩賜公園などを散策することにし、千鳥ヶ淵には4月11日に出かけることにしました。



千鳥ヶ淵緑道


千鳥ヶ淵緑道



千鳥ヶ淵緑道からの展望


千鳥ヶ淵は都内随一の桜の名所ですから、千鳥ヶ淵の桜を見る場合は、朝早く千鳥ヶ淵を訪ねてその後他所に廻ることにしています。

9時前に千鳥が淵に到着しましたが、天気予報とは異なり太陽は雲に隠れています。

東日本大震災の影響のためか千鳥ヶ淵は比較的空いていましたので、晴れるのを待って10時過ぎから散策を開始しました。


千鳥ヶ淵緑道からの展望



千鳥ヶ淵緑道からの展望

千鳥ヶ淵の桜の景観を一番楽しむことができる千鳥ヶ淵緑道は、九段下の入口から千鳥が淵墓苑近くのボート乗り場付近までは、散策路の中央に桜が植わっているため、散策路が二つに分かれています。

しかも散策路の幅が2m程度と狭いため、桜の時期は左側通行の一方通行となります。



千鳥ヶ淵緑道からの展望


このため、千鳥ヶ淵に垂れ下がる桜を楽しむ場合は、九段下の入口から入る必要があります。

九段下の入口からはいると、すぐに絶景のポイントがあり、多くの方がここで記念撮影をします。

さらに、千鳥ヶ淵緑道には数々の記念撮影のポイントがあるため、人の流れがゆっくりとなります。


千鳥ヶ淵緑道



千鳥ヶ淵緑道からの展望 早くもハナイカダ



千鳥ヶ淵緑道からの展望

こうした状況から、入り口付近は大変な混雑となりますし、散策路も混雑が続きます。

このため、散策路が混みすぎて危険にならないように、九段下側の入口では入場規制が行われます。

したがって、人出の多くなる、土・日の昼頃には九段下駅から千鳥が淵緑道入り口までの歩道には、入場するための長い行列ができます。



千鳥ヶ淵緑道からの展望


千鳥ヶ淵緑道からの展望


今年は平日でしかも午前中でしたので、流れはスムーズでした。

千鳥ヶ淵緑道に入ってびっくりです。

少し早いのではないかと思ってきましたが、すでに花吹雪が待っていました。


千鳥ヶ淵緑道からの展望



田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望



田安門付近からの千鳥ヶ淵の展望

千鳥ヶ淵では桜の大木が壕に向かって垂れ下がっていますので、ボートに乗って下から眺める桜が大人気です。

九段下の入口から入ると、ボート乗り場は千鳥ヶ淵緑道の終わりに近い部分です。


この日も多くの方がボートに乗って桜を楽しんでいましたが、ボート乗り場は平日ということもあり、ボート待ちの行列も比較的スムーズに乗れるようでした。

千鳥ヶ淵で待ち時間なしでボートに乗れる光景は初めてです。


靖国通りからの展望



靖国通りからの展望



靖国通りから田安門方向を望む

ボート乗り場の近くに一昨年展望台ができましたが、この上も比較的空いていました。

また、例年多く見かける外国人の観光客もほとんど見かけませんでした。

東日本大震災の自粛ムードや、福島原子力発電所の事故による外国人観光客の大幅減少の影響は大きいと感じました。



田安門


田安門



アクセス

東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下」駅から徒歩5分

東京メトロ東西線「竹橋」駅から徒歩10分


 千鳥が淵その2へ


      風来坊


靖国通りから田安門を望む


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