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塩山ころ柿の里 その2 (H22.11.28)

甘草屋敷


甘草屋敷



甘草屋敷

次に、塩山駅北口の傍にある「甘草屋敷」を訪ねました。

高野家は「甘草屋敷(かんぞうやしき)」とも呼ばれ、江戸時代の中頃、8代将軍徳川吉宗治世の享保5年(1720年)、幕府の命により薬草植物である甘草を栽培し納めていました。


広大な屋敷の中心に建てられている主屋は、甲州の東部地域に広く分布する切妻造民家を代表するものとして、昭和28年に山梨県の民家としては初めて重要文化財に指定されました。

塩山市では、平成5年に旧所有者から住宅(主屋)の寄付を受け、その後平成9年まで周辺の土地と現存する附属屋を市の所有とし、「薬草の花咲く歴史の公園」として建物と屋敷構えが一体となった歴史的景観の整備を行ってきました。


甘草屋敷のころ柿



甘草屋敷の室内から



甘草屋敷の室内から

この間、平成8年9月には江戸時代後期から明治初冬にかけての屋敷構えを残しているとの理由から、新たに付属屋として巽蔵・馬屋・東門・文庫蔵・小屋の5棟が、附(つけたり)として地実棚・裏門・座敷門の3棟、さらに井戸、池、石橋、石垣を含む住宅地が重要文化財の追加指定を受け、名称も「甘草屋敷」から「旧高野家住宅」に変更されました。


2月中旬から4月中旬にかけて行われる「ひな飾りと桃の花まつり」のメイン会場となる甘草屋敷では、江戸・明治・大正・昭和時代の「ひな人形」を、祭りや行事の中で伝承されてきた品々や、甲州市らしさをイメージした「つるし飾り」と共に展示します。

ひな人形も素晴らしいとのことです。


甘草屋敷の2階から



甘草屋敷の2階から

甘草屋敷にはころ柿が吊されています。

このころ柿は、11月6日〜8日の3日間に渡って開催され「ころ柿づくり体験教室」で作成されたものだそうです。

12月上旬頃まで見ることができます。



主屋



文庫蔵


井戸



東門


附 地実棚



関連するホームページ


 甘草屋敷


入館料

 200円


馬屋


山梨フルーツライン


山梨フルーツライン



山梨フルーツライン



山梨フルーツライン

甘草屋敷に「ころ柿づくり体験」のパンフレットがありました。

これは11月6日、7日、8日の3日間開催された「ころ柿づくり体験」の案内パンフレットですが、これに「ころ柿の里コース」のウォーキングマップが掲載されていました。

パンフレットを見るところ柿のマークがあちこちに付いています。

早速に「ころ柿の里コース」に挑戦です。


再度岩波農園まで戻りましたが、「ころ柿の里コース」はウォーキングコースで車ではやや無理があります。

途中で吊し柿のある農家を見かけましたが、撮影に適した農家が見つからないということで、諦めて一宮御坂ICに向かったところ、甲州市から山梨市に入ってすぐの道路脇にころ柿を製造している工場のような建物がありました。


山梨フルーツライン



山梨フルーツライン



甲州百匁柿

立ち寄ってみると「山梨フルーツライン」の工場でした。

見学できるかと尋ねてみると、見学OK、撮影OKということでした。

しかも「インターネットに掲載して良いですか?」と伺ったところ、「大いに宣伝して下さい」と会社のパンフレットまでいただきました。



甲州百匁柿


平種



工場の中に入ってびっくりです。


これまでの農家の生産とはスケールが全く違います。

工場の中は吊し柿で埋め尽くされております。

しかも吊し柿が高く聳え立っている感じで、そのスケールに圧倒されてしまいました。


平種



平干しの光景



平干しの光景

工場の中では渋柿の皮むきの作業から干し柿を吊すまで、さらには平干しなどの一連の作業が行われていました。

これらの作業の見学もOKということで見せてもらいました。

機械のよる渋柿の皮むきも初めて見ることができました。

残念ながら作業現場の写真がなくて紹介できません


「山梨フルーツライン」では2種類の吊し柿が作られていました。

一つはこれまで見てきた甲州百匁柿です。

もう一つが「平種」です。

名前のとおり甘柿のように平たい柿です。


平干しの光景



平干しの光景

工場の外にある桃畑では平干しが行われていました。

こちらの規模も通常ではありません。

桃畑狭しとばかりに平干しが行われていました。

「山梨フルーツライン」は山梨市にあるため、甲州観光協会のころ柿の案内には掲載されていないため、あまり知られていないようです。




関連のホームページ

 山梨フルーツライン


ころ柿の里を訪ねて その1へ



       風来坊


平干しは桃畑で


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