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フラワーファンタジア
1999年、江戸開府以来常に日本の中心であり、再開発の手が休むことのない丸の内地区で「東京ミレナリオ」という光の祭典が開催されました。 これは21世紀の訪れを前に、新たな千年を3年越しで祝うことを目的としたものでした。 「ミレナリオ」とはイタリア語で「千の」「千年紀の」という意味です。
この「東京ミレナリオ」は単なる祝祭イベントにとどまらず、首都東京に相応しい芸術性の高いコンテンツとして多くの来場者を楽しませ、都市観光の振興にも寄与しました。 1999年から2005年まで7回開催され、その累計来場者数は1770万人になったとのことです。
「東京ミレナリオ」はJR東京駅の改修工事のため、2005年を最後に休止となりましたが、新たな都市観光を求める声や、環境共生型のまちづくりを進める丸の内エリアに相応しいイベントを、という声の高まりもあり、2006年「光都東京・LIGHTOPIA」が開催されることになりました。
今年も東京駅周辺と大手町・丸の内・有楽町地区において、「地球・環境・平和」をコンセプトとした光の祭典「光都東京・LIGHTOPIA2010」が開催されました。 「国際生物多様性年」である今年は「人と人」「人や生き物たち」との関わりや結びつき(交流)を表現しているとのことです。
第5回目となる今年は、次のイベントが行われました。 アンビエント キャンドルパーク:皇居外苑会場(和田倉噴水公園) 光のアート・インスタレーション光流:皇居外苑会場(日比谷濠、馬場先濠、和田倉橋) フラワーファンタジア:丸の内会場(丸ビル・新丸ビル間)
期間は12月21日(火)〜29日(水)です。 ただし、アンビエント・キャンドルパークは12月26日(日)までです。 点灯時間は会場によって異なります。
フラワーファンタジア 丸ビルと新丸ビル間においては、花と光が集う祝祭「フラワーファンタジア」が行われています。 Flowers/Flows(花と「流れ」)をテーマに、水の流れ、気の流れ、人の流れが表現されています。
東京駅側には、生花で形づくられた球体をいくつも重ね合わせた一対の光輝くシンボルオブジェがおかれています。 メインステージは、高低差のある花畑に囲まれてイルミネーションが美しく映える光の池となっています。
皇居側には、大きな四枚の花弁をイメージした花壇とその上にそそり立つ光のツリーと、異なる3つのブロックで、変化する花と光の表情を楽しむことができます。 また会場を囲む銀杏並木には、シャンパンゴールドのエコイルミネーション(LED)が施されています。
開催期間は12月21日(火)〜29日(水)の9日間で、点灯時間は17:00〜22:00です。
光のアート・インスタレーション
光のアート・インスタレーション 光流(こうりゅう) 日比谷濠から和田倉濠まで続く長大な石垣に、白く美しい光が連続して流れ、交わり、つながっていく「光流(こうりゅう)」の姿が創りだされています。 また、石垣の一部には、さまざまな生き物たちをかたどった光のタペストリーが設置されています。
石垣に連続する白い光と愛らしい生き物たちの光により、文化財である石垣の存在感と、環境保全や生き物との共生、交流の重要性を伝えているとのことです。 光源は全てLEDが使用されています。
日比谷濠や和田倉濠には光のアート・インスタレーションの光と日比谷通りのビルの照明が映し出されて、見事な景観を楽しむことができます。 開催期間は12月21日(火)〜29日(水)の9日間で、点灯時間は17:00〜21:00です。
関連イベントとして、「フラワーファンタジア 大手町サテライト(会場:経団連会館前)」「Tokyo GranCandle 2010(会場:グラントウキョウノースタワー・サウスタワー・丸ビル・新丸ビル)」「丸の内イルミネーション 2010(会場:丸の内仲通り ほか)」「Marunouchi Bright Christmas 2010(会場:丸ビル・新丸ビル・丸の内オアゾ・東京ビルTOKIA・丸の内ブリックスクエア)」が開催されていますが、クリスマスまでのイベントもあり、やや寂しい感じでした。
日比谷通り
丸ビル&新丸ビル
丸の内仲通り
また、共催イベントの「ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル 2010(会場:東京国際フォーラム 地上広場)」「Christmas★ゴスペルNight(会場:東京サンケイビル)」もクリスマスまでのイベントで、27日はすでに終了していました。
関連のホームページ 光都東京・LIGHTOPIA アクセス フラワーファンタジア会場までJR東京駅から徒歩3分 風来坊
東京国際フォーラム