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千鳥ヶ淵緑道ボート乗り場付近 堀の右側が北の丸公園
千鳥ヶ淵緑道からの展望
千鳥ヶ淵は、江戸城の堀の中で水面の幅が最も広く、堀の両側に植えられたソメイヨシノやヤマザクラは、東京では1、2のものとして人気があります。 堀の形状が「千鳥」が羽を広げた形に似ていることから、千鳥ヶ淵という名前がついたと言われています。
かつては半蔵濠とつながっていましたが、明治33年に北の丸と番町をつなぐ道路建設のため埋め立てられて、堀が二分されたそうです。 このため千鳥ヶ淵周辺は、厳密に考えると、千鳥ヶ淵の外側(皇居の反対側)の千鳥ヶ淵緑道、千鳥ヶ淵の内側(皇居側)の北の丸公園、半蔵濠に面している千鳥ヶ淵公園の3つに区分できるようです。
千鳥ヶ淵では千鳥ヶ淵緑道から見る桜の景観が一番素晴らしいですので、一般に千鳥ヶ淵といえば千鳥ヶ淵緑道のことです。 千鳥ヶ淵緑道には76本、対岸の北の丸公園には329本の桜が植えられていますが、このうち千鳥ヶ淵緑道から見ることができるのは260本のソメイヨシノです。
今年の東京の開花は昨年よりも1日遅い3月22日でしたが、開花後に寒い日が続いたためなかなか開花が進みませんでした。 3月末でも5分咲き程度でしたが、4月1日の20度を超える陽気で一気に開花が進み、同日満開宣言が出されました。
4月2日には関東地方は猛烈な強風が吹き荒れましたが、やっと満開になった状況でしたから、幸いにも花は散りませんでした。 このため週末の4月3日、4月4日は絶好の花見というところでしたが、生憎所要があって関西に出かけました。
ということで、今年は関東の桜は半ば諦め気分でした。 4月5日は雨模様でしたが、さいわい4月6日は晴天になりましたので、会社近くの千鳥ヶ淵に昼休みに出かけることにしました。
千鳥ヶ淵の桜の景観を一番楽しむことができる千鳥ヶ淵緑道は、九段下の入口から千鳥が淵墓苑近くのボート乗り場付近までは、散策路の中央に桜が植わっているため、散策路が二つに分かれています。 しかも散策路の幅が2m程度と狭いため、桜の時期は左側通行の一方通行となります。
千鳥ヶ淵緑道は大勢の人が
このため、千鳥ヶ淵に垂れ下がる桜を楽しむ場合は、九段下の入口から入る必要があります。 九段下の入口からはいると、すぐに絶景のポイントがあり、多くの方がここで記念撮影をします。 さらに、千鳥ヶ淵緑道には数々の記念撮影のポイントがあるため、人の流れがゆっくりとなります。
こうした状況から、入り口付近は大変な混雑となりますし、散策路も混雑が続きます。 このため、散策路が混みすぎて危険にならないように、九段下側の入口では入場規制が行われます。 したがって、人出の多くなる、土・日の昼頃には九段下駅から千鳥が淵緑道入り口までの歩道には、入場するための長い行列ができます。
9時前のボート乗り場にはいつも長い行列が!
今回は平日でしたので入口の行列は短かったものの、昼休みということもありサラリーマンの方も多く、千鳥ヶ淵緑道は大変な混雑振りでした。 しかしながら、散策路が綺麗に舗装されて、歩きやすくなったため、人の流れは比較的スムーズでした。
右下はボート乗り場の行列です!
ボート乗り場の出口です!
千鳥ヶ淵では桜の大木が壕に向かって垂れ下がっていますので、ボートに乗って下から眺める桜が大人気です。 九段下の入口から入ると、ボート乗り場は千鳥ヶ淵緑道の終わりに近い部分です。 この日も多くの方がボートに乗って絶景を楽しんでいました。
薄暮時の千鳥ヶ淵緑道
ボート乗り場は平日ということもあり、ボート街の行列も比較的短く、30分待ちとのことでした。 ボート乗り場の近くに昨年展望台ができましたが、この上は相変わらずの大混雑でした。 でも、土・日とは異なりカメラマンの数は少なく、回転が早いため、比較的スムーズに撮影することができました。
アクセス 東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下」駅から徒歩5分 東京メトロ東西線「竹橋」駅から徒歩10分
千鳥が淵の桜その2へ 風来坊