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本土寺の紅葉 (H22.11.27)


本土寺五重塔



本土寺五重塔

長谷山本土寺(ちょうこくさんほんどじ)は、建治3年(1277年)豪族平賀忠晴の屋敷内に、日蓮上人の弟子日朗を導師として招き、開堂したのが起こりだといわれています。


本土寺は池上の「長栄山本門寺」、鎌倉の「長興山妙本寺」とともに「朗門の三長三本の本山」と呼ばれる、屈指の名刹で、松戸地方における日蓮宗の教壇活動の中心とされました。

ここには日蓮直筆の書状類をはじめとして、松戸市域の貴重な中世資料が数多く所蔵されています。


本土寺五重塔



本堂付近の紅葉



本堂右手の回廊付近の紅葉

「花の寺」として親しまれている本土寺の「本土」とは、「我批土(わがこのど)」つまりお釈迦様が本当の佛、本佛となって住む国土「本土」に由来しているそうです。

また花は、本佛に捧げる花であり、宝樹だそうです。


本土寺は現在、「あじさい寺」といわれていますが、本土寺に最初に植えたのは桜だそうです。

その後、全山の修復が始まった段階から、各お堂や建物の応急修理と平行して、桜の下にあじさいを挿し木していきました。

次第にあじさいは増え、誰言うともなくあじさい寺になったようです。

初夏には約1万株のあじさいと5000株の花菖蒲が見事な花を咲かせてくれます。


本堂右手の回廊付近の紅葉



本堂右手の回廊付近の紅葉



本堂右手の回廊付近の紅葉

秋には紅葉で美しいことでも知られています。

これは、京都に行くたびに、あちこちのお寺の紅葉の美しさに心を打たれた住職が、特に山もみじの間に点々とする真っ赤なもみじに心をひかれ、この大盃という真っ赤なもみじを、現在までに40年かけて千本近く植えたそうです。

秋には植えた住職本人が驚くほど美しくなるそうです。


今年はその真っ赤なモミジを訪ねました。

JR常磐線北小金駅北口から商店街を200mほど進むと、道の両側に「長谷山」「本土寺」を刻んだ石門があり、ここから参道となります。

水戸光圀が寄進したと言われる松や杉の老木が茂っている参道を道なりに500mほど進むと、正面に朱塗りの山門・仁王門があります。

これより本土寺の境内となります。


本堂付近の紅葉



回廊裏手からの紅葉



回廊裏手からの紅葉

本土寺の紅葉は混雑が予想されることから朝早いのが良いですが、生憎この日の天気予報は曇りのち晴で、しかも晴れるのは11時以降との予報でした。

しかしながら、横浜は朝早くから晴天で、しかも快晴に近い状況になりました。

ということで、予定を早めて9時30分本土寺着で行動しました。


しかしながら、田園都市線では晴れていましたが、地下鉄を経由して常磐線で地上に出ると日射しがありませんでした。

9時30分過ぎに本土寺に到着しましたが、境内は意外なほど空いていました。

でも、上空は雲に覆われており、なかなか太陽が顔を出してくれません。


回廊裏手からの紅葉



像師堂近くの休憩所付近の紅葉



遊歩道の紅葉

紅葉の撮影には日射しが欲しいですから、撮影することなく、紅葉の具合を確かめるために境内を一周しました。

境内の紅葉は見頃を迎えていますが、肝心の太陽は隠れたままです。

11時過ぎになってやっと太陽が顔を出してくれました。


受付から入ると左手に五重塔と鐘楼があります。五重塔のそばのイチョウが見事でした。

まっすぐ進むと正面が本堂です。

本堂付近及び本堂手前右手の回廊付近の紅葉が見事です。

本土寺の紅葉のスポットの一つです。


遊歩道の紅葉



遊歩道の紅葉


遊歩道の紅葉



像師堂近くの休憩所付近の紅葉



宝物殿

順路の案内にしたがって本堂の裏手にでると、逆光の紅葉を楽しむことができます。

プロ級のカメラマンが一脚を据えて盛んにシャッターを切っていました。

この時期本土寺境内では三脚の使用が禁止されています。

それだけ観光客が多いのでしょう!


あじさいの時と同様に順路に沿って裏手にでると、散策路の両側にモミジが植えられていますが、残念ながらここには太陽光線が届いていません。

太陽の方向と高度の関係から午後になると日射しが届く感じです。


遊歩道の紅葉



赤門付近の紅葉



赤門付近の紅葉

裏手の紅葉を眺めながら細い散策路を進むと前面眼下に菖蒲園が開けてきます。

菖蒲池の周りは紅葉が少なく、しかも大部分が回廊側に植えられているため、午前中は太陽光線の恩恵を受けないようです。



赤門付近の紅葉


また、菖蒲池の側には一段高い回廊がありますが、この回廊からの風情を楽しむには「本土寺ミニツアー」に参加することが必要です。


赤門付近の紅葉



赤門付近の紅葉


遊歩道の紅葉


菖蒲園から妙朗堂の反対側の坂道を上ると像師堂となります。

坂道を上った蔵師堂の手前に小さな休憩所があり、ここにも見事な紅葉が植えられています。



本土寺五重塔


像師堂の側にお願い地蔵尊があり、その横が苔と杉木の遊歩道の入口です。

境内の中に遊歩道とは随分大きな寺院ですね。遊歩道の周りには沢山の紅葉が植えられており、真っ赤な尾紅葉を楽しむことができます。

本土寺で一番綺麗な紅葉かもしれません。

しかしながら、このエリアも午後にならないと太陽光線が届かないようです。


本土寺五重塔



本土寺五重塔

遊歩道から出口の方に向かうと右手の赤門付近に多くの紅葉が見られます。

あじさいの時期は色とりどりのあじさいが咲き誇る場所ですが、このエリアの紅葉も見事です。

この場所からは五重塔を望むことができます。



弁天堂付近の紅葉


本土寺ミニツアー

初夏の紫陽花ツアーと秋の紅葉ツアーがあります。

本土寺仁王門前に10時45分までに集合して、受付を行います。

受付完了後、本堂にて和尚さんの法話を伺い、建物内部(茶室・諸堂・像師堂など)を見学して、お昼頃開山堂で昼食。

食事後解散となり、解散後はお庭を自由散策することができます。料金は5000円です。メールでの申し込みは4500円です。


弁天堂付近の紅葉



弁天堂付近の紅葉


アクセス&入場料

JR常磐線北小金駅から徒歩10分

入場料 500円




関連するホームページ


 本土寺



      風来坊


開山堂


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