散策スポット目次
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子持ち七段花
雨上がり
ヤマアジサイは福島県以西の本州・四国・九州に分布する落葉低木です。 サワアジサイの別名があるように、ブナ林などの夏緑広葉樹林の谷筋などに生育しているそうです。
ヤマアジサイや、北海道、新潟など豪雪地で自生する同系統のエゾアジサイも含めて、花の形は装飾花のつき方によってガク型と手まり型があり、さらにその中間の半手まり型もあります。
胡蝶の舞
羽衣の舞い
涼風
大山ブルー
星咲きエゾ
土佐美鈴
青鳳
ナデシコ
また、装飾花の花弁は、基本的には4弁ですが、3弁のものや多弁の八重咲きのものもあります。 花の色は青の濃淡や紅色、さまざまな色調の紫やピンク、白・・・・と多彩で、葉の色も黄金色や斑入り、黒葉など変化に富んでいます。
鎌倉では長谷寺の隣の光則寺と北鎌倉の古陶美術館で数多くのヤマアジサイを見ることができます。 そのほか、長谷寺や御霊神社などのあじさいの名所でも、ヤマアジサイを見ることができますが、種類はそれほど多くはありません。
土佐涼風
祖谷の風車
白鳥
伊予の夕立
伊予の星屑
おぼろ月
天女の舞
くれない
伊予時雨
今年はツツジや藤などの開花が遅いので、ヤマアジサイの開花も遅いのではないかと思っていたところ、ネットの友人から 「光則寺のヤマアジサイが咲き始めています。綺麗でした」 との情報があり、5月29日に光則寺を訪ねました。
咲き始めの段階で少し早いかなと思いましたが、光則寺でヤマアジサイのお世話をされている若奥様から 「今年は昨年よりも1週間程度開花が遅いですが、ここ数年は咲くのが早く、今年が標準です。ヤマアジサイは咲き始めが綺麗ですから、今の時期がよろしいですよ」 と教えていただきました。
深山八重紫
モモイロ
白冨士
楊貴妃
赤花
ティアラ
紫変化
乙女の舞(木沢の光)
しかしながら、まだ蕾のヤマアジサイも多かったことから、6月5日に再度訪問しました。 2回目の時は、一部見頃を過ぎたヤマアジサイもありましたが、大部分のヤマアジサイはちょうど見頃を迎えていました。 前日の4日にNHKで光則寺のヤマアジサイが放映されたとのことで、この日の境内は多くの人で賑わっていました。
光則寺は、樹齢約200年の見事な海棠(かいどう)が有名ですが、花の寺としても親しまれております。 光則寺の入口には「四季の光則寺・野草と茶花マップ」が置かれており、境内に咲く花の図面があります。 図面一面に小さな字で花の名前が書き込まれています。
七段花
白縞散斑
伊予の盃
土佐の織姫(横浪の月)
清澄沢
瀬戸の月
白斑
土佐の月
光則寺のヤマアジサイには次のような経緯があります。 稲村ヶ崎の増淵整治さんのお宅では、5月を迎えると500種を超えるヤマアジサイが咲き誇っていました。 自宅の「山あじさいの隠れ里」を開放して愛好家に喜ばれていましたが、諸般の事情により1999年に開放を断念されました。
公開できる場所を探している時に立ち寄った光則寺で地植えのシチダンカを見つけたことから、2001年から多数のコレクションのうち、100種類を境内で展示することになりました。 2005年に増淵さんから全鉢寄進されて、引き続き光則寺で展示を行っています。 こうした経緯から、現在は光則寺の若奥様がお世話をされています。
土佐の暁
肥後絞り
五家荘
ミヒラ
剣の舞
浜美人
虹
美方八重
紅剣
ヤマアジサイは 春たっぷり陽射しを浴びて蕾を充実させる 夏・残暑の強い陽射しや高温に弱い 秋の陽射しを浴びることで来年の花芽が充実する 耐寒性はあるが、冬の冷たい乾風は蕾や枝に被害を及ぼす 花色は土のPHの影響を受けるものがある
といった条件から、 ヤマアジサイの育成にふさわしい場所に移動でき 花色によって土を変えることができる鉢植えがベスト とのことです。
伊予の青絣
大虹
八重白扇
富士の白滝
土佐緑風
雅(みやび)
土佐神楽
伊予絞り
綾
光則寺には現在200種類以上のヤマアジサイが植えられています。 ヤマアジサイは西洋あじさいよりも2週間程度早く見頃を迎えます。 西洋あじさいを念頭に置いていると、ヤマアジサイの見頃を逃してしまいますので要注意です。
ヤマアジサイの時期は鎌倉も比較的空いています。 しかも光則寺は拝観時間が7時30分から日没までと長いですからゆっくり楽しむことができます。 今年も多くのヤマアジサイに出会うことができました。
醍醐の絣
藍姫七変化
紫姫
土佐碧
丹後貝咲
富士山アジサイ
伊予冠雪
モンアソ
アクセス 江ノ島電鉄長谷駅から徒歩10分 拝観時間 7:30〜日没まで 拝観料 100円
鎌倉のヤマアジサイその2へ 風来坊
美萩錦