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特選::弁天娘女男白波
年に一度、天の川をわたってふたつの星が出逢う・・・・・ そんなロマンチックな伝説を今に伝える平塚の七夕まつりは、湘南に夏の訪れを告げる風物詩です。 さまざまな想いが込められた数多くの豪華絢爛な竹飾りが、満天の夜空を美しく彩ります。
ロマンに出会う4日間! 今年も「第59回湘南ひらつか七夕まつり」が7月2日(木)から5日(日)まで開催されました。 今年から、開催日が7月の第一木曜日を初日とする4日間となりました。 そのため、今年は7月7日に七夕まつりを見ることができませんでした。
湘南スターモールの竹飾り
七夕(しちせき、たなばた)は、元来は中国の節句の一つであり、旧暦の7月7日です。 日本でも旧暦7月7日に、旧暦7月15日に行われるお盆に合わせたお盆行事の一環という意味合いが強かったようです。
しかし、明治6年(1873年)に新暦が採用され、お盆の時期が7月と8月に分かれ、七夕も新暦の7月7日に行う地域と、月遅れの8月7日に行う地域(東北地方:北海道や仙台に多い)に分かれました。 さらに、従来どおりの、旧暦の7月7日に行う地域もあるようです。
平塚の七夕まつりは、新暦で行われています。 今年も平塚の七夕まつりは、梅雨前線の影響で天候がすっきりしません。 七夕まつり開催期間の7月2日から5日の間は、毎日曇りマークと傘マークが同居しています。 雨が一日中降るわけではありませんので、雨の隙間を狙って見に行かなければならないという感じです。
当初、7月5日の日曜日に行く予定でしたが、7月4日の天気予報が当日の朝になって傘マークが消え、晴れマークが顔を覗かせました。 ということで、急遽出かけることにしました。 会場に10時45分頃に到着しましたが、例年に比べて人出が随分と多い感じでした。 前日までの天候があまりよくなかったためかもしれません。
平塚の七夕まつりは、昭和26年に平塚商人の心意気を吹き込んだ第1回の七夕まつりが開催されてから、今年で59回目になります。 毎年300万人前後の人出があり、現在では仙台などと並ぶ日本有数の七夕まつりです。
七夕まつりは、第55回までは開催期間は5日間でしたが、平成18年の第56回からは4日間となっています。 開催期間が1日短くなったため、人出の減少が心配されたようですが、以前の300万人からは減少したものの、毎年270万人前後の見学者があるとのことです。 いずれにしても会場は昼前後から夜遅くまで大変な混雑となります。
友好都市
特選::天地人
七夕まつりでは、中心街に約500本、市内全域で約3000本の竹飾りが提出され、特にメーン会場である「湘南スターモール」には絢爛豪華な約90本の飾りが提出されます。 中には10mを超える大型飾りもあります。 しかしならが、今年は不景気の影響か、竹飾りがやや少なく、絢爛豪華さもいまいちの感じでした。
また、湘南ひらつか七夕まつりの竹飾りには、活躍中のスポーツ選手や人気の動物、キャラクターなどの流行り取り入れた飾りが取り入れられるのも大きな特徴です。 今年の飾り付けは大河ドラマ「天地人」が一番人気でした。 例年活躍する「石川遼君」は今年も頑張っていました。
特選:ブレーメンの七夕音楽祭り
湘南ひらつか七夕まつりの特色 平塚の七夕まつりは、戦後商業振興策として始められたもので、活発な商業力に裏づけられた日本一といわれる竹飾りの豪華さに特色があります。 期間中は竹飾りのコンクールをはじめ、パレード等各種催物がくりひろげられ日本を代表する夏の風物詩として発展してきています。
平田人形専門店
さらに、コンテストで選ばれた湘南ひらつか織り姫が七夕まつり期間中、パレードや市中訪問など様々な行事でまつりを一層盛り上げています。
湘南ひらつか七夕まつりの歩み 平塚は海軍火薬廠があったことから昭和20年7月の大空襲で壊滅的打撃を受け、全市が焼野原と化してしまいました。 しかし、復興は早く、「戦災復興五ヶ年計画」も一段落した昭和25年7月「復興まつり」が開催されました。 そしてちょうどこの時期が近隣農家の野上りの時期とも重なり非常に多くの人出を見ました。
竹飾り
お化け屋敷
公園通りの竹飾りと露店
そこで、平塚商工会議所、平塚市商店街連合会が中心となって昭和26年7月には仙台の七夕まつりを範とし、平塚商人のたくましい心意気を吹き込んだ第1回七夕まつりを行いました。 昭和27年と28年には「平塚七夕音頭」「紅谷町音頭」「平塚恋しや」が発表され七夕まつりに色をそえました。
子供達の作品
そして、昭和32年の第7回七夕まつりからは、平塚市の主催となり、諸産業発展を願い、また平塚を広く全国に紹介する場として重要な役割を果たしており、今日では、日本を代表する七夕まつりに成長しています。
紅谷パールロード入口
紅谷パールロードの七夕飾り
アクセス 七夕まつり会場までは、JR平塚駅から歩いて2分です。しかし、270万人前後の人出がある一大イベントです。 北口改札口は大変混雑しますので、「SUICA」をご利用でない方は、出発駅で往復乗車券を購入することをお勧めします。 また、西口改札口は比較的空いており、こちらを利用することをお勧めします。
七夕まつり開催期間中の周辺道路は、全面交通規制となります。 通行許可証がないと会場付近に近付けないようです。 駐車場は相模川河岸近くに設けられており、会場へはシャトルバスでの移動となります。 電車・バスが無難です。
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