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スペインのクリスマス
ベーリック・ホールは、「スペインのクリスマス」で、「祝祭のスペイン」がテーマです。 キリスト教創世の苦難の歴史と栄光をスペインの風土の中で育まれた、紅と碧の色彩で紡ぎます。
ベーリック・ホール(旧ベーリック邸)は、旧山手居留地の中心部、エリスマン邸のすぐ隣りに建つ、明るいベージュ色の外壁をした大きな西洋館です。 横浜山手に現存する山手外国人住宅の中で、もっとも規模が大きく、建築的にも内容が充実した横浜山手を代表する歴史的建造物です。
ベーリックホール
室内の飾り付け
昭和5年(1930年)、イギリス人貿易商B.R.ベーリック氏の邸宅として、アメリカ人建築家J.H.モーガンの設計により建造されました。 600坪の敷地に建つベーリック・ホールは、木造2階建て、地下部分は鉄筋コンクリート造りで、スパニッシュ・スタイルを基調にしてデザインされています。
東西に長い敷地にあわせて建物も東西に長い形をしており、前面の南側には庭が広がっております。 平成13年(2001年)、建物が所在する用地を元町公園の拡張区域として買収するとともに、建物については宗教法人カトリック・マリア会から寄付を受け、復元・改修等の工事を経て、平成14年(2002年)7月から建物と庭園を公開しています。
フィンランドのクリスマス
山手公園内の山手68番館は「フィンランドのクリスマス」で、「サンタの国のクリスマス」がテーマです。 フィンランドの森の中の小屋をイメージして飾られています。 フィンランドの子供の描いたクリスマスの絵も展示されています。
山手68番館は、昭和9年に建てられた平屋建てで、下見板張りと開放ベランダをもつバンガロースタイルの外国人向け賃貸住宅の一つです。 現在は、日本で最初にテニスコートが設けられた場所である山手公園内のテニスコートのクラブハウス、管理事務所として再生・利用されています。
山手68番館
山手68番館は、2年前から「世界のクリスマス」に参加しています。 山手68番館は、クラブハウスの一室のみを使った飾り付けです。 規模は大きくありませんが、なかなか素敵な雰囲気で楽しませてくれます。
アメリカのクリスマス
外交官の家は、「アメリカのクリスマス」で、「丘の上の暖かなクリスマス」がテーマです。 館の歴史と共に1900年代の古き良き時代のアメリカをイメージして、自然でやさしく暖かなクリスマスを演出しています。
サンルーム
外交官の家は、明治43年、明治政府の外交官・内田定槌の私邸として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により、東京渋谷の南平台に建てられたものです。 木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、アメリカンビクトリア様式で建てられています。
平成9年(1997年)に、横浜市は、内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、山手イタリア山庭園に移築復元し、一般公開しました。 そして同年、国の重要文化財に指定されました。 室内は家具や調度類が再現され、当時の外交官の暮らしを体験できるようになっています。
2階は内田家の人々のプライベートな空間でした。 夫婦の寝室だったこの部屋は、広くて開口部が多く、1階に比べて色調も明るく、かつて広い芝が広がっていた方角にはベランダがついています。 また、窓際にはくつろぎのスペースが設けられています。
寝室から続く八角形のサンルームは、陽子夫人がプライベートルームとして使っていました。 陽の光がふんだんに射し込むガラス張りのサンルームは西洋館に共通の特徴的な部屋といえます。 屋外に出る扉もなく、室内というよりも屋外として捉えられていたようです。
外交官の家
イタリア庭園からの展望
イタリア庭園
また、山手イタリア庭園では、クリスマスイベントの一環として、12月22日、23日の2日間は、1000本のキャンドルを灯しての光のファンタジーが開催されるとのことです。 このキャンドルイベントは昨年から行われています。
オランダのクリスマス
ブラフ18番館は、「オランダのクリスマス」で、「CHRISTMASSY クリスマシー」がテーマです。 オランダでは厳しい寒さの中でも家庭では温かいクリスマスを過ごします。 アットホームなクリスマスが演出されています。
現在のオランダでは、シント・ニコラス(聖ニコラス)のお誕生日と、キリスト降誕祭であるクリスマスの両方を祝うそうです。 ただし、シント・ニコラスのお祭りは子供たちが主役となる楽しいお祭りで、クリスマスはより宗教色の強い厳粛なお祝いであると考えている人が多いとのことです。
ブラフ18番館は、大正末期に山手町45番地に建てられた外国人住宅です。 戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3年まで使用されてきました。 建物は木造2階建てです。1、2階とも中廊下型の平面構成で、フランス瓦の屋根、暖炉の煙突、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、震災前の外国人住宅の特徴がみられます。
平成3年に横浜市が部材の寄付を受け、現在地に移築復元しました。 館内は震災復興期(大正末期〜昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、元町で製作されていた当時の横浜家具を復元展示しています。 平成5年から一般公開されています。
ブラフ18番館
アクセス 山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分 外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分
グラフ18番
入館料 無料 関連するホームページ 横浜市緑の協会 世界のクリスマスその1へ サチさんに作成していただいたスライドショーです 風来坊