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小石川後楽園・渡月橋近くのピンクの枝垂れ桜
ピンクの枝垂れ桜
今年のソメイヨシノの開花予想は、第1回目では昨年よりも1週間程度遅く、東京は3月27日頃でした。 しかし、3月中旬になって4月並みの暖かい日が続き、3回目の開花予報では東京は3月23日となり、その前日の22日に開花宣言が出されました。
「公園へ行こう」という都立の公園・庭園を紹介しているホームページには、この時期「さくら花だより」というコーナーがあります。 このコーナーでは、都立の公園・庭園のみでなく、都内の桜の名所の開花情報が、月曜日〜金曜日は毎日17時に更新されます。
シダレザクラと東京ドーム
小石川後楽園は桜の本数は55本と小規模ですが、3本の素晴らしいシダレザクラがあります。 このシダレザクラはソメイヨシノよりも少し早く見頃を迎えます。 したがって、「さくら花だより」のコーナーでは、小石川後楽園はシダレザクラの開花情報が提供されます。 シダレザクラが有名なためでもあるでしょう!
小石川後楽園の3本のシダレザクラ
今年の東京のソメイヨシノは、22日開花宣言、27日満開宣言と、開花して5日目で満開です。 史上2番目の早さだとか! このためか、シダレザクラとソメイヨシノの見頃の時期が殆ど同じになってしまいました。
大泉水近くの枝垂れ桜
小石川後楽園の入口から真っ直ぐ進むと、正面にシダレザクラが出迎えてくれます。 そして、正面のシダレザクラから渡月橋に向かう散策路の傍に、2本のシダレザクラが咲いています。 1本が白で、1本がピンクです。
ピンクのシダレザクラは遙かに見上げる高さがあり、ピンクの枝垂れが見事な光景を呈しています。 この1本を見るだけで、満足な気分に浸れます。
大泉水近くの枝垂れ桜と東京ドームホテル
ことしは、シダレザクラが遅かったのか? それともソメイヨシノの見頃が早いのか? 小石川後楽園では見頃のシダレザクラのみでなく、ソメイヨシノも楽しむことができました。 随分と得をした気分でした。
小石川後楽園は水戸黄門ゆかりの大名庭園です。 江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の上屋敷の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。 庭園の様式は池を中心にした回遊式築山泉水庭園になっています。
光圀は作庭に際し、明の儒者である朱舜水の意見をとり入れ、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものとなっています。 また、各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されています。
小石川後楽園・渡月橋近くの白色の枝垂れ桜
庭園の名前も、中国の「岳陽楼記」の中の「天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに遅れて楽しむ」から「後楽園」と名付けられました。 小石川後楽園は小石川台地の先端にあり、神田上水の分流を引入れ築庭されました。 また、光圀の儒学思想の下に築園されており、明るく開放的な六義園と好対照をなしています。
渡月橋近くの白色の枝垂れ桜
小石川後楽園は昭和27年3月、文化財保護法によって特別史跡及び特別名勝に指定されています。 特別史跡と特別名勝の二重指定を受けているのは、都立庭園では浜離宮とここの二つだけです。
白色の枝垂れ桜と東京ドーム
小石川後楽園の庭園のすぐ隣には東京ドームがあります。 桜の景観の撮る場合も、東京ドームや東京ドームホテルは気にかかります!
今回も何枚か撮ってみました。
渡月橋近くの枝垂れ桜とソメイヨシノ
庭園内のソメイヨシノ
大泉水とソメイヨシノ
アクセス 都営地下鉄大江戸線飯田橋下車 徒歩2分 JR総武線・東京メトロ東西線・有楽町線・南北線飯田橋下車 徒歩8分 東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園下車 徒歩8分
入園料 300円 関連のホームページ 小石川後楽園 風来坊
内庭のソメイヨシノと東京ドーム
内庭と東京ドーム
内庭のソメイヨシノ