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開成町あじさい祭り その1 (H20.6.13)

アジサイの里


アジサイの里



あじさいの里入口


足柄郡開成町は神奈川県で一番小さな町です。


開成町はあじさいの名所として有名です。

今年も6月7日(土)〜15日(日)の間、「2008年開成あじさい祭り」が開催されました。



あじさい祭りが開催されている場所は「あじさいの里」と呼ばれています。


この「あじさいの里」がある開成町北部地域は、農業振興地域ですが、水路やほ場が未整備で、農業経営の合理化に支障をきたしていたため、昭和53年から農業基盤総合整備事業が実施されました。


アジサイの里



ほ場整備により整備された農道とあじさい



アジサイの里の散策路

ほ場整備事業は、農地と用排水路、農道等を農作業がしやすいように一体的に 整備するとともに、換地を効果的に取り入れ、零細で分散していた農地を集団化することで、 効率的な営農ができることを目的としています。

また、ほ場整備に併せて非農用地の創設や 再配置を行うことによって、地域の計画的な土地利用が可能となるなど、農村地域の総合的な 社会資本整備の役割も果たしています。


北部地域のうち、上島・金井島地区のほ場整備(17ヘクタール)は昭和58年に完成しました。

ほ場整備により、水田、畑、農道や用水路が整然と整備され、農作業には非常に便利になりましたが、施工前の自然の景観が失われ、味気ない機能的な地域になってしまうため、緑化事業を推進することになりました。


アジサイの里の散策路



アジサイの里の光景

具体的には、町の花あじさいを農道や水路沿いに植え、今までのあじさいの名所にない風景を作り出すことを目的に、昭和58年に1420株、昭和59年に3580株、合計5000株が植裁されました。

植裁対象面積は17ヘクタールで、植裁延長は10.6kmにもなるそうです。

あじさいの種類は西洋アジサイと額アジサイで、事業費は350万円だったとのことです。


将来的に農業従事者と地域住民のふれあいの場となるよう、この地域一体を「あじさい農道」と名付けられました。

その後、あじさい祭の開催に伴って町外にPRする必要が出てきたことから、面的な広がりを表現するために平成3年度から「あじさいの里(あじさい農道)」と呼ぶようになっています。


アジサイの里の光景



アジサイの里の用水路



用水路は水も豊富です

開成町のあじさいは有名であり、「開成町あじさい祭り」も神奈川県では盛んに宣伝されています。

しかし、風来坊のところからは、少し遠い感じがしていて、これまで行く機会がありませんでした。

今年3月に横浜市営地下鉄グリーンラインが開通しましたが、この開通によって風来坊のところから、小田原方面に向かう小田急線へのアクセスが俄然良くなりました。


ということで、最寄り駅の横浜市営地下鉄「センター南駅」から、開成町あじさい祭り最寄り駅の小田急線「新松田駅」までの所要時間を調べたところ、中山駅、町田駅経由で1時間20分です。

60分程度で行ける鎌倉や都内の公園・庭園よりは少し遠いですが、年に何回も行っている昭和記念公園とは殆ど変わりません。


アジサイの里の用水路



親しみ橋付近のアジサイ

横浜市営地下鉄グリーンライン開通による短縮時間は10分程度ですが、これまでは乗り換えが多いので、調べもせずに遠いと錯覚していたようです。

6月8日に開成町あじさい祭りを見に行ったネットの友人から、「アジサイは少し早かったですが、ヤマアジサイが綺麗でした」との情報が寄せられました。

週末は予定が詰まっていることから、梅雨の晴れ間の6月13日に行くことにしました。



親しみ橋


小田急線新松田駅から徒歩25分ということでしたので、散歩を兼ねて歩く予定でしたが、新松田駅に着くと「関本行き」のバスが発車寸前でした。

運転手に聞くと「アジサイの里」を通るとのことでしたので、予定を変更してバスに乗車しました。

バスは、10分足らずで最寄りの停留所に到着しましたが、バスの乗客は殆どがあじさい見学の人達でした。


親しみ橋と虹



アジサイの里の用水路

「アジサイの里」に到着すると、ほ場整備により整然と区画整理された田畑が拡がっており、農道も真っ直ぐに延びていました。

田畑を碁盤の目のように区切る道や水路があり、それに沿って5000株のアジサイが植えられているとのことです。


水田には稲が植えられており、のどかな田園風景とアジサイとが見事にマッチしていました。


あじさいの里からの富士山は絶景とのことですが、天気が良すぎて、富士山は残念ながら霞の彼方でした。

アジサイはすべての農道に沿って植えられていますが、メインの水路がある水辺公園付近が一番の見所のようです。


アジサイの里の用水路



整備された農道とあじさい



アナベルも見頃です

また、「アジサイの里」のほぼ中央付近にある「したしみ休憩所」の傍にはアナベルも植えられていました。

近年人気のアナベルですが、ここのアナベルも最近植えられた感じです。

随分色が白くなっており、見頃を迎えつつありました。


アクセス

小田急線新松田駅・JR松田駅から徒歩25分。

小田急線新松田駅・JR松田駅から関本行きバスで「アジサイの里」下車。バス乗車時間は7〜8分。

シャトルバス

小田急線開成駅西口からシャトルバスが運行されています。

片道150円。一日乗り放題500円。


整備された農道とあじさい



整備された農道とあじさい


駐車場

臨時駐車場が開設されています。500円

入場料:無料

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          風来坊


整備された農道とあじさい


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